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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

恐怖のサイコホラー 血の魔女

作者: 黒珠 霊歌

読んでみてね。

 こんにちわ、黒珠 霊歌です。

 小説の執筆は、ニ年程しております。

 電撃大賞に二回送った事がありますが、一次落ちで、萎えます、実力不足なのでしょうか。

 カクヨムで、落ちた作品の一つを、曝しています。

 カクヨムでは、オリジナルで連載していた作品が一つあります、完結してます。16万文字です。

 

 どうでもいい、話でしたね。

 なろうで、小説を執筆するのは、初めてです。

 小説と、いうより、文章とでも呼べばいいでしょうか。

 

 ネット小説大賞なるものがあったらしく、締め切りはもう、過ぎていたので残念です。知っていれば、何か投稿していたのに、悔しい。

 

 web小説を書くのもいいですが、ふむ、賞が欲しいです。

 賞が無いと、頑張れません。書き方が、賞に合わせた書き方で、10万文字から、20万文字で、完結するように書いているので、WEBで連載すると、いった書き方では、無いんですよねえ。しくしく。

 

 小説を書籍化したい。

 アニメ化したい、実写化したい、グッズを作って売りたい。

 絵を描くのが好きなので、液晶タブレットを買って、自分の絵を載せたい。ぐるん、ぐるん。

 ボカロで曲を書いたりもしたい。

 

 賞金ゲットして、機材揃えたい。

 漫画書きたくなってきた。


 世界で一番、売れる作家に成りたい。

 

 と言う願望。


 金の心配は有るが、金も大事だが、読者を楽しませたい。

 

 然れども、徒然だ。特に、ネタも、プロットも考えて居ない。と言うより、別にワープロでMF文庫Jに応募するようの小説を執筆しているのだ。


 故に、徒然に書く、小説、筆の進む儘に書く、自由な文章だ。


 文章は、書いていると勝手に、アイデアが思い浮かんで来るし、一日中だって書こうと思えば書ける、但し、ちゃんとしたプロットやら設定を加えると頭を悩ませ、鬱病気質になって終うのだ。


 途中で、筆が止まる事はよくある事だ。


 矛盾している部分、新しいキャラを登場させる時、キャラクターの設定に問題がある時、鬱病になる。寝て起きると、自然と続きが書けるように成っている時もある。


 夢の中で整理されているのだろうか。


 黒珠 霊歌は、もういない。


 ずっと、前に死んでいるし、霊に成っている、死後の念で文章を書いているに過ぎないのである。


 死後の世界はあるのか問題は、死んでみなければわからない事だ。証明の仕様が無いので或る。


 素粒子だとか、量子力学の話を持って来たって、脳科学の話を持って来たって、遺伝子DNAに結び付けた処で、魂の正体は未だに解明されていないのである。


 世の中、未だ証明されていない不可解な現象は、数多く存在する。何故か運のいい人がいる事、何故か分かる直感、祈る事によって、電磁場が変動する事。


 我々は知らないだけで、まだ解明されていない現象が数多く存在しているのである。


 不思議な力。

 

 確かに、存在するのかも知れない。


 或る漫画では、覇気だと言ったし、或る漫画ではチャクラだと言った、又或る漫画では、念だと言い、気だと言った。


 証明の仕様の無い力の事だ。


 意志や意識の作用だ。


 生命には命が或るとされて居るが、命の証明は非常に難しい事だ。

 生命の定義は、曖昧である。ウイルスとは、生命でありつつも、生命でないものだ。

 

 死が何時か訪れる事は真実であろう。

 明確な死だ。

 突然起こって、死の度に生を実感する事となるので或る。


 突然、自分の好きな人、愛している人、大切な人が死んだ時、どの様な気持ちに成るだろうか。

 寂しいだろうか。悲しいだろうか。

 私は、死んで終っても、いい人間かも知れなかった。

 死んでもいい、だなんて、言ってはいけない言葉だが、私は、自分をゴミクソだと思っている。

 大した事も成し遂げられていない、ゴミ糞である。

 

 世の中、実はゴミ糞で溢れているのだ。


 ゴミ糞だと知らずに生きているのである。


 人が人である証明も又、難しいものだ。


 かつて、人扱いされない人間が存在した。現在でも、発展途上国や、紛争地帯では、奴隷が存在する。


 人をもの、として扱う事に興奮する人間も存在する。悲しい事だ。


 生き物をものとして扱う。家畜が存在する時点で、人間は、残酷で惨たらしい悪魔だ。


 悪魔。

 

 人間は、もともとが、悪魔の性質を兼ね備えた生命なのだろう。


 しかし、釈迦は、断食した。自らの肉体を寅に擲った、自己犠牲の賜物であった。


 分からなかった。


 最も効率のいい、最善の策を選ぶ事が正義なのだろうか、人命が優先なのだろうか。


 合理的に考える。事が大事なのだ。

 

 滅びるより、いい。


 科学、数学、資料分析。


 繁栄。


 仕方の無い事なのだ。生き物は生き物を殺して、食糧にしなければ、死んで終うのだ。


 誰が、弱肉強食の、生命の原理を作ったのかは知れない。


 誰でもなく、自然の法則なのかも知れない。


 DNAは不思議、だ自然が、螺旋構造を作り、遺伝の仕組みを開発したので或る。


 やはり、自然は偉大であったようだ。


 無職のニートをしている。


 無職のニートは、外に出ると、何故か申し訳ない気持ちに成って、滅多に外には出られないのだ。


 日光を浴びる事が少ない為、肌は真っ白である、碌に運動をしないので、筋肉が堕ち、てプルプルだ。


 特に、飯を食う気にも成れない。


 一日一食で十分だ。三日に一食の時もある。


 夏は暑いが、体温調整の機構がおかしいのか、冷房も付けない。


 寧ろ寒い日さえある。


 カーテンを閉めて、日光の日差しが入らない。


 部屋の電気は勉強机の光以外は消してある。薄暗い部屋が、精神を集中させるのだ。


 勉強をする事もある。


 問題集を解くので或る。


 Twitterを開いて、いいね、を送る。フォローが来ていればフォロバするのである。


 YouTubeの動画投稿が最近出来ていない。チャンネル登録者は6人だ。( ;∀;)。


 しかし、六人でも頑張っている方なのだ。


 誰か、観てくれ、チャンネル登録してくれ。


 腹が減った。


 が、我慢する。我慢をしていると、別の事をし始めるのだ。腹の減っている事を忘れるので或る。


 YouTubeはエンタメだ。


 動画を見て、楽しんでくれればいいのだ。


 金は大事だが、単純に、好きで動画投稿をしているだけだ。変に権力や力を持った大物Youtuber成るものや、風潮が存在する為に、金儲けと思われがちだが、それ以上に配信や、動画投稿が好きだからやっているのだ。


 小説にしたってそうだ。


 好きでやっているのだ。


 別に、メディアに騒がれたい訳でも、キャーキャーと言われたい訳でもない。


 ヒカキンやヒカルに成りたい訳では無い。


 只の、動画投稿者だ。金が稼げればいいなあとは思っているが、将来に対する不安からだ。


 YouTubeなんて、所詮は動画投稿サイトに過ぎないのだ、素人が動画を投稿するだけだ。


 目的なんて、ない。誰かを楽しませる為だ。別に笑わなくてもいい、楽しんで貰えればいいのだ。


 好き勝手に動画を投稿して、遊んでいるだけだ。


 仕事だなんて思わない。好きでやっているんだ。


 再生数なんてどうでもいいのだ。誰かの心を動かせればと思っている。


 私は、私に関わった人間は、いい方向に進んで貰いたい。


 だから、頑張るのだ。


 釣り合うように、頑張るといった処だろうか。


 頑張るという言葉はバカの使う言葉だ、頑張った処で、出来ない奴は出来ない。できる人間は努力を努力とも思っていないのだ。


 世の中、夢だとか、希望とかと言うが、夢や希望なんか、後から出来るものだ。

 普通に生きていられれば、越したことは無い。

 健康で、或る程度の御金を稼いで、家族がいて、友達がいる、趣味なんかがあったり、飲んだくれでいいのだ。 

 丁度いいくらいなのだ。


 生きづらいというが、実のところは高望みのし過ぎなだけなのだ。

 私は、普通である事の難しさを知っている。大抵どの人間もコンプレックスを持っていて、おかしい奴等が多いのだ。


 無欲であれればいいと思う。

 別に、アルコールや、ニコチン、異性、ギャンブルが好きな訳ではないし、寧ろ、縁遠い存在であるが、働くのは厭なのだ。


 何か、働かずに、生きていられればと切実に思う。

 

 どうすれば、働かずに済むだろうか。


 働かずに済むには、御金を産みだす必要が或る。


 御金は、汚いから、嫌いだ。


 けれど、生きて行くには金が要る。渋々。ネットで、何かを初めて見た、というだけの事だ。


 金がなくてもいい何て言うのは、綺麗ごとだ、確かにサバイバル生活をする人間もいるが、私は厭だ。文明の中で育って来た、ネットが必要だ。本も、漫画も、アニメも必要だ。

 

 無いと死んで終うかも知れない。


 本来は、必要のないものだ。無くても死なない物だ。しかし、私の精神は、無くてもいい贅沢と無駄なもので、充足させられている。飯を食うより、ネットを弄る、漫画を読む、文章を書く、本を読む、勉強をする。


 どうやら、私は、文明に犯されているらしい。


 私の創り出すものに、果たしてどれだけの価値があるのだろうか。


 数字になって、目に見える形になって、PVや、再生数で分かる事だが、食べていくには、心もとない数字で、辛い。


 数字のある人間が別に偉い訳では無い。偉そうにされる筋合いも無い。


 私が絶対だ。好きでやっているのだ。口出しされる所以は無いだろう。


 世の中、いろんな人が居る、私より、ずっと数字のある人が居る、けれど、私は、嫉妬するだけだ。


 嫉妬するだけ、で別に何かが変わるわけでもない。


 私のものを作るだけだ。


 世界が私を否定したとしても、私だけは私を肯定しよう。


 嘘付き狼とは、私の事だ。


 私は、虚言癖がある。

 

 嘘付きだ。


 文章の中に出て来た内容も、もしかすると嘘かも知れない。


 言葉は嘘で出来ている。


 喋る時点で嘘なのだ、真実は数学と科学だけだ。


 真実は、数字だけだ。


 数字、数学は、真実だ。


 目に見えているものだけが真実では無いが、数字は完全だ。


 数値は嘘を憑かない。


 真実を探求しようとして、自殺する人間も存在する。


 真実を知る事は、難しい事なのだ。


 事実を把握して推理する事は出来る。


 将棋や、麻雀、チェスで、先を予測して、勝利を掴みとる事が出来る。


 計算だ。


 こうなれば、ああなるというのは、計算なのだ。


 計算を重ねる事で、未来を予測する事が可能だ。


 勿論、不確定性は拭えないが。


 バタフライ効果、カオス理論が起こる可能性は或る。


 100%は自然界には存在しない。


 存在するのは、数学の世界だけだ。


 数学の世界は絶対だ。


 絶対にそうなるように出来ている。


 偶然が存在しない世界。奇跡が存在しない世界。数学の世界だ。


 数学から、情を感じ取る事は出来る。


 情と言うのは、唯一不変のものなのかも知れない。


 時々、子供の頃には戻れないのだ、と知って、死にたくなることがある。


 懐かしい記憶で、胸が痛くなることがある。


 あまりに綺麗なので、死にたくなる。


 ずっと残しておきたくなる。


 変わっていくのが、怖くもなる。


 いい方向に変われているだろうか。


 過去の私がいたとして、私は過去の私に、私のようになるなというだろう。


 あの時こうしておけばと思う事は後を絶たない。


 後悔が無い訳では無いが、今の自分を許せても居ないが、如何しようもない事だ。


 できる事ならば、金持ち貴族に生まれたかったが、如何しようも無い事だし、母親は好きだ。


 大金持ちの、権力者になりてえと、時折思う事があるのは、子供の頃のコンプレックスの所以だろう。


 金持ちの大金持ちの家に生まれて、好きものを買って、好きに暮したかったのだ。


 別に貧乏というわけでもないし、金は或る程度はある。中流家庭だ。


 何一つ不自由はなかった。只、もっと贅沢な暮らしがしたかったというだけの事だ。


 特に子供の頃は、ほしいものが沢山あった。


 だから、私は金持ちになりたいのだろう、子供、大抵のものは、厭な顔をせずにかってやりたいのである。


 と、言っても私は、独身だ。


 ま、その内、結婚するだろうし、そういう時がくるだろうと、思う。


 そうなった時に、金無しは厭だ。


 貯金をして、大学の学費をちゃんと貯めておくのだ。

 

 いい暮らしをさせてあげられないのならば、私は孤独でいい。


 一人でいい。


 独りで十分だ。


 だから、何かをしなくてはならなかった。


 小説を書く事も一つだし、動画投稿、ブログ、勉強。孰れにせよ、将来が不安なのだ。


 不安で仕方が無いので、何かしようと、何かをしている。


 と言う事である。


 ま、好きでやっているのだ。


 誰かを感動させるのだ。

 

 私は普段、全く喋らないような人間だ、話す時は、ライブ配信をしている時の感覚を思い出して話す。ネットでのライブ配信やゲーム実況が私に一種の社交性を与えているのは確かならしい。


 頭がYouTubeに成る時も、APEXに成る時もある。ちなみに、私はゲームくそ弱い。


 時々、頭の中で、ブラッド・ハウンドが喋ったり、ライフラインがライフラインパッケージを要請する事がある。味方のバナーを手に入れる事もある。


 壁や、ドア越しに隠れながら、近づく時がある。


 現実世界で、APEXの練習をしているのだろうか。


 末恐ろしい事である。


 夜、眠りに付こうとすると、Twitterが頭から、離れない。

 何か、書こうかという気分になったり、勉強する気分になったり、ゲーム実況をしようという気が沸いてきたりして、結局朝まで何かしているのだ。

 朝に成ると眠りにつく。

 昼頃に起きる。

 飯を食えと言われるが、食欲が無いので食べない。

 鬱蒼とした雰囲気の中、風呂に入る。

 風呂は頻繁に入る。一日、二、三回は入る。水が好きなのだ。


 泳ぐ事が好きなので、プールに通いたいが、無職ニートは怖くて外出できない。


 代わりに、シャワーを浴びて風呂に入る。代償行為である。


 ギターを弾くのが好きだが、周りに人が居ると、怖くて引けないので、コードだけ確認して紙に書く。

 コードの確認とか、ギター博士でするのだ。


 有名なコード進行は、覚えている。


 頭の中で、音階の確認をして、壊れかけの電子ピアノ、十五年くらい前ので、確認する。


 とかをして遊んだりする。


 未だに、ソナチネ・アルバムを弾いているが厭になる。


 時々、DTMがしたくなるが、無料ソフトで作るのも何だか、厭になってきた、有料のソフトや音源がほしい。


 しかし、高いのだ。


 高くて、手が届かない。


 液晶タブレットにしてもそうだ。


 金がないのだ。無職とはこういう事である。


 金がないと、好きな事も好きに出来ないのである。


 文章を書くのに金は必要ないのだ。


 できる範囲の事をしていくしかないのである。


 電撃大賞に落ちたのが、7月10日で、昨日くらいから、小説を書いている。


 悔しかったのだろうと思う。


 どうして一次落ちだったのか、一次落ちで次の年、使い回しで大賞を獲った例があるが、評価シートもクソもない、一次落ちでは何も解らないのだけ事実だ。


 カクヨムに投稿しようかとも考えたが、コンテストを開催した時に投稿しようと考えたのであった。

 

 環境汚染だとか、戦争だとか、実際に目の当たりにした事はないので、分からないが、世界の中の人間を垣間見る事が出来る。


 海水の上昇は、温暖化の影響なのか、単に自然故なのか。

 

 真実は分からない。


 戦争は、無くならない。

 

 民族問題。


 映像で見る事は出来る。


 人間以外の生命と遭遇する事は少ない。

 

 大抵、死んだ形で遭遇する。肉だ。


 生きた動物とは、遭遇する機会は少ない。飼い犬くらいだ。野生の動物とは遭遇しない。鳴き声くらいは聴くが。


 奴等が、何を感じ取って生きているのだろうか。自然の変化に気が付いているのだろうか。


 シロナガスクジラが、プラスチックのゴミを大量に食って死んだ。


 沖にあがって来た。


 悪魔の人間がやって来て、私達は狩りつくされる。


 知っている。


 悪魔たちですよね。


 「どうして、鯨に生まれてきたのか。親兄弟は捕鯨で捕まって殺された。」

 

 許すまじき人間。


 ある、競走馬の馬は言った。

 

 「あの人間は許さん。けつを鞭で好き勝手叩き追ってからに、背中に乗るとは何事だ。」

 

 と憤っていた。


 生命を崇拝する教団。


 生命教は、食事の際に、頭を下げて、儀式をする。


 生命に対する崇拝の儀式だ。


 生命教は肉を食べてはならない。生命教は草しか食べない、草食動物の集まりだ。


 断食をする事もある。


 肉の変わりに、大豆を食べるのだ。


 生命教だ。


 司祭は、農業をしていた、農民であった。


 ある時、肉が産業廃棄物として捨てられているのをみて、開眼し、教祖となったのだ。


 生命教は、畜産業者から目の敵にされて居る。


 「やつらのせいで、肉を喰っただけで、糾弾だ。これじゃあやってけないよお。」


 生命教は世界中に信徒がおり、数は三億程だ。


 「この国じゃあ、十人に一人は生命教徒。家畜なんてしていたら、何て言われたものか・・・。」

 

 酒禁止令が出てから、人々の怒りは最高潮に高まっております。


 民衆は、言わないだけで、怒っております。


 事故の多発は其の為です、犯罪が増えるのもこの為です。


 民衆は政府に怒っております。


 はい。


 「飲食店苛めが、好きなこって。」


 テレビを見ながら酒を飲みつつ、苦言を呈する女ありけり。


 「世界運動会なんぞをするのは、愚かしけり。愚かしけり。」


 ある、男はスルメイカを噛みながら、言いました。


 「世界運動会。外れ籤なりける。」


 女は、酒瓶をテーブルに叩くように置くと、目を瞑って


 「カああああああ。うめえ、酒じゃあああ。」

 

 と言いました。


 「無観客の世界運動会ですってよ。」


 あたし、は、パンツ取り障害物競争の選手だ。


 「応援してもらいたいでガンす。」

 

 「ガンすやないで。本間、国民の血税でやるんでゴンすからね。」

 

 パンツ取り競争とは、パンツが10M事に干してあり、干してあるパンツを取りつつ、100Mを走り切る競技だ。


 高度な身体能力が必要になる、人気の競技で、金メダルが期待されている、選手も国内におり、世界中で大人気の運動なのだ。


 頭が痛い。私は何を言っているんだ。何だ、何なんだ、時々支離滅裂な訳の分からない夢を見る事があるのだ。


 朝、起きると、汗をびっしょりとかいていた。


 呼吸が苦しく、身もだえしていた。


 「最後に、孫に一言言わせてくれないか。」


 私は、言った。


 最期に、孫の顔が見たかった。


 死ぬので或る。分かる、自分の死期くらい分かるのである。


 小学生の頃、パンツを取られた。


 パンツを隠された、パンツとズボンだ、下半身を丸出しにして、大恥をかいた。


 後日、パンツと、ズボンが、川に流されているのを見付けた。


 私は、激怒して、犯人を探し出して、火あぶりにすると、警察に捕まった。


 警察は私を捕まえると、刑務所に入れた。


 少年法で守られてはいたものの、極めて、悪逆な犯罪行為だとみなされた。


 「孫の顔を見ていった。」


 「御前は、英雄になる。儂の孫じゃ。」


 私は、あの後、どうなったんだったか。


 死んだ。

 

 死んだはずだった。


 生まれ変わった私は、ゴキブリだった。


 人間から逃げるのに必死だった。


 スリッパで、潰されて死んだ。死ぬ寸前で、卵を産み付けてやったざまあみろ人間め。


 三度目の生まれ変わりは、羊だった。


 牧場の中に私は居た。大事に育てられた、羊毛を作る牧場の羊だった。私は羊の長となり、群れをまとめ、子供を作り死んだ。


 何度も生まれ変わった。転生者の能力のせいか、私は終われなかった。いいや、終わるためには何か条件があるのかも知れなかった。


 生き物として、意識を持つ存在として生まれ、やりきれていないものは、終われないのかも知れなかった。


 なんど、同じ、生を味わってきた事だろう。


 死んで、死んで、生まれ変わってきた事だろう。


 其れでも、未だに、もう失ったはずの、大事なあの頃の記憶と後悔を思い出す。


 やりきれない気持ちを思い出す。


 「何度やったって、同じさ。君には、覚悟がない。生きているだけさ。永遠と生命の奴隷からは解放されない奴隷さ。死ぬことを怖がって、失敗を恐れて、何処か胸の奥で遣る瀬無さを覚えている。だから、御前は死ねないんだ。終われないんだ。」


 にしたって、オリンピックを壊したのは、御前なんだろ。


 「え。」


 コロナウイルスを作ったのは御前だ。


 「世界を呪った御前だ。」


 「え。」


 世界が滅べばいいと、ずっと願っていた。御前だ。


 「分かっている。御前の作った世界だ。御前が直接手出しはしていないものの、御前の意志だ。バタフライ効果だ。御前のちょっとした意識の違いで世界の向かう先は変わっていたのだ。」

 

 私に、何が出来るというのだろうか。


 「分かっているんだろう。分かっているんだろう。世界は、ちょっとしたことで大きく変わる、変わってしまう。」


 御前は、間違っている。間違った道を歩んでいる。分かるか。


 「分からない。何を言っているのか、分からない。」


 死、殺、滅、魔


 死 呪 魔

 

  絶

  

  破


  分かるだろ。


 呪文だ。


 世界を破滅に導く呪文だ。


 御前が、書いた呪文だ。


 「服を脱いでみろ。」


 身体中に呪の刻印が記されていた。


 部屋に入ると、呪の刻印が壁と天井、床に処おきなく、記されていた。


 「御前の強い恨み、呪だ。」


 世界の破滅。


 刻印には、血肉。


 刻印には、死体。


 刻印には、血肉。


 死体。滅。殺。魔。破。


 「御前に出会った人間は、全て、原因不明の死を迎えている。」

 

 消した。


 消した。

 

 消した。


 「消去した。」


 藁人形が刺さっていた。


 ゾクりとした、私も死ぬのだと確信した。


 ガン、ガン、ガン


 釘を刺す音が聞こえる。


 私は次の瞬間意識を失って、死んで終った。


 「死んだか。」


 一生、苦しめ、呪に苦しめ。


 ガン。ガン。ガン。


 強い呪。

 

 あの人に近づいては駄目です。


 あの人は、恐ろしいです。恐ろしいです。


 体中に包帯を巻いた、あの人です。


 血の魔女です。


 ガン、ガン、ガン。という音とともに現れる魔女です。


 あの家に近づいてはならない。


 「なあ、幽霊って信じてるか。」


 「いる訳ねえじゃん。」


 「今日の夜中、肝試ししねえか。」


 「いいねえ。やろうぜ。」


 暗い暗いなか、誰も住んでいないが、未だに、如何した訳か、取り壊しをする人が次々に死んで未だに解体の出来ていない、心霊スポットがあった。


 「ガン、ガン、ガン。」


 「何だよ、此の音。」


 私は、怖がった。何だか厭な予感がして言った


 「やめとこうよ。」


 すると、友達の男は言った。


 「この中に、心霊スポットの家入るのヒヨってる奴いる。  いねえよなあ。」


 つい、笑ってしまって、大丈夫かと思い中に入ったのが失敗だった。


 あの後、三人の男が原因不明の死を迎えたのだ。


 


 


 


 

短編です。

ちゃんとした作品ではありません。

孰れちゃんとした長編出します。

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