表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/7

そのいちのよん


しばらくして両家顔合わせを客単価の高いであろうお店で行なった。

お店を決めたのはお義母さんだった。

コース料理形式で運ばれてくる和物のお料理たち。

妊娠していてその運ばれてくるお料理を少しずつ食べていた。

旦那からも『無理はしなくて良いんだよ』と言われていたしお腹すいても食べすぎても吐き気がするデリケートな時期だったから慎重に体と相談しながら食べていた。

そんなあたしを見てお義母さんは母と話していたのを中断して


『みかちゃんのお口には合わなかったかしら?』


いやいやいや、十分美味しいんだよ。

むしろ美味しすぎてめちゃくちゃ味わって食べたいんだよ。

そう、美味しいんだけど、だけど!!!!!

あたしの体調悪くなったら場の空気が悪くなるだろ、それを気にしてんだよ!!!!


と思いながらもにこやかに『いえ、美味しいです。美味しいので味わって食べてました』と言った。

そう、それならよかったよと一言お義母さんは笑いながらいいまたもぐもぐと食べながら話し始めた。

2時間ちょっとの時間を共に過ごし、何事もなく和やかな雰囲気で顔合わせは終わった。

結局食べれたのは少なかったけどそれで良かった。

和やかな雰囲気を壊さずにいられたのだから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ