4/10
妄想夜
もし僕が君の大切な人になれたなら
きっと君には会わないだろう
君が好きなのは僕以外の誰か
僕が演じる彼が君を失望させるのが解るから
君が微笑んだとしても
君が僕に話しかけたにしても
それは彼の事を思う行動だろう
君が泣いていても
君が悩みを打ち明けても
それは彼を信頼する行動だろう
僕が君の友達なら
僕が君の家族なら
妄想すれば妄想するほど
僕の居場所は君の日常の中には無い事を知った
全ての人がかけがえの無い人であるから
今の君が成り立っているのだから
君は僕の事をどう思っているんだろう?
また妄想の夜に更けてゆく




