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亜野まり異世界日記  作者: 越那
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1ページ 陰口と残業

はじめまして、越那(こしな)と申します。

この作品は短大時代に友達に見せたプロットをもとに作ったもので、いろいろ拙いところや至らないところがあるかと思いますが、どうか作者並び亜野さんを温かい目で見て下さい。

初投稿なのでアドバイスや感想、誤字脱字がありましたら是非、気軽に言ってください。お待ちしております。長くなりましたが、ここから始まる「亜野まり異世界日記」をお楽しみください。

朝、起きて顔を洗う。

肌に悪いとは思うけど冷たい水で洗うのが私の朝のルーティーン。

朝食はパンと目玉焼きにコーヒー。昼食用に昨日の残りと卵焼きを詰めた弁当を作って準備完了。何年経っても慣れない化粧をして家を出る。


いつもと同じ駅で乗り、いつもと同じ駅で降りる。何も変わらない。

いつもと同じ道を歩き、いつもと同じビルに入る。何も変わらない。


亜野あのまり、28歳、独身。

22歳で就職して安定した収入と安定した生活を手に入れた。新卒で浮き足立っていた私は入社式の夜に書店に行って日記を買った。あれだけ書くのが楽しかった日記が今では部屋の何処かでホコリを被ってる。

ここ最近の楽しみは特になし。

ここ最近の悩みは、会社の同僚の子たちに影でいろいろ言われてること。

はじめはただチヤホヤされる程度だったけど今ではなにか違うことが+αされる。


「亜野さんって美人だよね」


「でも、あんだけ美人で仕事もできるのに結婚どころか彼氏もできたことないんじゃない?」


「やめなよ、聞こえちゃう」


おーい、お二人さーん。もう聞こえてますよー。

こんなのがもう3年は続いてる。気にしないように仕事してても限界がある。確かに年齢的な問題があるのかもしれないけど、まだギリギリ20代だから大丈夫...うん。


「あの~、亜野さん。今大丈夫ですか?」


心の中でツッコミを入れていると、いつの間にかさっきの同僚の片方が私のほうに近づいてきていた。


「はい、どうしました?」


「悪いんですけど、この書類の残り任せてもいいですか?

私たちこれから外せない用事があるので出来ればお願いしたいんですけど」


そう言って私のデスクに置かれたのはほとんど手を付けていない書類たちだった。これをいまから?もう定時なのに?そう思いながらも頷くと同僚は大喜びで礼を言い、もう一人の同僚のもとに戻っていった。


「亜野さん何て?」


「いいってさ!早くいこ!合コン遅れちゃう」


そういうことか。まあ別にいいけど。

私の今日の仕事は終わっていたので、すぐに置いて行かれた書類に手を付け始めた。仕事は嫌いじゃないし、残業も苦じゃない。

ひとり黙々と書類を片付けていると、さっきまで残業していた部長が帰る支度をしている。


「亜野さん、今日残業?手伝おうか」


「いえ、大丈夫です。ありがとうございます」


今にも帰ろうとしている人をまた働かせるわけにもいかないので、断ると

お疲れ様、無理しないでね、と言って帰っていった。

オフィスにはキーボードの打鍵音と紙の捲れる音、そして私だけが取り残された。結局定時で帰るはずが2時間の残業をすることになった。苦ではないけど、疲れるものは疲れる。というか何だか今日は特別疲れてるかもしれない。少しボーっとしながらいつもの交差点を青信号で渡る。確かに青で渡ったはずだった。でも正直疲れてて覚えてない。渡ってすぐ、私の体がトラックのヘッドライトの大きな光に包まれた。

始めにもしゃべりましたが、もう少しじゃべります。

この段階では亜野さんはまだ転移していません。あらすじを読んでいただいた方は知っているかも知れませんが、観測者という少女と出会うことで亜野さんは異世界に転移します。

異世界とか言ってるのに全然異世界じゃないぞ!とお怒りの方、落ち着いてください。

次から異世界です。多分。おそらく...

よろしければこれから先の「亜野まり異世界日記」も読んで欲しいです。

では、また次の前書きか後書きでお会いしましょう。

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