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転生概念における願望空想論  作者: coll
武闘王国編
25/91

隠された記録

一時期6000字書いてたけど、あんなに書けたのやっぱ凄いな。今は書けないや。

「ところでこの魔道具なんて名前なの?」


城の地下を皆で歩いている最中、リノアは宙に浮いている魔道具を見ながら、ルヴラにそう質問する。その質問にルヴラは腕を組み、首を傾げる。


「問題そこなんだよねぇ...なんかいい名前ないかなぁ」


どうやら魔道具の名前が決まらないようだ。しかしカラ達もそんな突然聞かれても咄嗟に出る訳でも無く...


「んー...そうだなぁ」


「咄嗟に出るもんでは無いからのぅ...」


〝そうですね...〟


一同、魔道具の名前を考える。


「見た感じ、惑星に似てるから、光と組ませてプライット...とか?」


カラはそう提案する。するとルヴラは表情を変え、嬉しそうにカラの手を握り


「それ、良いねぇ!!採用!!」


「あ、これ良いんだ...」


カラはパッと思い浮かんだ言葉を口にした結果、ルヴラに呆気なく採用され少しだけ戸惑う。


「流石ですね!カラ様!!名前をつけるセンスもあるのですか!!」


「すごーい!」


いや...割と適当なんだけど...。なんてカラは思いながらも、褒めてくれたことに対し素直に感謝する。


「プライット...特徴的で覚えやすい名前じゃな!妾も良いと思うぞ」


「もうカラを褒めるのはいいから!早く進もう?」


カラは褒められすぎて恥ずかしくなり、話題を逸らす。


〝カラさんの顔が赤くなってます!〟


「うぇぁ!?み、見るな...!!」


シフィがそう発言すると、リノア達がカラの顔を見る。すると本当に赤くなっており、カラも顔を隠している。


「え!?ほんとだ!カラ様照れてる!!可愛い〜!!!」


「流石に今のは可愛すぎるよ、カラ...」


「可愛すぎる〜!!抱きついていい?」


カラが可愛すぎる様子を見て萌えまくる一同。


「ほれ、進むぞ主ら」


少し前にジト目でそう言うアヴァロンを見、カラはそそくさとそっちへ向かう。


「そうだね」


「行こーう!」




そうして、進み続けて5分が経過した。


「意外と長いんだね...」


「まぁ、城だからね」


ルヴラの発言に、そう答えるクゥロ。ルヴラはクゥロの言葉に納得する。


「そりゃそっか、城だもんね。そうだわ...」


「え、忘れてたの?」


カラがそう質問すると、ルヴラは舌を出し


「テヘッ☆」


と、まるでペコちゃんみたいな顔をする。そんな姿を見て少し腹が立ったカラであった。


「ところで、魔王についてって言っても、どんなことが書かれてあるの?」


ルヴラはそう発言する。確かに。とカラは思う。今のところ魔王について何にも知らないのだ。そんな状態だからこそその疑問が出る。するとアヴァロンはその疑問に答える。


「これまでの魔王の能力についてじゃ、魔王という存在は、代々変わっていくもんじゃ。じゃが、個体差があるのは身体能力だけで、肝心な魔王が持つ魔法については...まぁこの先着く部屋で分かる。とりあえず着いてくるんじゃな」


そういい、アヴァロンは前へ前へと進んでいく。そんなアヴァロンに着いていきながらルヴラは


「早く着かないかなぁ...。ねぇ、なんで先に行っちゃダメなの?」


といても立ってもいられない様子。しかし、アヴァロンは呆れながらも


「お主、妾が言ったこと覚えとらんのか...」


そう言うが、ルヴラは


「...え?そうだっけ...?」


と、覚えていない様子。


「アヴァロンはこう言ってたでしょ───」


そんな様子のルヴラにクゥロが教える。




「───城の地下へと向かうんじゃが、ここで1つ注意点じゃ」


そういい、アヴァロンは人差し指を立てる。


「...注意点...?」


たかが城の地下に行くだけで...?なんて思ってうカラ達だが、アヴァロンは眉をしかめ、皆に喋り始める。


「この地下はのぅ...侵入者対策で、道を知らんと罠にかかるんじゃが、その罠の殺意が高くてのぅ...」


一瞬戸惑う一同。


確かに重要な所に無断で入る人もいるかもしれない。だから罠をかけるのは分かる。だが、その罠の殺意が高いって...?


と、カラはさらに困惑する。


「その様子じゃと、あまり理解しておらんようじゃな...。ならついでに、不老不死の妾がここの罠がどんなものか見せてやろうか?」


アヴァロンはそういい、少しだけノリノリで前へと進む。一同困惑しながらもアヴァロンに着いていく...。



一連のことを思い出すルヴラ。しかし、


「───そういえばそんなことも言ってた気がする...」


と、うろ覚えの様子。


「...はぁ」


そんな様子のルヴラを見て呆れるクゥロ。


「んー...ここら辺じゃったはずじゃが」


そう言いながら辺りを見回すアヴァロン。


「...多分、というより絶対グロい光景が流れると思うから気をつけてね、皆」


カラは苦笑いで皆に注意喚起をする。皆、納得し、覚悟を決める。


「お、あったあった...」


アヴァロンは、罠を発見するや否や小走りになり、罠に近づく。


「え...?ここに罠あるのですか?」


何も無いように見える為、そんな事を呟くリノア。


〝何もないですよね...〟


「まぁ罠ってそういうものだからね...」


そんなことを話していると、アヴァロンが喋り出す。


「そこ、多分危ないからもう少し後ろ行った方がええよ?」


アヴァロンがそう言った為、一同、1歩下がる。


「この範囲内なのか...」


そしてアヴァロンがニコニコ笑顔で歩くと、アヴァロンの床が突然ガクンと下がる。あ、これ、多分ヤバいやつ。とすぐに察知したカラは、シフィに見せちゃいけないと思い、急いでシフィの両目を塞ぐ。すると、その瞬間、上下左右の壁から、突然剣が出てきて、アヴァロンをぶっ刺す。そしてその後、その後剣が一回転する。


その結果、文字通り、血は死ぬほどでているわけで、更に、剣が回転したことにより、肉が切れ、肉片となり辺りに散らばる。その間、クゥロは肉片が飛ばないように、前に氷の壁を張る。そんな光景を見たリノア、ルヴラは少しだけ吐きそうになる。


「まぁ...本来吐き気出るよね...。」


だって生血だもん...。そりゃ思いっきりグロいもんね...。


なんて思っていたが、クゥロの方を見ると、顔色が変わっていないのを見て、驚く。


「クゥロ、耐性あるんだ...すご」


思わず口に出るカラ。するとクゥロは、少し複雑な表情で


「当然だよ...。」


と言う。過去に何かあったのだけは分かったカラ。しかし、カラは


何か過去にあったんだろうな...。けど、クゥロが話さないと言う事は、俺たちにとってまだ関係がないし、話す気がないってことだ...。なら、今は触れない方がいいだろう。


と、そう思い、クゥロに触れずにアヴァロンの復活を待つ。


「アヴァロン、肉片そこら辺にあるけど、ここからどう復活するの...?」


「やめて、あんまり言わないで...想像しちゃう...」


「うん...。想像して吐きそうになる...。」


不老不死の復活の瞬間は今まで見た事がなかった為、疑問に思うカラ。そんなカラの発言を止めて欲しいと願うリノアとルヴラ。


〝ま、まだ大丈夫じゃないですか...?〟


シフィがそう質問する。しかしまだアヴァロンは復活しておらず、辺りは血や肉が飛び散っている。その為。


「まだ、もうちょっと時間かかるかもね...」


と少しだけ冷や汗を垂らし、苦笑いで言うカラ。すると、床に散らばった血や肉片が残った足に集まり始めている。


「うわグロ...」


そんな光景を見て思わず口に出てしまうカラ。


「これ...流石に私でも少しキツイ...。」


クゥロと言えど年はまだ9歳。流石にキツイ様だ。


「やられる瞬間より戻る瞬間の方がグロいのかぁ...」


引き気味でそう言うと、段々とアヴァロンの体が元に戻っていき...


「いやぁ...すまんのぅ。妾はこの国の罠の危険性を教えたかったんじゃ」


アヴァロンは遂に口が戻るまで行った。しかし口から上がない。そんな光景に


「怖いしグロいよ...」


とドン引きするカラであった。



「やっと妾が戻ったところで、主らとりあえず奥に行くぞ」


アヴァロンが元に戻り、カラ達はアヴァロンの後に続く。


「これで分かったか?罠が半端なーく危険じゃと」


「うん...分かった。」


「罠って一発で殺せるんだね...」


罠の威力を目の当たりにし、罠の危険性を理解するカラ達。アヴァロンの言葉に納得し、大人しくアヴァロンの後をついて行く。


「そんなことより、まだ着かないの?」


ルヴラはそう質問する。ルヴラ凄いな...強いなぁ...なんて思っているとアヴァロンは笑顔で答える。


「ん?ああ、もうそろそろ着くぞ?」


「この先を真っ直ぐに行けば、世界を記録した大樹、界憶の大樹(ユグドラシル)があるぞ?」


界憶の大樹(ユグドラシル)...」


ユグドラシルという名前自体は聞いたことがある。別名世界樹、北欧神話で出てくる名前だったな...。確か9つの世界を内包してるとかそんな話を見た気がする。


その名前を聞き、カラは心の中でうろ覚えながらに見た物を思い出す。


「そういえば大樹って言ってましたけど、そんなに大きいのでしたら、本来ここに着く前にわたくしら、もう気づいてますよね...?」


「確かに...」


リノアはそんな疑問をアヴァロンに言う。するとアヴァロンは頷き


「あぁ、そうじゃな。大樹なら本来気づくはずじゃ」


と答える。


「では何故...」


そう呟くと、アヴァロンは突然魔法について話す。


「そういえば、お主らに魔法について話とらんかったの」


「...魔法?」


「突然?」


一同、突然の魔法の話に戸惑うも一応話を聞くことに


「魔法は基本的に5種類に分けられておってな、攻撃魔法、防御魔法、回復魔法、強化魔法、弱体化魔法...の?」


「...うん。そうだね。基本的にその5つだね」


クゥロもアヴァロンの話を聞き納得する。


「しかし、例外が3つ存在しておってな」


「例外...」


「あれじゃない?禁忌魔法」


ルヴラがそう呟くと、アヴァロンは突然


「そう!!」


と大声を出す。カラ達はその声にびっくりする。


「うるさ...」


「...すまん。」


思いのほか驚かせてしまい、普通に謝罪するアヴァロン。


「んんっ...正解じゃ。例外の内の一つ、禁忌魔法。この魔法は本来、人間が触れる魔法の領域には無い、存在してはいけない魔法でな...圧倒的な破壊力を持つ魔法が多い。じゃから禁忌と呼ばれるんじゃ」


「そうなんだ...」


しかし、禁忌魔法以外にあと2つある。その2つが分からないカラ達。


「あと2つって...?」


そう質問すると、アヴァロンは答える。


「あと2つじゃな。じゃあ次を教えよう。」


「うん...」


「2つ目は神聖魔法じゃ」


「神聖魔法...」


クゥロもそう声に出てしまう。おそらく聞いたことがないのだろう。


「この魔法は、禁忌魔法と違い、普通の魔法でも到達出来る。しかし、そこに辿り着くまで、とてつもない努力と時間が必要じゃ」


〝そうなのですか...〟


「もしかして、ファイキュリアって...」


リノアがボソッと呟くと、アヴァロンは驚いた顔で


「今、なんと言った?」


と言い、リノアに近づく。


「え、えと...ファイキュリア...です...」


「どこで知ったんじゃその魔法...」


「え、あ...クゥロ様から聞きまして...」


アヴァロンの表情が急に変わり、動揺するカラ達。


「もしかしてアヴァロン、ファイキュリアを知ってるの?」


クゥロがそう聞くと、アヴァロンは落ち着き、前へ行く。


「...とりあえずお主ら着いてこい。その情報も界憶の大樹(ユグドラシル)にある」


と言い、目の前にあったドアを開ける。


「あれ...もう着いてたんだ...。」


「意外と近かったね」


〝なんでしょう...この大きな穴...〟


「確かに」


ルヴラやカラ、シフィが各々喋っていると、アヴァロンは喋り出す。


「その前に、最後の魔法を紹介しておらんかったな」


「...え?」


「確かに...」


そう言うと、アヴァロンはその魔法を紹介し始める。


「最後の魔法は、禁忌でも神聖でもない。かと言って、なにか特別な魔法という訳でもない。ただなぜこの枠におるのか未だに分からん」


「改変魔法」


「か、改変...??」


その意外な魔法に困惑するカラ達。


「今から見せるのはその内の一つ、認識阻害魔法じゃ」


そうアヴァロンが言うと、目の前にある、巨大な穴から突然、大樹が発現する。その光景を見て、一同、驚愕を隠せない。


「な...っ」


「え!?ど、どうして...」


「お主ら、これが世界を記録する大樹、界憶の大樹(ユグドラシル)じゃ」


俺らはその大きすぎる樹に口を開け、ただ呆然と眺める事しか出来なかった。


ねぇ、界憶の大樹デカ過ぎない?


「ん?そりゃあもちろんじゃろ、世界を記録する樹なんじゃから」


世界を記録するっていっても...


「お主は文字じゃが、一応作者なんじゃから文句を言うな」


...はい。すいません


「まったく...」

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