共通する違和感
今回もかなり遅れましたすいません...。
ティルナノーグは物語構成がかなり複雑な話でして...。
まぁそんなことはさておき
いせロリ豆知識⑥
実は七大悪魔は全員そんなに仲良くないよ!でも皆、サタンだけは尊敬してる。やっぱり1番上だからね。
「それ...界憶の大樹と一緒すぎない......?」
その類似点の多さに、思わずそんな言葉が漏れ出てしまうルヴラ。
「そうじゃな...。あまりに似すぎておる......」
界憶の大樹がある国、ルズシュバラの王であるアヴァロンは、何故ルズシュバラからかなり離れているティル・ナ・ノーグに、似たような樹があるのかと疑問に思い、一同思考する。
「今、貴女達は、ユグドラシルという樹と、この樹、マビノギが似ているという事に疑問を抱いている。で合っていますか?」
「...はい。そうです」
リャナンシーは今の状況を見て、そう問いかけると、リノアがそう答える。すると、リャナンシーは何かを考え初め、難しそうな表情をし、無言になる。数秒後、口を開き始める。
「実は私達の国にある、このマビノギという樹は、何故記憶する能力を持っているのか、厳密には分かっていないのです」
リャナンシーのその発言を聞き、アヴァロンは目を大きく開いた後、再び思考し始める。何故か?理由は簡単だ。界憶の大樹もどうして記憶する能力を持っているのか不明な為だ。
「...その表情、貴女のところの樹、記憶する能力がどこから発生したのか分からない。って感じみたいですが...」
アヴァロンはリャナンシーの洞察力を見て少々驚くも、すぐさま平常心を保ち、素直に肯定する。
「......その通りじゃな。妾の所の樹、界憶の大樹も何故記憶できるのか分からん。そこまで難しく考えたこともないからのぅ...」
〝あ、そういえば疑問に思ったんですけど、良いですか...ね......?〟
数分の間無言で居続けていると、何かを思い出したのか、相手の表情を伺いながら小さく挙手するシフィ。皆、そっちの方を向き、リャナンシーもその質問に笑顔で頷く。
〝ティル・ナ・ノーグには妖精王さん達に担当する物があると思うのです。例えばリャナンシーさんなら『循環』とか...。その担当について詳しく知りたいです......!〟
シフィは、今まで見た事程にキラキラした顔をしながらそう言うと、リノアやルヴラも確かに。と声を出す。
「確かにそうですね。それをお伝えしなければ、貴女達の信頼を完全に得るのは難しいですしょうし...」
「いや、妾達は先程の話でお主がどのような人物像なのか分かったし、わざわざ妾達の信用を得ようとしなくて良いのじゃぞ...?」
「......え?そうなのですか?」
アヴァロンの言葉を聞き、呆気にとられながらリノア達にそう聞くリャナンシー。そんなリャナンシーを見たリノア達は、無言で目を合わせる。
「リャナンシー様って、もしかして意外と天然ですか?」
「天然...ですか......?確かに私が携わっている領域の動植物は天然ですけど...」
リャナンシーの想像以上の天然さに驚いているのか、呆れているのか、目が点になっているアヴァロン達一同。そんな気持ちの中、ヴァンシーの方を向くと、ヴァンシーは目を伏せながら首を横に振る。どうやらこの件に関しては何も言いたくないようだ。
「......これは何とも...」
皆の複雑な気持ちを分かっていないのか、首を傾げ、何のことか分かっていないリャナンシー。その表情を見て、苦笑いをする一同であった。
「まぁそんな事は置いといて、ティル・ナ・ノーグにおける各妖精王の担当の話です」
満面の笑みで話を強引に戻すリャナンシー。やっと本題に入ったか...。言わんばかりに、後ろでため息をするヴァンシー。
「ティル・ナ・ノーグでは、私達妖精王を総称して、四大精王と呼ばれているのです」
「四大精王...」
「なんとも威厳のある名じゃな」
一同、ティル・ナ・ノーグ独自の単語を聞き、感嘆の声を上げる。
「大地と植物全て、それと生命を携わる『循環』、水と歌、感情を携わる『守護』」
リャナンシーは話を続け、担当毎に分かりやすいようにと、指を1つずつ上げていく。
「炎と日、力を携わる『光』、そして最後に風と夜、病を携わる『死』」
「循環と守護と光...」
「そして"死"か......」
ゆっくりルヴラが数えていると、何を思ったのか、目線を鋭くし、リャナンシーが最後に言った妖精の担当を、独り言のように呟くアヴァロン。
〝なるほど...ありがとうございます!リャナンシーさん!〟
シフィは満面の笑みでそう答えると、リャナンシーも満面の笑みで頷く。しかし、その直後、一瞬だけ悲しげな表情を見せる。その表情を見逃さなかったルヴラは、リャナンシーの肩に手を置く。
「何か、隠していることがあるのではないですか?」
ルヴラの洞察力に驚き、一瞬狼狽を見せるも、顔を少し俯かせ、首を横に振った後
「...今はまだ、話すべきではないです......」
と言い、リャナンシーは奥の部屋へと向かう。ルヴラは後を追おうとするも、腕を組んでいるヴァンシーが前に立ち塞がり、ルヴラと後ろにいるリノア達を睨みつける。
「この先は母上のプライベートゾーン、関係者以外立ち入り禁止だ」
と、突然のルールを告げて。
「そ、そんな!!」
〝ここまで連れてきて急に突き放すんですか...?〟
皆、思い思いの言葉をヴァンシーに言うが、ヴァンシーは目を開き、皆にこう告げる。
「文句があればティル・ナ・ノーグから出ていくと良い。我々の国ではこれがルールだ。従えないと言うならそれまで」
先程とは違う、ドスの効いた声色で、まるでこれ以上は踏み込むな。と言っていような、そんな雰囲気を感じ、不本意ながらも沈黙し、マビノギから離れるリノア達。すると、その沈黙を破るように文句を垂れるルヴラ。
「少し理不尽だよ...。文句があるなら国から出ていけ〜って脅しなんて」
「しかし、この国のルールなのではあれば従うしかあるまいな。"郷に入っては郷に従え"、とある国では、そんな言葉もある訳じゃからのぅ」
「それ、どういう意味なの?」
ルヴラはアヴァロンの放った言葉に聞き馴染みが無く、首を傾げて質問をするルヴラ。
「国毎にマナーとルールがあるから、それは最低限守ろうねって話。じゃなきゃ、その国にいる人達に迷惑になってしまうからね」
ルヴラの質問にクゥロはすぐさま答える。その説明を聞き、口先を尖らせ、ほー。と声を漏らすルヴラ。
「って、そんなことよりカラ様ですよ!どうするんですか!!今の状況じゃ治そうにも治せないですよ!」
〝今の状況だと完全に詰みですよね......?〟
リノアがカラの事について話す。確かに今の状況は詰みである。国のルールによりリャナンシーの後を追うことが出来ない。それはつまりカラを治すことが出来ないのと同意義だからだ。そのため、一同考える。
「君たち、もしかして治したい人がいるのかい?」
突如、リノア達は何者かに話しかけられる。
「だ、誰!?」
皆、辺りを警戒し見回していると、草むらからガサガサと擦れる音が聞こえ、一人の妖精が現れる。
「君たち...何か困っているようだが。大丈夫かね?」
「あ、貴女は......?」
リノアは目の前にいる眼鏡をかけた黒髪の妖精を見て、思わずそう質問する。
「オレか?オレは...ただのこの国の住人さ」
目の前の妖精は一瞬何かを考えるも、そう言い切る事にしたように見えた。そんな異変見て、アヴァロンは少しだけ目を細める。
「オレ......」
しかしリノア達は目の前の妖精から放たれる一人称を聞き、少しばかり驚きの表情を見せる。何故なら目の前の妖精は女性だからだ。
〝あの...どうして一人称がオレなんですか?〟
疑問に思ったシフィはただ単純にそう質問すると、目の前の妖精は高らかに笑い始める。
「確かに、一人称がオレの女なんてそうそういねぇから、そんな疑問が湧くのも仕方ねぇわな!まぁなんだ!一人称は気にしないでくれ!」
「そうですか...ならわたくし達も何も言いませんよ!ね!」
リノアは皆に確認するように振り向くと、皆、当然。と言わんばかりに微笑み、無言で頷く。
「...しかしその様子じゃ、多分リャナンシーのプライベートゾーンに触れた、もしくはその前に追い出されたってトコだろ?」
声のトーンが急に下がり、図星な事を言われるリノア達一同。その言葉に、皆、驚愕する。
「え、どうしてそれを...?」
「わかるさ。アイツはオレの幼なじみだからな」
「お、幼なじみ!?」
その複雑な表情から、衝撃の事実が放たれ、リノア達は驚きを隠せずにいる。
「という事はリャナンシーさんのことをよく知ってるってことですよね!?」
「あぁ、もちろん。あいつの事は誰よりも知ってるさ」
先から煙が出ている細長い筒状の紙のようなものを口にし、煙を吐きながら、哀愁漂う雰囲気でそう答える妖精。
「...ん?なんですか?あの口にあるもの」
「あれはおそらくトゥバック。あまり健康に良くない物じゃぞ。それに、子供が吸うものでもないしのぅ」
見たことない物にリノアは素直に口に出すと、アヴァロンはその疑問にすぐさま答える。
「そ、そうなのですか...」
「そうだ。吸ってる本人のオレが言うのもアレだが、これはあまり吸わない方が良い。だから大人になっても吸うな。な?」
「...そうですか......」
目の前の妖精は、リノアやルヴラ達にそう言うと、何人か少しだけシュンとする。どうやら気になっていた様子だ。そんなリノア達を見て、思わず笑みが零れる妖精。
「まぁ、そんな事よりもだ。こっちに着いてきてくれ」
トゥバックのある程度吸い終わると、付いている火を消し、草むらの中へと進んでいく。リノア達はそんな様子の妖精に、慌てて着いていく。
〝あ、あの...流石に名前を教えてくれませんか...?なんて呼べば良いか分からないのですが...〟
「あー...確かにそれもそうだなぁ。オレの名前はレーシーだ。今後ともよろしくな」
「レーシーさん...よろしくお願いします!」
やっと名前が分かり、皆、少しだけ頭を下げ、改めて挨拶をする。
「それで、レーシーさん。今どこへ向かってるの?」
ルヴラは草むらを掻き分けながら突き進んでいくレーシーにそう聞くが、レーシーはただ微笑むだけで何も答えない。
「...何なんでしょう?」
「さぁ...。とりあえずついて行って見ればわかるんじゃないの?」
「それもそうか!」
そんな話をしつつ、皆、レーシーの後をしっかりと着いていく。しかし、周りは草だらけで、道もない。こんなところに本当に何かあるのか...?そう思いながら進んでいると、謎の光が見え始める。
「さて、もうそろそろ着くぞ」
「だんだん光が強くなってる...」
草をかき分けていく度に光が強くなり、リノア達はその眩さに思わず目を伏せる。しかし、目を伏せながらも何とかレーシーに着いていく一同。
「ははっ。そりゃあそうだろう?何せ、ここは過去を呼び起こす"白光の泉"だからな」
完全に森から抜けると、そこには燦然と光り輝く白い泉があり、リノア達はその美しさに目を奪われるのだった。
リャナンシーと幼なじみって言ってたけど、2人共何歳なの?
「女性に年齢聞くなんて、デリカシーがないな」
あ、確かに...。でも知りたくてさ
「うーん。そうだなぁ......ふっ。オレとリャナンシーの歳なんてこの先わかるんじゃねぇか?」
え?そうなの?
「あぁ。ってかお前文字なのになんでオレらの年齢分かんねぇんだよ」
そこまで教えられてないからだよ!




