たけし先生のゲロ
たけし先生は、梨佳ちゃんと遊園地に行った。
「きゃーきゃーきゃー」
「おぇっぷ。吐きそう」
ジェットコースターを降りて、梨佳ちゃんはたけし先生の背中をさすった。
「大丈夫?先生」
「気持ち悪い。げろ吐きそう」
「俺の口の中に吐き出しなさい」
後部座席に乗っていた自称BL系男子が言い出した。
「せいし君じゃないか!」
そうです。実はせいし君、たけし先生の生徒である。たけし先生たちを陰ながらストーキングしていたのである。
梨佳ちゃんたけし先生のラブラブに嫉妬して思わず登場したのである。
「せんせい! 先生の汁なら俺、何でもいけますから! 梨佳ちゃんなんかにゃ負けません!」
愛の超越すると男でもいけるのです。
せいし君は、ひとえに幅広いのだ。ストライクゾーンが広いともいえる。
どれくらいの広さかというと、勿論、妹とも母親ともやれるくらいである。実は梨佳ちゃんもOKラインだ。
いわば誰でもOKなのである。ただの欲求不満であり、隙あらば誰でも構わないのが自称BLのせいし君
なのだ。
ちなみにここでいう隙とは勿論たけし先生のゲロである。
ゲロを飲める程の愛だというのをアピールできるチャンス。一方的に思いを寄せるストーカータイプにとってはさり気なく思いを伝えるチャンスはこういう場合しかないのである。
「だめよ! たけし先生のは私が飲むんだから!」
梨佳ちゃんも覚悟はできてる様だ。
「じゃあ、どっちが多く飲み込めるか競争しようぜ!」
梨佳ちゃんとせいし君の壮絶な恋バトルが今は始まった。
「ジェットコースターでやるのは危ないからヤメナサイ!」




