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ガラクタ
チビのこと。
来年チビは学校になる。
本来なら夢を見させてくれて、ありがとう! とチビに言い頭を撫でる。
これが俺の描いた青写真だった。
チビは来年から小学校……支援学校の。
未来も何もない。
正直呆れ、皮肉に笑いが溢れる。
良いことは何一つ起こらずスルーされるのに、最悪の事態は当然のように襲われる。
世の中とはこんなもんだ。
俺が療育に力を注ぎ、少しでも最悪を回避させたと躍起になっても現実は……こんなもんだ。
苛立ち、呆れ、悲しみ、全てが襲う。
他の親子さんからは、別にいいでは! と心をかけられるが、気休め程度でしかないに白けてしまう。
「別にいいなら、将来チビの嫁にくれませんか?
一度言ったことがある。
その親子さんは、声をなくした。
そしてあからさまに、避けられている。
チビはとうとう、本当の出来損ないになった。
夢や希望のない、ガラクタ。
俺はガラクタを相手ないと……。




