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転生概念における願望空想論  作者: coll
黄金郷編
52/91

国文化の違い

2月がいちばん寒いってどういう事ですか?時期遅れすぎじゃないですか?意味不明なんですけど!!

「イ、イファ!?なぜ生きとるんじゃ!?」


アヴァロンはかなり驚愕する。それもそうだ。アヴァロンが話していたエルドラドの話は1760年も前の事。普通の人間であれば生きてはいない。


「生きてるって...。あぁ、そういえば話してなかったですね!エルドラドの民は長命種なんですよ!」


「ちょ、長命種...」


「アヴァロン以外に初めて出会ったかも...人間の長命種」


「いやでもアヴァロンって精霊みたいな括りだから人間って言うのは...」


イファが長命種という事を知り、カラ達は小声でそんな事を話し出す。


「長命種...。それにしては容姿が変わってないようじゃが...」


「んー...それは寿命が長いからだと思う」


〝どのくらい長いのですか?〟


シフィはイファにそう質問すると、イファは必死に思い出すようにうーんと唸る。


「あ、思い出した!エルドラドの民の寿命は大体一万年かな!」


「い、一万!?」


「一万って...。普通の人間って100年生きたら凄いよねじゃなかったっけ...?この世界の人間凄いな...」


エルドラド人の寿命を知り、酷く驚愕するカラは元いた世界の人間との寿命を比べる。しかし


「この世界の人全員が長命種なわけないですよ!!わたくしも驚きですよ!」


「本当にそうだよ...」


と、リノアとルヴラも、エルドラド人の寿命の長さに驚きを隠せないと告げる。


「いやぁ...でも、生きておると知れてよかったわい」


「イファも!アヴァロンが長命種だって事は気づいてたけど、まさか生きてるだなんて思わなかった!」


アヴァロンと会えて嬉しそうなイファは、満面の笑みでアヴァロンと話す。そんな二人を微笑ましく見守るカラ達。


「そういえばあの時、妾は剣聖じゃったが、今はもう剣士の最高峰。前人未到の剣神の称号を貰ってるんじゃよ」


ドヤァ...。と、自身の剣神と言う称号をイファに自慢するアヴァロン。そんなドヤ顔している今の彼女は、何万と歳を重ねているようには見えない。


「え!?ほんとに!?凄ーい!!」


「そうじゃろうそうじゃろう!」


イファもアヴァロンの期待通りの反応をし、アヴァロンも嬉しそうだ。


「そうじゃ、イファの家ってこの人数泊まれるかのぅ?」


「え?アヴァロン達をイファの家に...?」


カラ達を見ながらイファはうーん...と考える。少しキツイか?なんて思いもしたが、イファが喋るまで待つ。


「ママに聞かないと分からないかもです!」


「まぁそれはそうだよね...」


「一応着いていくだけ着いて行きます?」


「そうだね。私達も着いていこう」


リノアの提案により、念の為イファの後を着いていくことになったカラ達。イファの家に着くまでの間、エルドラドについてイファに質問する。


「エルドラドってどういった国なの?」


「んー...簡単に言えば、魔法工学が進んでる国って言えばいいのかなぁ...」


「魔法工学...?」


聞いた事のない単語だ。宇宙工学とかと似たような物なのだろうか...。なんて思っているとルヴラが突然


「魔法工学!?」


と、目を輝かせながら大声で反応する。あまりの声の大きさにカラ達は耳を塞ぐ。


「い、いきなりどうしたの...」


「魔法工学って言うのは、僕がやってる魔道具を作ったりする事を言うんだよ!!」


「そ、そうなの!?」


なるほど、通りでルヴラが興奮しているのか...。


カラ達はルヴラが興奮している理由に納得する。つまりこの国は、魔道具作成が盛んな国という事だ。


「ねぇルヴラ。もしかしたらここに貴女のお母さんのことが書かれてるかもしれない」


リノアはそうルヴラに言うと、ルヴラは先程のキラキラと輝いた表情から一変、真剣な表情へと変わる。


「うん...」


ルヴラのお母さん。この世界に来て間もない時にその話を俺は聞いて、そしてその話を今でも俺は覚えている。ルヴラのお母さんは、ルヴラが今よりも幼い時に亡くなっている。ルヴラはお母さんのことを覚えているのだろうか。それとも...


そんな事を思いながらルヴラのことを心配そうに見つめるカラ。そんなカラを見て、クゥロは頭に手を置く。


「え...」


「ルヴラの事が心配なのは分かる。私も一緒だし。でも、私やカラが思ってるよりもルヴラは強いから、そんなに心配しなくてもいいと思うよ」


そう言いながら、クゥロはカラの頭を撫でる。クゥロの言葉に頷き、クゥロの撫でを受け入れるカラ。


〝ルヴラさんに関係するものがあればいいですね!〟


「ありがとう〜!シフィたーん!!」


むぎゅーっとシフィを抱きしめるルヴラ。ルヴラの顔は幸せそうだが、シフィの顔は虚無顔だった。


「えっと...もう質問終わり?」


イファはそう質問すると、クゥロが小さく手を上げる。


「はいそこの子!」


「この国に王のような存在の人はいるの?」


そう質問すると、イファはうーんと困ったような表情になる。そんな反応にザワつくカラ達。


「王と言う訳では無いですが、アンデス様がエルドラドで一番偉い人ですかね!」


「アンデス様...」


〝王じゃないのですね...〟


カラを除いた皆は、自分たちの国の政治とエルドラドの政治の違いに驚く。そんな中カラは、アンデスって、アンデス山脈でしか聞いたことないや...。と、別のことを思い出していた。


「妾が前に来た時もここの統治者は、アンデスという者じゃったのか?」


「うんそうだよ!さっき言ったように、エルドラドの民は長生きで、その中でもアンデス様は特に長生きなんだ!」


「ふむ...そうなのか...」


「アヴァロン様より長生きなのですかね?」


「流石にそれはないんじゃない?」


〝いいえ、まだ分かりませんよ...!!〟


何故かリノア、ルヴラ、シフィの3人は、アンデスが、アヴァロンより長生きかどうかを当てるゲームをしているようだ。楽しそうでなによりだ。と、カラは3人を見て微笑む。


「先程言ったように、アンデス様は王という訳無いですが、人々から英雄王って言われる程に親しまれているんです!」


「英雄王...」


アーサー王みたいな称号だな...。と、カラはその英雄王と言う単語を聞いて、別のことを思い出す。


「英雄王...聞いたことある?」


「いや無いです...」


クゥロはエルドラドの英雄王と言う聞いた事のない言葉をリノア達に聞くが、当たり前に聞いた事がないという。


「アヴァロンは?」


「エルドラドにおる英雄王、うーむ、知らんのぅ...。」


何万と生きているアヴァロンに聞いても、アヴァロンは知らないと答えた。つまり、エルドラドの情報は一切外に出回っていないということだ。


「流石のアヴァロンでも知らないとなると、本当にエルドラドって遮断されてるね...」


「そうですね...」


「あ!あれがアンデス様の像ですよ!」


イファが指を差した方を見ると、そこには金色に光っている大きい像があった。


「すごい大きい...!」


「いやめっちゃ目に悪いな...」


事実、その像は金でできており、光こそ当たらないから良いものの、ずっと見つめていると、目が痛くなりそうな程の金色なのだ。


「うん...それは思った」


〝ずっとは見られませんね...〟


そう言い、カラ達はそんなに見れなかったアンデスの像を後にする。


「後でアンデス様にご挨拶にいかないとですね!」


「うんそうだね」




「よし着いた!ここだよ!イファの家!」


「おぉ...変わっとらんのぅ...」


い、いや...大きくない!?話で聞いた限りそこまで大きくないだろうなって思ってたら、普通に広いんですけど...!?


「ママ〜!!ただいま〜!」


「ん?あら、おかえり...え!?アヴァロンちゃん!?」


「お久しぶりじゃのぅ、母君や」


「久しぶり...。そしておかえり...」


イファのお母さんはアヴァロンを見るやいなや、すぐさま抱きつく。カラ達はその様子を黙って後ろで見ている。


「あら?この子達は?」


「この人達は、アヴァロンの仲間だよ!」


「そうなの?」


イファのお母さんにそう質問されたため、素直に


「はい、私はアヴァロンの仲間で友人のカラと申します」


「私はクゥロ。貴女のことはアヴァロンの話で知っています。会えて嬉しいです」


「わたくしはリノアです...。よ、よろしくお願いします...」


「はいはーい!僕は───」


そうやって、皆順々にイファのお母さんへ挨拶をする。


「私、偉い立場の人になった気分だわ...」


「...確かに」


皆、丁寧に挨拶したせいで、一見すると王へ謁見する時みたいな事になっていた。


「と、言うことでママ!この人達ウチに泊めることって出来る!?」


「そうね...」


イファのお母さんは、カラ達を見て、うーん悩みながらと顎に手を当てる。その様子を見たカラ達は無理っぽい...と薄々感じる。


「いけるけど、料理をどうしましょう...」


「え...?い、いけるんですか?」


「泊まるのは勿論いけるわ。でも、料理が...」


そう言うと、リノアがピンッと手を綺麗に挙げる。


「わたくしに手伝わさせてくださいッ!!」


その表情は真剣そのもの、本人は至って真面目なのだが、そこまで真剣になる必要はあるのだろうか。カラはそんな事を思ってしまう。


「リノアちゃんが手伝ってくれるの?」


「はい!!もちろんです!!」


リノアは、ふんす!と鼻息を鳴らす。こんなリノアを見たことがないカラ達は、少しだけ困惑する。だが、リノアの自己申告のおかげでカラ達は宿に困らずに済めた。



「お邪魔します...。おぁ〜...!!ここがイファさんのお家ですか...」


「広〜...!」


〝凄いです...〟


イファの家に入るカラ達。予想通り中もとても広い。その為カラ達は家を見回し、感嘆の声を漏らす。しかし、次に見えたのは、何かに手を伸ばしている、美しい女性のオブジェだった。


〝何でしょうあれ...〟


「あれも金でできてる!」


「人みたいですね」


カラ達はその謎のオブジェを見て、頭をフル回転させるが何の女性か分からない。


俺だけならまだしも、リノアやクゥロ、アヴァロンまで分からないか...。やはりエルドラドは謎に包まれてる国だなぁ...


カラはクゥロ達の反応を見て、そんなことを思う。すると、イファのお母さんが女性のオブジェについて答える。


「この像の女性はウルカグアリーと言うお方で、この場所、エルドラドで魔道具に必要な鉱石、魔鉱石と言う存在を生み出したエルドラドの神様なの」


「ウルカグアリー...」


「そんな神様聞いた事ない...」


あまりにも独自すぎる文化を築き上げているエルドラドに、カラ達は驚きの連続で、困惑や感嘆と言った様々な感情が湧き出る。


「このウルカグアリー様も、言い伝えで存在したと言われているだけだから、生きていたとは限らないのよね...」


「そうなのですか...」


神、と言っても伝承によって語り継がれてきた存在。実際に存在したかは分からない。日本人の俺はそんなの関係ないと思ってしまうが、この世界の人は、存在したかどうかに重きを置いているのか...?それともエルドラドの人達だけなのだろうか...。


カラはこの世界の崇拝理念について、少しだけ疑問を抱く。しかし、それは悪い意味ではなく、ただの知識としての疑問で、だが。


と、そんな話をしながらカラ達全員は、自身の荷物を端っこの方に置く。


「荷物全員の分置いたかしら?」


「はい!」


「なら、エルドラドに来たばかりだから、あなた達観光したいんじゃないかしら?」


その話題を聞いた瞬間、ルヴラとシフィは目を輝かせた状態で、首を縦に振りまくる。


「うふふ。イファこの子達と一緒にエルドラド見回る?」


「〜っ!!うん!!」


イファのお母さんはニコニコ笑顔でイファに聞くと、イファもルヴラ達と同じような表情になる。


「じゃあ行ってきます!!」


「はい行ってらっしゃ〜い」


イファのお母さんは優しい笑顔でカラ達のことを見送る。ちなみにメタトロンは、イファの家の床で眠っている。



「優しいお母さんですね!」


「えへへ、でしょ?」


エルドラドの街中を歩きながら、イファと話すリノア。その間ルヴラは、前と同じく1人でほっつき歩いている。おそらくエルドラド特有の魔道具に興味がそそられたのだろう。


「そういえばさっきの話で思ったんだけど、主とか神様とか、まるで違う存在のように皆言ってるけど、主と神って同一の存在じゃないんだね」


イファとリノアが楽しく話している後ろで、カラはふと、そんな疑問をアヴァロン達にぶつける。


「あー...そういえばお主は訓練しかしておらんかったせいで、ユピテルから聞いておらんかったのか」


「え、もう皆には話してたの?」


「あぁ、そうじゃよ」


アヴァロンの言葉を聞き、カラは少しだけ悲しくなる。それと同時に、エリュシオンに出る前に話してくれても良かったのに。とも思う。


「妾もユピテルから聞いて知ったのじゃが、主は神様よりも上の存在なんじゃよ」


「そうなんだ...」


「この世界を統治するに足る力を持った7柱の神が主なんじゃ」


アヴァロンの話を聞き、ゆっくりと頭の中で整理をするカラ。


「んと...つまり、この世界には神がかなり存在していて、その中で力を持った7柱の神が主として選ばれているってこと?」


「そうじゃな」


なるほど...。え?という事は、あの幼く可愛い主のラーもそれほどの力を持っているってことなんだ...。


カラはラーの太陽のようにキラキラ輝いている笑顔を思い出しながら、戦々恐々とする。


「それを聞いてて、ずっと思ってたんだけど、シヴァ様の腕を破裂させたアザゼルって、本当にやばかったんじゃない?」


〝確かにそうですね...〟


「いくら、主に力の差があるからって、腕を破壊するなんて...」


クゥロは、エリュシオンの戦いで見たアザゼルの強さを改めて考える。カラやシフィは恐怖する。


「しかし、あの時のアザゼルは、ゼウスの全力を喰らい続けて、ギリギリのところでロストワールドによって耐えた、言わば最強の状態でのアザゼルじゃからなぁ...」


「それもそうか...」


あの時のアザゼルは条件が揃っていた。だからこそ、最も警戒するべきであったのだ。


〝そう思うと、アヴァロンさんってよくアザゼル倒せましたよね...〟


「あれはカラが放った光線のおかげでもあるんじゃよ。あの時、アザゼルの片腕を消し飛ばしてくれたおかげで倒せたんじゃ」


アヴァロンはカラの頭をワシャワシャと撫でながらそう言う。そんな状況にカラは少し照れくさそうに笑う。




「どうやら俺の話題が出たみたいだが、俺の強さが分かったようだな」


正直、アザゼルは強くしすぎた感あるかなぁって作者も言ってたよ。


「作者も言ってたってか、テメェが作者みたいなもんだろ」


う...。ま、まぁそういうことにしておこうかな


「あァ!?なんだ文字テメェ!そんなんで逃げんのか!?」


ヒィィ...!!や、やめてください!アザゼルさn


【ただいま、映像を変えて放送しております】

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