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後半

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どこぞの犬の視点

犬犬犬犬犬犬犬犬犬


-










なぜだろう・・・





どうして変わってしまったの。





僕の家族は、過去はあんなに






僕を可愛がってくれたのに・・・?





でも、あの過去はもう・・・今にない。








僕はもう誰にも愛されない。



ずっと、もう一生こない。僕に幸せは・・・。





僕が悪いのだろうか。



僕は「もっと、僕を見て。僕とまた遊んでよ、ねぇ!僕を一人にしないで!」





そう叫んでいるだけなのに・・・。



訴えているのに。 僕が行動を起こさなければ、




気づいてくれないんだ。僕の家族は。





だけど、一年前・・・。とても一瞬と感じるほどの時間だけど、



この家の一番下の女の子が



喋れない僕に話しかけてくれた。




「・・・ねぇ、うちのお母さんとお父さん。離婚とかしないかな・・・。」




そう言った。僕は何を言ってるのかよく分からなかったが



その子は、きっと何かに悩んでいることを確信した。





「お父さんとお母さん、仲悪いの。喧嘩する度、泣きたくなるの・・・。」



「あなたは、これからお母さんとお父さんがうまくいくと思ったらお手して。」




そう言った。



僕は、何気にお手をする。



「・・・そっか、あなたはそう思うんだね。うん、そうだね。私も信じてみる。」




その後も、「・・・だと思ったら、お手をして」の繰り返しで問いかけてきた。



僕はお手でしか答えられなかったが、彼女といれたからとても幸せだった。



僕を見捨てていなかった人が、ここにいた。



そう強く思った。






なのに、






なのに・・・





また何年か立ったら 彼女はもう来てくれなかった。



いつまでも待った。だけど来ない。いつ来るの、ねぇ・・・。




僕は吠えた。「来てよ、お願いだから。こんな僕でもいいなら、お話しようよ」と。



だけど・・・来たのは、とても怖い顔をしている人間のお母さんだった。




お母さんは、僕を叩いた。口をわしづかんだ。



僕は怯え声を上げながら、逃げた。逃れた。




・・・怖かった・・・。




その後も、僕が吠える度・・・お母さんやお父さんが来るのだった。


お父さんやお母さんは、たまに無理矢理暴力を振るったりするけど



たまにあの女の子が来たとき、




彼女は殴ったりせずに




ただ僕を見つめるのだ。




たまに「シーッ!」と言うけど。





・・・彼女が僕の目に映ったとき、なぜだか嬉しくなる・・・。




いつしか、僕は彼女が大好きだった。






だけど、ある日





僕はその日珍しく何度も何度も吠えて訴えた。



「昔みたいに、もう一度やりなおせるはずだから、ねぇ!!みんな僕を見てよ!!」



・・・来たのは、怒れくるった人間のお父さんだった。



人間のお父さんは、「火」というものを僕に近づけた。






今までで一番怖かった。



とても怖くて、死ぬかと思った。



だけど、犬の僕には死ぬことをあまり知らなかった。



でも・・・とにかく、恐ろしくてたまらなかった。




僕は自分でも聞いたことのないような怯え声を上げた。




僕の目に映ったのは、火と怒れくるったお父さんと、



その後ろで呆然と立っているお母さん。「とても怖い」という目をしていた。



彼女はいなかった。







僕はその後、吠えることをやめた。



訴えることをやめた。



あの火が怖すぎて、勇気が出なくなった。



僕がいけないかったのかな? 吼えることがいけなかったのかな?



僕が声を出さなければ、愛して貰えていたのかな?


僕が声を出さなければ、昔の様に、笑顔のみんなに戻ったのかな?






わからない。


・・・だけど、こんなにも家族に愛されない僕なんて――――。



もう、死んでも良いくらいだ。



・・・だけど、犬の僕には死というものを知らない。



死に方さえ知らない。



だから、時を待つしかなかった。



10歳の僕は、あと何年で死ねる?



・・・早く、死にたい。





その日の夜、僕は散歩から帰ると


いつものように痛む足を舐める。



前から少し痛んでいる。血という赤い液も、少し出てきている。








そのとき・・・ふと人の気配を感じた。






いた。




彼女がいた。





前の無邪気さはあまり感じない少し大人びた姿をしている。




僕は少し見つめたけど、愛情を注いでもらっていないせいで


すぐ目を離したくなった。



だけど・・・僕が目を離しても、彼女はずっと僕を見ていた。



僕が憎いの?そうなんでしょ・・・?




けれど 彼女は――――。






泣いていた。





涙という雫を零していた。





「ごめんね・・・ごめんね・・・」



とそう言ってるように聞こえる。








僕には



涙というものを知らない。


悲しみという言葉も知らない。






・・・だけど




もう少し待ってみたら 彼女はまた来てくれるだろうか?



僕に生きる勇気をくれるだろうか。




あの涙は、どうして零れたのだろう。




それは




僕が悪いからなのだろうか・・・







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