表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生概念における願望空想論  作者: coll
武闘王国編
24/91

空想を実現する才能

週合わせの為に戻したため遅れました。それと遅れて申し訳ないです。

「ま、魔法で人を軽くしたり出来るのですか!?」


リノアは興味津々でアヴァロンに質問する。


「そんなにがっつかんくとも教えるから大人しくしとれ」


アヴァロンがそう言うと、リノアは元気よく返事をし、正座をする。


「あ、そういえば思い出したことがあってのぅ...。お主らは"魔法の境界"を知っとるか?」


アヴァロンは突然、真剣な表情になり、そう質問する。


ま...魔法の境界?なんだそれ...。


カラは今まで読んできた魔法を扱うラノベの記憶全てを漁っても、全く出てこない。...覚えてる限りではだが...。


「魔法の境界...?」


「な、何それ...」


「聞いた事ない」


どうやら俺だけではなく、ルヴラやリノア、更にはクゥロまで知らなかったようだ。


〝魔法にも、限界があるのでしょうか...〟


シフィがそんな疑問を口にすると、アヴァロンは


「そうじゃシフィ、正解じゃ」


そう言い、シフィに近づき、満面の笑みでシフィの頭を撫でる。突然撫でられたシフィは


「ふみゃぁ...」


と思わず声に出てしまう。


やっぱシフィ可愛いなぁ...なんてカラが心の中で癒されていると、アヴァロンは話の続きをし始める。


「...人体にも限界があるように、魔法にも限界と言うものがある。この世界では、その限界を魔法の境界と呼ばれておる。その限界は人の力ではどう頑張っても超えることが出来ない。と世界の理によって定められた物なんじゃ」


一同、聞いた事のない用語に驚愕し、興味津々になる。


「凄い...」


「そんなのあるんですね...!!」


各々が感嘆の声をあげている中、クゥロは


「なんで突然そんな話を?」


とアヴァロンに質問する。アヴァロンは少しだけ口角が上がる。


「もちろん、その質問が来ると思っておった。クゥロからのぅ。」


なんとなく予想してたかのように、アヴァロンはそういう。事実、クゥロは年不相応に賢い。だから、アヴァロンから一目を置かれているのだ。


「た、確かに、なんで突然...」


クゥロの発言に同意し疑問を抱く一同。そんな一同に対し、アヴァロンは答える。


「その理由は至って簡単じゃ。その魔法の境界と言うものは、妾の魔法が最も分かりやすい上に、この境界が魔王と関係しておるからのぅ」


笑顔から一転、真剣な表情になるアヴァロン。その表情の変わりように、カラ達はこの話が冗談では無い事を察知する。


「魔王と!?」


ルヴラはアヴァロンの発言に驚愕する。実際に俺も驚いた。頑張って堪えたけど。


「魔法の境界と言うものが、魔王と...?一体どんな関係があるの?」


クゥロはそう質問する。しかし、それが気になったのはクゥロだけではない。リノアも、シフィも、もちろんカラも気になっていたのだ。


「お主らは魔王と言う物をなんじゃと思っておる?」


「...え?」


アヴァロンは急に質問してくる。突然の質問に戸惑っていると、クゥロは即座に答える。


「魔物の王...じゃないかな...」


「わたくしも...そう思いましたけど...。」


一同はクゥロの答えに疑問を持たず、肯定する。そんな一同にアヴァロンは続けて質問をする。


「では、魔物とはなんじゃ?」


その問いに、クゥロは


「人々に害する存在...。魔を持つ生物。」


と、まるで辞書のような説明の仕方をする。


「うむ、その通りじゃな」


クゥロの答えを聞き、アヴァロンは笑顔で正解だと告げる。しかし、アヴァロンは続けてこう質問する。


「では、魔法とはなんじゃ?」


その質問にクゥロは続けて答える。


「本来、人には出来ないことを出来るようにする、物理法則とは違う法則...?」


え、この子9歳なのに物理法則とか使ってるよ...。地球にもいるのかな物理法則とか使う子。


などそんな事を思っていると、アヴァロンは


「ああ、そうじゃな。本来、人の体では出来ない事象を起こすことを指すのぅ...ならば何故、魔物には魔法が効くんか、そして何故上位の魔物は魔法を扱えるんか...。」


と、呟く。その呟きを聞き、確かにと思うカラ達。しかしクゥロはこれも答える。


「魔物が魔法に効くのは、人間に対して魔法が効くのと変わらないと思う。そして、上位の魔物が魔法を使えるのは、知能があるから...だと思うけど」


少しだけ冷や汗を流すも、真っ直ぐアヴァロンを見つめて答える。しかしアヴァロンは続けて


「ならば、魔王はどのように生まれるか知っておるか?」


と、質問する。アヴァロンがどうしてそのような質問を続けるのか、全く理解できないカラ達。


「え...?」


「どのように生まれる...?」


アヴァロンの質問が分かっていない模様。しかしクゥロはこの質問に対し、こう答える。


「...魔物の王だから、単純に強さで変わるんじゃないのかな...。と言うよりなんでこんな質問を私たちはされてるの...?」


アヴァロンの質問責めに堪えきれず、クゥロは質問する。そんな質問をされたアヴァロンは、クゥロを見るも、答えない。すると突然話し始める。


「妾の国にある古来の文献には、少し面白いものが書いておってな...。」


そう話しながら、アヴァロンは部屋を出て、何処かへと向かう。カラ達もアヴァロンについていくことに。


「一体何処に...」


「さぁ...何処行くんだろうね...」


「まぁ、着いてこれば分かるさ」


そう言われ、カラ達は何処に向かっているのか分からないまま、アヴァロンに着いていく。しかし、魔王に関する何かが見れると言うのは、アヴァロンの発言で何となく分かっていた。だからついて行く。もしかしたら弱点等も分かる可能性があると信じて。


「うわぁ...」


「何あの鉱石...。え、あれもしかして純度限りなく高い魔鉱石!?」


「ん?あぁ、そうじゃよ。」


「マージ!?すごーい!!」


カラ達がアヴァロンに着いて行ってから数分が経った今、城の地下に入ると、そこには洞窟が広がっていて、周りには純度の高い魔鉱石がそこら中にある。その光景に興奮しているルヴラ。


「よく一目で分かったのぅ...。専用機械か魔鉱査定陣が無ければ見分けは付かんはずじゃが...。」


「まぁ僕は天性の魔道具生成センスだからね!!」


そうドヤ顔で威張るルヴラ。しかし、ルヴラは本当に天才的なセンスを持っている為、否定をする事が出来ない。なので、


「事実、天才だからねぇルヴラは...」


「うんうん」


〝ルヴラさんの魔道具には助けられました...〟


ルヴラの発言を否定せず、そのセンスを素直に褒め称える。そんな皆の言葉に聞き


「え、えへへ...そ、そんな褒められると照れる...」


と顔を赤らめ、超絶照れるルヴラ。可愛いなコノヤロウ。なんて思いながらもアヴァロンについて行くカラ。


「その目があるのなら、そりゃあ天才的な魔道具開発センスがあるのも頷けるのぅ。何れ見てみたいが、今は洞窟内じゃから...」


アヴァロンがそう言いながら、明かりを探していると


「あ、ちょっと待ってて...」


ルヴラはそういい言い、謎の空間から魔道具を出そうと探る。


「え!?ち、ちょっと待って!!何それ」


「...な、なんじゃその...なんと言うか...なんじゃそれ」


一同、ルヴラが謎の空間に手を入れているのを見、驚愕する。その様子を見て、ルヴラは答える。


「あー、これはねぇ...僕がリュグシーラにいた時に開発した、空間を作り出す魔道具。」


「...え?」


一瞬何を言っているのか理解出来なかったカラ達。明らかに目が点になっている。なんならアヴァロンは驚きのあまり、唖然のまま硬直している。


「く、空間を作り出す魔道具とは...?」


〝その魔道具、どうやって作ったのですか...〟


シフィは当たり前の疑問が言葉に出る。どのような原理で空間を作り出す魔道具を作ったのか、どのような原理で空間を作り出してるのか...。


「そんなの僕だって言うほど理解してないよ...。突然ピンと来て、頭で思い浮かんだ通りに作ってるだけだし...」


ルヴラの発言に更に驚愕するアヴァロン、そしてカラ達。


「本当、ルヴラのその才能ってどうなってるの...」


「凄すぎるじゃろ...」


ルヴラの天才さに驚きを超え、むしろ引き気味になっているアヴァロン。


「そんなことよりも...っと」


周りの反応を気にせず、ルヴラは亜空間から魔道具を取り出す。


「何これ...?」


〝見たことない形してます...!〟


一同、ルヴラが取り出す魔道具に興味津々になる。


「なんじゃこれは...」


皆、ルヴラの出した魔道具をずっと見ていると、ルヴラが喋り出す。


「これはねぇ...こーするとっ!!」


ルヴラがそう言いながら、魔道具の周りにある金属の環を回転させると、突然、環の内側にあるガラス張りの球体が光り出す。


「うわぁ!!」


「凄!」


「光った!!」


魔道具が突然光るのを見て、驚くも目を輝かせるカラ達。そしてルヴラは光っている魔道具について説明する。


「これはね、周りの環がこの球体のスイッチになってて、この環が回転すると真ん中のガラスしかない球体が光るんだ」


クゥロはすぐさまルヴラに質問をする。


「え?今、この球体がガラスしかないって言ったよね?」


その言葉にルヴラはキョトンとした顔で


「え、うん。そうだよ」


と答える。クゥロは焦る。何故か、本来、光は電線等を使って発現させる物。魔法なら別だが、ルヴラは魔法を扱えない。そして何より、この魔道具を作る際での魔鉱石取りを見ていない。リュグシーラで作った。と言っていたが、ルヴラは一体いつ作ったのか。


「これ、制作にどのくらいかかったの?」


クゥロは恐る恐る聞く。すると、ルヴラは先程と同じ表情で答える。


「えっと...。多分11時間...かなぁ」


その答えに引くクゥロ。本当にこの子人間なの...?と。本来、これほどの物を作るのに数日はかかるはずだが、ルヴラはたったの11時間。理解不能である。


〝これ、魔鉱石を使ってるのですか?〟


「で、でも、シフィ...。この中よく見てみて...。空洞だよ...。」


まさかと思いつつもシフィにそう言うカラ。すると、ルヴラは


「魔鉱石は使ってないよ〜!」


「...え?」


「ならどうやって光らせてるの...?」


ルヴラの発言を聞き、頭の上にはてなマークが出ているように見えてしまう程、困惑しているリノア。


「うーん...。僕、頭が良い訳では無いから、どういう原理で魔道具が作動してるのか全く分からないんだよね...。だから、この魔道具もどうやって光ってるのか分からないんだよ...」


ルヴラはそう言いながら、その魔道具を浮かせる。


「...ん?あれ?浮いてるけど...」


カラが動揺しながらルヴラに質問すると、ルヴラは表情変えず


「あ、うん!この魔道具、回転してる時のみだけど、浮くんだよね〜!」


最早、困惑すら湧かない。それ程にルヴラの魔道具の仕組みが理解できない。


「凄いね...」


「もうなんでもありじゃのぅ...」






へい、ルヴラさん。


「んー?何ー?文字さん」


貴女、天才すぎない?


「そーかなぁ...!!」


本当に天才だよー!凄い!!


「えっへへ...」


本当に凄すぎて文字ちゃんお口閉まらないや


「そこまで驚いてくれるの、僕嬉しい!!」


...グッ。可愛い

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ