後編
だいたい綾香が家に帰る時間に電話はいっつも俺に電話化メールがくる。
でもこの日だけなぜかこなかった。
電車が遅れたのかな、そう考えた俺は10分後に電話を入れてみた。
「綾香、家に着いた?」
電話の奥で小さく声が聞こえた。
「なんか電話鳴ってますがどうします?」
「あぁ、貸してくれや。」
なんか、何だろう。
いやな予感がしたんだ。
「お前ら誰だ?」
「まず自分が名乗ろうぜ、そっからだろうが。」
「井上大輔、綾香の彼氏。」
「あぁ、この女の恋人か。そりゃあ残念。」
「何しやがった!!綾香を出せや!!」
「あぁ、めんどくさくなったからお前ら帰るぞ。」
「こいつに電話わたします?」
「わたしとけ、じゃあな。彼氏さん。」
どうやら綾香に電話がわたったらしい。
「綾香?きこえるか?」
「大、、、輔?」
「なにか・・・されなかったか?」
「私・・・もう生きれない、、、な」
「・・・は?」
「・・・汚されちゃった」
「・・・死ぬってのか?それだけはだめだ。」
「じゃあどうしたらいいの!?もう私知らない男に犯されたんだよ!?
大切な体を触られて入れられて、、、もう無理だよ・・・こんな体で
生きていけってのは逆にひどいと思うよ。。。」
そこで電話が切れた。
もう本当に死ぬんだな・・・
そう思ってしまった、彼氏として止めれなかった。
そこから綾香が自殺したと報道で伝えられた。
最後に電話していた相手ということで警察やマスコミに話しを聞かれた。
すべて話し終えてから2年後、俺もいなくなろうと考えてた。
ちょうど今日だよね、、、
ガソリン臭いんだよね、今。
ライターも側に置いてもう自殺の設置終了。
それじゃあパソコンを置いて火を灯そうかな。
それじゃあまた来世であえたらうれしいな。
綾香、今そっちに逝くよ。
END