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ホシノシズク  作者: ひろ
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第一章 物語の始まりに

まえがき


第一章は物語の導入を書いているため本編と呼べるのは第二章からかもしれませんのでそこだけご了承ください。登場人物の年齢、身長、性格はあとがきに書いています。

河川敷に痩せこけ歩くのもままならないような青年が1人。その青年は1人の男性を見つける。そのコートには財布のような物が入っているではないか。男性は青年よりも少し背が高いがやむを得ないと思い。青年はぼそっとつぶやく。

「生きるためだ…」

青年は勢いよく目の前の男性に飛びつく。狙いはもちろんポケットに入っていた財布だ。しかし、現実は無情にも男性はなにか格闘技をやっていたかのような腕さばきで青年は手首をつかみ捕らえる。その男性は青年の顔をまじまじと見つめ、その男性は目を輝かせながら口を開く。

「君は金がないのかい?」

手首をつかまれたまま青年も応答する。

「だからなんだ!通報するならすればいいだろ!」

「そんなことしない。それよりも腹が減っているのだろう?なにか食べながら話をしよう。」

そう言われた青年はその怪しい男性についていくしかなかった。

「なにか食べたいものはあるか?」

男性のその問いに対し青年は

「できれば蕎麦が食べたい…です。」

と正直な思いを話した。

蕎麦屋に入り席に着くと男性は

「本題に入る。君にはうちで働いてもらうぞ。」

青年は慌てふためきながら応答する。

「な、何でですか?」

「単純に労働力が足りないんだよ。」

男性は囁くように言う。

「給料だって出すし、社員寮だってある。君、なにかしたいことがあるんだろう?」

青年は心が折れ、もう流れに身を任せようと思った。


社内に入るそこには三人の男女がいた。

先ほどの男性が口を開く。

「それじゃあ自己紹介してくれ。」

青年は少し躊躇いつつも口を開く。

「実は、何も思い出せないんですよ。言語とかそういうのは覚えてるんですが、自分が誰で何をしていたのかなんにも思い出せないんです。」

社内が少しざわついた。男性は気まずそうに「では、私から」と自己紹介を始めた。

「私の名前は三水井博満サンズイヒロミツだ。この会社の社長だ。」

続いて顔に傷のある男性が自己紹介を始める。

「どうも、赤井誠アカイマコトだ。よろしく。」

続いて天然パーマの女性が

森陽菜モリヒナです!」

森が横にいる女性に目線を配る。女性はたどたどしく言葉を発する。

「し、清水凛シミズリンです。よ、よろしくお願いします。」

博満が3人に尋ねる。

「この子なんて呼べばいいかな?」

森が一番に提案する。

「みんなで一文字ずつ選んでそれにしよ!」

それを聞き赤井が聞き返す。

「人の名前をそんな方法で決めるのか?」

森は「とりあえず1回やってみよう!」と紙を配る。

青年は不安な気持ちでいっぱいだったが止める勇気などなかった。


結果、青年の名前は加藤輝樹カトウテルキに決まった。青年改め輝樹はこのような決め方をしても意外とちゃんとした名前になるものなのだなと思った。

もう夜遅くになっていたため輝樹は博満に問う。

「そういえば社員寮というのは?」

博満は答える。

「ここだよ。」

「へ?」

輝樹は思わず気抜けた声を出した。

「誤解しないために言っておくが3階に3つの小部屋とキッチン、広間がある。その小部屋でみんな寝てもらっている。」

輝樹は博満の説明を聞いたが少し戸惑った。なぜならば社員は自分含め5人なのにも関わらず部屋が3つしかないと博満は言っていたのだ。輝樹はそのことを確認すべく博満に問いを投げかける。

「つまり、相部屋ってことですか?」

「そうなるね。でも安心して、新入社員が入らなければ君は1人部屋だから。」

輝樹はその話を聞き少し安堵したもののいつか来るかもしれない新入社員が怖い人だったらどうしようと悪い妄想をしてしまった。

そんな話をしている頃にはみんな部屋に行き仕事場には博満と輝樹だけがのこっていた。

「風呂は近くに銭湯があるからそこで入りな。みんな3日に1回とかしか入ってねーけど。」

博満は続けて言う。

「ほらよ。」

博満は輝樹に荷物の入ったトートバッグを投げた。

「な、なんですかこれ?」

博満は呆れた顔で答える。

「着替えだよ。いつ新入社員が入ってもいいように会社に置いてたやつ。」

博満は間を置いて続ける。

「流石に何日も野宿してて風呂はいらないはないだろ?」

博満はそう言うと輝樹を半ば強引に近所の銭湯へ連れて行った。


こうして1日が終わった。新しい会社。新しい名前。輝樹は失った自分をいつか見つけるための生活の場を入手したことに喜びを感じた。


明日は初仕事だ。

あとがき


読んでいただきありがとうございました。初投稿ですが楽しんでいただけたでしょうか。こういうものを書くのは始めてだったので至らぬ部分もありますがどうぞよろしくお願いします。

登場人物の容姿や性格についての情報が少ないのでここで少し説明させていただきます。(そこまで重要でもないです。)

三水井博満

48歳・見た目52歳

身長182で48とは思えないほど力がつよい。結構ガッチリしている。

財布をポケットに入れたりと色々不注意。

赤井誠

26歳・見た目26歳

身長172cm。いたずらっ子。

学生の頃は森とヤンチャしていたがナイフで顔を切られてからは少し大人しくなった。

森陽菜

24歳・見た目24歳。会社内では最年少。

身長152cm。こちらもいたずらっ子。

学生の頃にヤンチャしていたが赤井が大人しくなったため次第に収まっていった。だか根は変わらない。

清水凛

26歳。見た目26歳。

清水168cm。人見知りで臆病。

社内で心を打ち明けているのは今のところ森と博満だけ。

加藤輝樹

年齢不詳。見た目は26歳。

身長172cm。現時点での性格は人見知りで臆病。

本作の主人公。(作者の意思が揺らがなければ。)


ちなみに加藤輝樹の漢字は

加→赤井

藤→凛

輝→博満

樹→森

が考えて提出しています。凛は失敗しないように汎用性のある「藤」の字を選んでいます。凛は結構考えて漢字を書いたので一番書くのが遅かったです。


社員は大体同い年のように見えています。そのため初対面でも森、赤井はタメ口で話していました。このような本編に関わらない設定はあとがきで書こうと考えています。よかったら第二章を読んでもらえると幸いです。以上!

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