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転生概念における願望空想論  作者: coll
エリュシオン編
46/91

恐怖は突然に

今年ももう終わりますね...。皆さんは今年どうでしたか?私はそんなに変わらずです。


ですが来年もこの作品を執筆し続けますよ!!

「で、ここからどうすんの?」


「そうですよ!!どうするんですか!!」


「くぅ...」


「メタトロンも寝てるし!最悪です!!あー!終わりました!!!!」


空を急降下するカラの呟きに大声で泣きわめきながら同調するリノア。


「ひゃっほー!!空サイコー!!!」


先のことを考えずに今を楽しんでいるルヴラは、空を存分に楽しんでいるようだ。


〝す、凄いです...!これが何も無い世界!〟


「ここまでの高度は初めてじゃのぅ...。後ろを振り返れば濃紺の空と、日に照らされ白く輝くエリュシオン、横を見れば眩く光る太陽...。なんともまぁ最高の旅立ちじゃな!!あ、そういえば旅に出るからアーサーに伝えねばな...。えーと」


シフィとアヴァロンもルヴラと似たような感じで、約高度一万メートルからのスカイダイブを楽しんでいる様子。


「黄金の理想郷エルドラド...一体どんな街なんだろ...。欲に目が無い人ほど辿り着くことがない場所と聞くけど...」


皆が色々喚いている中、クゥロはエルドラドがどんな所なのかを聞いた話だけで想像する。


「そうなの!?じゃあアヴァロンは欲が無いってこと!?」


「...そりゃあそうじゃろう、長年生きたら欲も無くなるわ」


クゥロの発言に驚き、そんな発言をルヴラだが、アヴァロンは冷静にツッコむ。


「長いこと生きるとそうなるんだ...。初めて知った」


「そんなことより今をどうするかですよ!!」


アヴァロンの発言にも驚くルヴラ。しかし、そんな事を駄弁っている場合ではないことを理解しているリノアはそう大声でツッコむ。


「うーん...でも抵抗するものも無いし...」


「そうだよリノア。このまま僕らは落ちるしかないよ」


何故か胡座をかいて冷静に言うクゥロとそれに同調するルヴラ。


「わたくしが異常なんですか!?この状況なら普通慌てふためくと思うんですけど!」


「カラもリノアが普通なんだと思うんだけど、何も出来ないのは事実だから声を上げたって無理だよ...」


「カラ様!?そんな目はしないでください!!」


リノアが常人の反応だと普通に言うカラ。しかし、そんなカラの目は諦めたような、そんな目をしていた。


「せめてメタトロンが起きてくれたらー!!」


そう半泣きになりながら大声で言うと、突如メタトロンの目が覚め、カラ達の下へと移動する。


「あれ!?メタが下に!?」


「これが時間操作か...」


そんな光景に驚くルヴラと、どう移動したか察し、恐怖するアヴァロン。


「だいじょーぶ。めたがまもる」


そう言うと、メタトロンの右目の色が赤へ、左目が青と変わり、右の目に時計のマークが現れ具現化する。すると突然地面へと到着する。


「...え?え!?」


「いつの間に?」


「これは...」


一同、理解ができない状況に動揺する。それはそうだ、さっきまで地面すら見えていない状況だったのに、数秒もない時間で地面に座っているのだ。


「メタトロンの時間操作...?」


「いや、時間操作だけでは無いなこれは。違うか?メタトロンよ」


クゥロの発言を聞き、否定するアヴァロン。そして、アヴァロンはメタトロンにそう質問する。


「んー。ときを止めたあとにくーかんいどーもしたよぉ」


眠そうに目を擦りながらそう告げる。そんな事が起きていたことにカラ達は戦慄する。能力の同時使用。更に、時間操作と空間操作。これだけで皆が理解した。メタトロンは本当にとんでもない天使だと。


「これはメタトロンには逆らわない方がいいね...」


「そうか?妾は1度だけ戦ってみたいが...。最強の天使との戦いがどんなものか気になるしのぅ」


「...さすが武闘王国の王、でもその戦いは後でやってね」


カラはアヴァロンの好奇心を褒めるが、そう注意喚起もする。


「ま、まぁとりあえず地面に着いたので、今からエルドラドへと向かいますか...」


〝そうですね!〟


「ふぃーっ!あー楽しかったー!」


そう言い、カラ達一行はエルドラドの方へと足を進める。



「ところでメタトロンのこの光景にツッコむ人はいないのですか?」


数分歩き続けてリノアはそうみんなに聞く。なぜなら、メタトロンは寝ながら羽をパタパタさせ低空を飛んでいる為だ。


「いやぁ...ツッコむも何もカラはこの世界の常識あんまりわかんないし、ツッコミ役がこの中にいる訳でもないじゃん」


「そうですけど、この状況は普通では無いですよ!」


カラにそんなことを言われ、少し納得するがそう反発するリノア。


「まず、皆の種族も普通じゃ無いから、今ツッコむことでは無いよリノア」


「うぐ...確かに...」


リノアはクゥロから根底の部分をツッコまれぐぅの音も出ないリノア。すると、クゥロの言葉が気になったカラは


「皆の種族ってどういう事...?リノアもルヴラも普通の人間じゃないってこと?」


と質問をする。そんな質問を聞き、クゥロは数秒目を閉じた後、説明し始める。


「そういえば、最初に出会った時に伝えてなかったね」


そう言った後、クゥロは紺色の長い髪を耳にかける。すると、耳が少し長いことに気づく。


「え、耳が長い...?」


「私は妖精と人間の間に生まれた混血なの」


「妖精...」


クゥロの本当の種族を知り、絶句するカラ。確かに今までクゥロの耳を見たこと無かったが、まさか人とは違う血が半分混ざっているとは...と驚く。


「と言うことは、リノアは知ってたの?」


カラはリノアに質問するとリノアは頷き、真面目な表情で


「もちろんです!わたくしはクゥロ様の幼なじみでメイドですから!!」


と言う。そんなリノアに少し照れながら笑うクゥロと、無言で微笑むカラを除くルヴラ達。


「そうだよね...。ごめんね?当たり前の質問をして」


「い、いえ大丈夫ですよカラ様!」


そう謝るカラを少し焦りながらも許すリノア。


「妖精と人のハーフなのであれば、お主はティルナノーグの血が混じっておるのか」


「ティルナノーグ...?」


聞いた事のない国の名前に思わず首を傾げるカラ。そんなカラを見てアヴァロンは


「ティルナノーグと言うのは、4人の精霊王が統治する国で、人も少なからず住んでおるが、人口のほとんどが妖精の幻の大国でな、そこでは魔法使いがほとんどな、言わばルズシュバラとは真反対の国じゃよ」


と少し笑いながら説明する。そんな説明に少し気になった所があったカラは質問をする。


「4人の精霊王って...?」


「その質問が来ると思ったわい」


カラの質問はアヴァロンの思った通りのようで、少しドヤ顔をしながら頷く。


「じゃが妾も分からん」


予想外の答えに思わずズッコケるカラ達。


「わ、分からないんだ...」


「長年旅しとる妾ですらティルナノーグはまだ着いたことがないからのぅ...」


「え、そんなにレアなの...?」


アヴァロンですら着いたことがないと聞き、嘘でしょと言わんばかりの表情をするルヴラ。


「でもシフィのお母さんのためにも行かないとね」


そんな驚愕しているルヴラとは反対にリノアは笑顔でそう答える。


〝リノアさん...っ〟


「そうだね!皆の目的の為に旅をして、そして魔王を倒さないと」


ルヴラは満面の笑みでシフィを撫でながらそう言う。そんな皆に思わず泣きそうになるシフィ。


〝皆さん...ッ〟


「あ、ルヴラがシフィ泣かせおった」


「え!?僕!?いや違うよ!!」


アヴァロンが突然ルヴラを敵にし、無表情でそう告げると、ルヴラは滝のように汗を垂らし、必死に否定する。


「分かってるよ」


そんな様子のルヴラに思わず笑いながら言うカラ達。弄られたルヴラはプンプンと怒りながら先を歩いていく。


「あはは怒っちゃった」


「ところで、行先はこっちで合ってるの?」


ルヴラが向かった方向が間違っていないかとクゥロはアヴァロンに聞くとアヴァロンは頷き


「合っとるぞ」


と笑顔で言う。それを聞いたカラ達は怒っているルヴラの後を着いていく。




〝メタトロンさんの能力ってもっと見れるのでしょうか...〟


ふと、シフィはそんなことを言い出す。確かにもっとメタトロンの力が見たいと思ったルヴラはメタトロンに迫り


「どこでもいいからいつか戦うところ見せてくれる?」


とキラキラした目で質問する。メタトロンはウトウトした目で首を横に振る。


「...無理だってさルヴラ。残念だね」


「そんなぁ...」


メタトロンの戦いが見れないと知り、ルヴラは悲しい表情をしながらトボトボと歩く。


「なんで見せてあげないの?」


メタトロンが能力を見せない事を不思議に思い、カラはメタトロンに質問する。


「めんどくさい...」


半分寝ながらメタトロンはそう答える。


メタトロンの答えは何となくそうなのだろうと思っていたが、いざ答えを聞くとなんというか...。


少しガッカリというか、メタトロンなら納得というかそんな変な感情になったカラ。


「やはりメタトロンは妾よりめんどくさがりじゃな...」


半笑いでアヴァロンは言う。すると、そこを疑問に思ったクゥロはアヴァロンに


「いや、アヴァロンはめんどくさがりと言うより、逃げ癖があるだけなんじゃない?」


とストレートに言う。その言葉が心に刺さったアヴァロンは少し泣きながら


「その通りです...」


と嘆いていると、突如目の前に悪魔が現れる。


「え、唐突すぎない...!?」


「前からこんな事はよくあったでしょ」


「確かにそうだけどさ...っ」


ルヴラは唐突の事に焦りながらカラ達の後ろに回る。


「もしや貴女達が転生者の方々ですか?」


「そうだけど...。一体何?」


悪魔の質問に普通に答えるカラ。そんなカラを見て少し呆れるアヴァロン。


「なんでため息を...?」


リノアはアヴァロンの様子を見て、そう質問する。そんな質問にアヴァロンは呆れながら答える。


「そんなもん決まっとるじゃろう。何故敵なのに会話なぞしとるんじゃ」


そう言った瞬間、アヴァロンは悪魔を斬りにかかる。しかし、悪魔はアヴァロンの剣を片手で受け止める。


「っ!?」


「アヴァロンさんの攻撃が受け止められた!?」


一同、驚愕する。アヴァロンの攻撃は並大抵の存在じゃ受け止めることが出来ない。そのため、目の前にいる悪魔は...。


「いきなり剣で私を斬ろうとするだなんて...。怖いものですね」


「...お主何もんじゃ?」


そう質問すると、その悪魔から他の悪魔とは違う変な眼光を感じ、一瞬で只者では無いと察知すると、アヴァロンは後ろに下がって警戒しながら悪魔に質問する。すると、モノクルを掛けたイギリス紳士のようなその骸骨の悪魔は、礼儀正しくお辞儀する。


「これはこれはご無礼を、そういえば挨拶をしておりませんでした...。わたくしは七大悪魔が1人...『強欲』マモンと申します。以後お見知り置きを」


ニヤケ笑いで左手は胸に、右手はカラ達の方に手を伸ばしながらソレは言う。カラ達は突然の七大悪魔の出現に動揺するも、各自、戦闘態勢へと入る。





マモンさん


「はい」


貴方ガイコツなのにオシャレですね


「そうでしょうか?それは嬉しい賛美です」


口調もすごいなんか気品ある


「恐縮です」


本当にイギリス紳士みたいな人だ...

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