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60000人のユーザーがいてる投稿サイト  作者: クロノトリガーの考察に1万時間くらい消費してまってる人
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ニートロワイヤル (現役ニートが書いたニート小説)


本文

 ある日、全国のニートが5000人、同時にラチられる事件が発生。

 実行したのは自衛隊員3万人である。

 国は法律を作った。働かない人間に対して罰する法を

 しかし、人道的な罰を与える法律ではニートの増殖は止まらなかった。故に今回政府は新たな法律として非人道的な罰を与える法律を作った。

 一部のニートを見せしめ殺す事で、ニートの増殖を防ぐのである

 ただ殺すだけでは、親御さんや人権団体に反感を買う事になる。

 なので3年以上ニートが続いた健康人のみにて殺されるべきニートは選別された。


 選ばれたニートの殺され方は非人道性を考慮さる。そうでなければニートの抑止力にならない。

 最初に提案されたのはナチスのドイツ軍がやった様なガス処刑とか、高いところからつき落とす等が提案された。

 議論された後、一番非人道性があるのが、ニート同士で殺しあうというものだった。

 あくまで生き残りたければ「相手を殺してでも食らう」というものである。


 という訳で、ニート人口50万人の中から、一部のニート5000人がランダムで選ばれ、軍艦10隻で護送された。


 護送された場所は南の海にある無人島。食料になりそうなものは勿論ないし、岩場でできた島であり、木々も無い。どう知恵を絞っても海で魚を得る様なこともできない。

 そこへニート5000人が丸裸で置き去りにされる。


 しかし、ニートを4444人目まで護送したところで事件が発生した。一人のニートが反抗して自衛隊を攻撃してきた。

 一時的な反乱にて300人程ニートは射殺された。

 反乱による自衛隊員の犠牲者は3人である。


 ニート4700人が島に取り残された。果たしてどうなるこの先・・・


 ニートの生活は上空のヘリコプターから監視されててネット上の動画で公開されてる。アクセスはこちら

 /www.ニートコロシアム.com


 動画内で悲惨な光景を目撃する人々の中に正義感で立ち上がる者が複数いて、救助団体を組織した。その名を「立ち上がレンジャー」という

 立ち上がレンジャー隊の隊長、胃之頭痛蔵は思った。「先頭を切るのは俺の役目だ」と


 彼の熱意は並々ならぬものである。殆どの隊員はニートの親御さんである事が多いのだが、痛蔵だけは事情が違った。

彼にとってニートの存在とは自身の過去、歴史そのものだからである。


 彼はニートとして15年生きていたが、対人恐怖でどうしても外に出たくなかった。たとえ死んでも殺されても構わない引きこもりな精神だったのだが、3.11大震災による原発ショックで強制避難を余儀なくされ、避難所で生活をする羽目になった。

 そこでの集団生活で痛蔵は一人のカザフスタン女に惚れた。女の名前をプロテインという。

 痛蔵はプロテインの事が気になり遠目から監視した。食べるときも、寝るときも、簡易シャワーを浴びるときもプロテインを監視した。野山で野うんぴーするのを見に行った事もある。

 そんなのどうでもいい。重要なのはなぜ痛蔵がニートを愛する様になったのかである。

知るかそんなもの。あったら逆に教えて欲しいよ。


 兎に角、痛蔵は先陣をきった。

 痛蔵は震災の後、なぜか億万長者になってて、なぜか軍事用潜水艦を保有していた。ヨーロッパあたりから北朝鮮が買い付けたものを北輸入したのかもしれない。


 そんな訳で政府の監視網をかいくぐり島に上陸した痛蔵だが、驚愕した。

 場所を間違えたのである。

 それもその筈で、ニートが隔離されてる島は秘密保護法にてトップシークレットである。政府関係者から金で聴きだした情報がガセである事もある。まんまと金を騙し取られたのだ。

 と、思ったら良く見たらニートが居た。影が薄すぎて見えなかったのだ。

そのニートは衰弱している。痛蔵は駆け寄って水を補給させた。


 とそこへ、他のニートも来た。水をくれと言わんばかりのゾンビの様な目である。

「まってくれ。水はまだ沢山ある。落ち着け」

と言おうとした瞬間、痛蔵は狙撃され、頭を打ちぬかれた。

 痛蔵と他の隊員たちは状況が飲み込めない。

 政府の軍隊が近くに常駐してるという事だろうか。しかしその様な話は現時点で聞かされてない。

 隊員たちはパニックしていた。戦闘技術とは無縁の隊員なのでプロの様に機敏に動けない。足を取られてこけた痛蔵の部下、痒憎も射殺された。

 隊員は元々30人いたが上陸直後、3分で10名死んだ。

 残り20人は岩陰に潜み、声を荒げた。

「一体どうなってやがる。」「本当にそうだ。訳が判らん。」

 判らないなんてことがあってたまるか。読者の質を疑うぜよ。

 最初に複線でニートと自衛隊が抗争したときに3名の自衛隊が死んだでしょう。ニートがその3名から装備を剥ぎ取り、武装してるのだ。

 5000人もニートがいればイカレタニートも何人混じる訳であり、要するに虐殺を楽しんでるニートがいる。


 虐められ太郎は思った。この状況をなんとかせねばと。

 虐められ太郎は虐殺の主犯格に媚を売って生き残っていたが、ここまでヤバイ奴らだとは想定していなかった。

 このままでは助けが来た人たちまで殺されてしまう。虐められ太郎は身を呈して主犯格の説得を試みた。

「全員殺してしまったら、軍艦の操縦方法が判らないから」

 なるほど。と主犯格は納得し撃のつをやめた。

 主犯格は部下たちを利用して、屈強そうな隊員たちを縛り上げさせた。船に乗り込み脱出する。


 潜水船は10隻ある。10隻一回につき、1000人程しかニートを乗せられない。


 その光景は上空のヘリが監視していて、すぐさま政府が対策してきた。

 高性能魚雷を搭載した遠隔射撃ができる潜水艦にて、直ぐに撃墜できるのだと。船に取り付けた無線機で警告してきた。

 直ぐにニートたちを島に戻せば、隊員たちの身の安全は保障するとのことである。


 止む終えず船は戻った。戻る最中に隊員の持ってるサバイバルナイフを奪い自殺するニートも居たりした。あるいは残る時間を楽しむ為に女ニートをレイプする者もいた。


 船には魚雷装置がついている。これで遠隔魚雷を迎撃できる訳だが、政府の軍事力に敵うはずはない。

 だが主犯格は諦めきれなかった。あえて戻らず魚雷に立ち向かった。


 主犯格は他の船に命令した。全ての船で立ち向かえば、政府軍の魚雷を消耗させられるかもしれない。運よく全弾避けきれば陸まで行けるのだと。

 一隻では到底生き残れない。全員が捨て身で挑まなければ一人として助からないのだと


 おりしも主犯格が乗り込んだ船は隊列上の中心部にあり、左右の船が被弾の壁になってくれて、都合よく主犯格の船だけが生き残った。


 主犯格の船は陸に上陸した。そこも無人島ではあるが食料が豊富そうな島ではある。

 乗組員たちと食料を集めに取り掛かりたいところだが、戦闘機が空爆してくるとの無線が入ってくる。

 それほど、広い無人島ではないから、一旦空爆されてしまえば生き残るのは不可能だろう。          

 せいぜい水の中に逃げれば、一時的に生き残れるだろうが、食料が無ければ生き残れない。

船の中に用意された非常食はもう食べつくしてしまった。


 主犯格は病むに病まれて空爆の犠牲となった死体を食べてみた。不味くはなかった。腹が減ってれば何でも美味しく感じるらしい。


 しばらくした後、民間の船が一隻通りかかり、主犯格は救助された。助けてくれた恩も忘れて船員たちを食い散らかしたのは言うまでもない。



 あるニートは今回の事件について誰よりも悲観的に解釈していた。

 ニートが経済社会の足をひっぱりうる存在だと認識しているのものの政府のやり方が強引すぎる。

 専門家は超少子高齢化、3人に一人が老人になる時代だから、病む終えない措置だと判断しているが、そうだとしてもやはりやりすぎである訳で、この様な危険な思想が国会でまかり通ってる事そのものに大きな違和感を覚えざる終えなかった。


 ネットでの評価も支持は3%以下であり、批判意見は90%以上ある。国民から選ばれた政治家であるのだから国民の意見、世論の思想が政治に反映されてない現状はオカシイのである。


 この件に関して友人Fは以下の様に述べていた。



「人間社会はレプタリアンという人食い宇宙人たちによって支配されてる。

 人食い宇宙人は人の能力の10倍以上の体力があり、本来の体の姿を人間に似せて擬態している」


 擬態について常に維持するのは大変であり、就寝中は元の姿に戻る事が多いが、たとえば芸能人などが人食い宇宙人だった場合、カメラに撮られる機会が多い為、ほんの一瞬だけ気がゆるんで部分的に元の姿に戻ることがあるという。

 それは映像の中にコンマ1秒ほどしか記録されず、スロー再生しなければ決して誰も気付かない様なレベルで、たとえば指が6本になってたり白目が全て黒に変わったりと特徴的な傾向がある。

 詳しい事はネット上にある陰謀論情報で参照されたし 


参考サイト


https://www.youtube.com/watch?v=vtq0VnAR9vM


https://reptilianisrealcopipe.blogspot.com/search?q=爬虫類%2B見分け方


人食い宇宙人は人口の2割を占め、赤十字やWHO(世界保健機関)と癒着関係にあり、死体や生き血提供して貰ってるという事。


世界の実権を握ってるのが人食い宇宙人で彼らの祖先ははるか昔から人類を支配してきて、陰謀論でいうフリーメイソンも関わってきてる。

天皇や皇族、政治家、多くの偉い有名人もそれに該当しているらしい


 友人Fの意見については半信半疑どころか、1ミリも信用していなかった私。

 歴史で習う教科書を全て陰謀にしてしまうというのは、もし陰謀が真実でなかった場合、人類の頑張って生きてきた何千年という時間を酷く侮辱する行為に思えたから、陰謀論を容認する訳にはいかなかった。


 だが今回のニート虐殺事件にて

 

 ”人類はあくまでレプタリアンの家畜動物”


 である考え方を容認できる心構えができていた。


 できていたとしても、恐らく個人の力ではどうにもならない。日々の単純サイクルの中から抜け出すのは容易ではない。

 わたし自身が現在ニートである以上、島流しに合わない為には一刻早く働きに出なければならないからだ。

 社会の構造上、働かないと生きていけない状況においてレプタリアンと戦う事は現実的ではない。


 今さらだが、今回の事件が起こらなかったとしても、人は陰謀論やレプタリアン宇宙人の存在を信じるべきだったのかもしれない。

 それを信じたところで恐らく損害は無い訳で、油断して家畜動物にされる方がよっぽど大損害であるのだから。








<誰かの視点>

 その誰か者は前世から記憶を持っている。前世で出合った同士たちを探してる。

 同士たちに前世の記憶が保持されてるとは限らないが、過去の時代にレプタリアンを打倒するべく戦った仲間として、今世においてもどこかでレプタリアンを打倒するべく戦っている可能性があるからだ。

 魂に深く刻まれた記憶を糧に来世でも生きてしまうのが人間の本質であり、その者は同志達を探してる。

 同士と出会ってまずしなければいけないのは、知識の共有である。レプタリアンを打つべく可能な情報、あるいは身を守る情報は、生まれた瞬間から必須項目であるからだ。

 その者は偶然、前世の記憶を持っていたに過ぎない。



 その者は現在、塾の講師として世間に溶け込んでいる。先生業の傍らレプタリアンの特徴を持つ者をマーキングして警戒している

レプタリアンは血に反応する。指を切って血を見せると喜び、一瞬だけ気を抜き、レプタリアンの姿に戻りかける。

 彼の経験だとレプタリアンが身近に居るとき、定期的に生徒が塾に来なくなる。調べてみると概ねその生徒は行方不明になってる。

 食べられた。とするのが妥当である。

 だが、この問題は警察は関与しない。行政のシステムは全てレプタリアンの支配下にあるからだ。


 彼は今現在無力であるが、レプタリアンを監視する仮定で、レプタリアンの巣と思われる場所を見つけた。

 人目からは完全にカムフラージュされた集合住宅の様式の中に、地下へと続く秘密の通路があると思われる。

 上空から望遠レンズのカメラを取り付けたドローンを飛ばしてて、それを確認した。



 彼は確信していた。

 ネット社会が進歩してきてレプタリアンの情報はある程度、つかめる様になってきてる。

 統計ではアメリカ国内ではこの20年の間に3万人子どもが行方不明になってる。

 日本でも年間8万人の人口が行方不明になってる

 これはフィクションでも作り話でも無く、内閣府が統計として発表している↓


https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H25yukuehumeisha.pdf


 彼はどうするべきかはわからない。ただ情報を収集するだけであり打倒への思考は止まってる。

 しかし彼はある日、アニメ名探偵コナンの怪盗キッドを見ていて思った。

 自身がレプタリアンの態度を成りすまして内側に潜る事はできないだろうかと。

 リスクが高いのは重々承知してる。このまま塾講師としての人生を歩み、細々と結婚して、レプタリアンから避ける様に生きれば、それなりの幸福ある生活があるだろう。

 だが、彼は前世での痛ましい記憶がそうされてはくれない様だ。

 全ての元凶を滅ぼされなければいけない。

 過去、幾度と何もせずに生きた事はあった。      


 それは素晴らしいものだったかもしれないが、その背後でレプタリアンの犠牲者あってこそ、その生活は維持されていた様なものだったから。

 過去の記憶さえ無ければこのまま安穏と過ごしていただろうが、今の彼はそういう心境にはなれない。

 今までレプタリアンのしぐさを観察してきたのは何の為だったのか、恐らく、今、このときの為にあるのではなのか。


 彼の葛藤は一晩で終わった。レプタリアンの情報は自身、ひいては人類にとってどうしても必要である。防衛の為にも反撃の為にも。


 レプタリアンは夜、集合住宅街のある一つの家の庭に入っていって消える。深夜以降、奴らの監視網は弱るだろう。

 彼らの身体能力、知覚は人の10倍以上、だからこそ人間に対して油断している。警戒して地下通路の監視に隙が生じる。


 彼は死を覚悟した。もし帰って来れなかった場合に備えて遺書を書いた。

 自身の死体の情報から身元を割り出されては両親の身に危険が及ぶかもしれない。

 身元に繋がる情報は全て破棄しなければいけない。

 全てを書き記した後、彼はついに行動を起こす。















<レイプタリアンの視点>

 彼はレプタリアンとして生まれ育った。物心ついたころから赤十字から提供された生き血をすすっていたが、人間の肉を食べてみたい欲求からはどうしても逃れられなかった。

 人としての教育を受け自制が機能していたいえ、動物の生肉では満足できなかった。

 人を襲う事への本能が彼を自制から解き放とうとしていた。

 恐らく、食べても問題ない。行政が上手く対応してくれる。しかし、いつでも食べていい訳ではない。食べていい量は20年に一回のみで、それ以外のタイミングで人を殺してしまうとレプタリアンの法で裁かれてしまう。


 レプタリアンは誰が人間で誰がレプタリアンなのかを全てを把握できる様になってる。

 全国民の顔と名前はデータベースとして共有状態にある。人より記憶力が高く、身近な人々の顔と名前は記憶してる。

 彼にとって、人を殺すのは造作もない事だが、犯行がバレてしまえば、大きなペナルティがある。、大人しく日々の人間の生活に嵌るしかない。

街中にウロウロしてる猫を襲う事でその欲求を満たすくらいしかできなかった。











<レイプタリアンの視点2>

 レプタリアンの中にも劣等組みはある。劣等組みの特徴は知能が人間と同等かそれ以下だったりする事もあり、塾などにも通ってたりする。

 レプタリアンの両親の思想も一般の人間とある種似た物があるが、こういう場合は違う。

 人と比べて下という状況が多くのレプタリアンにとって歓迎できるものでない。多くの場合、不出来なレプタリアンを持った親は子供に対して冷たく八つ当たりしてしまったり、余計なプレッシャーを与えてしまう。

 彼女そうであり、、親からの束縛、ストレスに晒されていた。

 人生は投げやりになっていたと言えよう。

 ストレス発散の為に子供を喰らう事は何度もあった。

 友達を家に招いてバラバラにするのが唯一の楽しみであった。

 大人よりも子供の方がオイシイとされていたから、あえて大人は狙わなかったが、学校の教師はいつも殺してやりたいと思っていた。人間の分際で、偉そうだからであるが、それ以上に両親も憎んでいた。

 レプタリアンが集まる私立に行けてれば、今、     こうして死体処理に悩む必要もなかったからだ。



 髪の毛、骨はどうにも食べれず処理できない。それ以外の部位も一晩で食べきれる訳ではなかったから。

 彼女は友人を自宅で殺した後、親に泣きついた。

 親は最初、がっかりしていた様子だったが、豹変したようにクラスメイトにしゃぶりついた。

 彼女は親公認として、そのあり様に許されたと思った。

 当初、叱られるものだと想定していたが、そうではない事に、はじめて親からの愛を感じる事ができた。













<ニートロワイヤルの解説>

 レプタリアンだけが知っていた事だが、ニートロワイヤル法はレプタリアンの為の特例措置だった。

 公然と人間を食べても許される機会、自由にいくらでも食べても許される機会なんて多くはないから、あえてニートで在り続けてニートロワイヤルに参加したがる者が多かった。

 申し込みは多くて最終的には抽選になり、参加者の7割ほどがレプタリアンになっていた。










<誰かの視点>

 私は集合住宅の中のある一見に入ろうとしたが、どうにも違和感を感じた。ラジコンヘリのカメラでは気付かなかったが、各住宅の玄関口に防犯用の監視カメラがあったからだ。

 レプタリアンが人間相手にある程度油断してるとしても、やはりある程度は警戒している。。恐らく玄関以外の場所にも何らかのセキュリティがある筈で、庭先の地下についても言えるだろう。

 最低でも顔バレ覚悟で行かなければいけない。


一応整形で顔は変えている。身元がバレことはないだろうが、彼の決心は揺らぐことなかった。


庭先へと向かった。


 地下シェルターの様な形をしてるが扉の鍵は閉まっていいない。先ほどラジコンヘリで、レプタリンがゾロゾロ入るのを確認はしていた。恐らく、この後もゾロゾロとレプタリアンが入ってくるのを想定して扉を空けているのだろう。

 彼は地下へと降りていった。


 地下は緩やかな階段が続き、途中から下り坂になっていた。狭い道から広い道へと代わり、先の見えないトンネルになる。

 500mほど進んだところで、後ろの方から声が聞こえてきた。

 恐らくレプタリアンだろう。複数居る。

 3人? いや5人?

 レプタリアンは車が走る様なスピードでさっと私を追い抜いていった。

 体力差によるもだろうか、追い去ってくれて、少しほっとしたのつかの間。

 後ろからまたレプタリアンがやってきた。

今度は話声は聞こえない。恐らく一人だろう。

 そのレプタリアンも高速で移動していた。足音はめまぐるしく早い。

 しかし、先ほどのレプタリアンたちと違って、彼に近づく旅き減速してる様だった。

 10m程に気配を感じる頃には、そのレプタリアンは完全に私と歩調を合わせる様に歩いていた。

 バレ気がした。レプタリアンなら元の姿に戻ってる筈であるし、高速で移動できるからだ。

 しかし私は良い言い訳を考えていた。足を痛 めた事と元の姿に戻るのが嫌いである設定。

 前世の記憶の中でレプタリアンは自身の容姿が嫌いである傾向が多くあり、だからこそ積極的に人間に擬態化してるというケースがあったからだ。

 それを言い訳にして平常心を保とうとしてた。


 歩調を合わせていたレプタリアンは「大丈夫ですか?」と声をかけてきた。

 私は恐る恐る振り向き、笑顔で会釈した。「ああ、大丈夫ですよ。少々を足を怪我してしまいして」

 それを聞いたレプタリアンは「それは大変だ」と、背中に乗るように指示してきた。

 私は戸惑った。レプタリアンの存在は悪だと決め付けていたから、その様な対応をされるとは思いも寄らなかったからだ。

 これがレプタリアンの流儀なのか、とりあえず迷惑がかかるからと遠慮はしてみたが、「いざというときは助け合ってこそ仲間だろう」と「さあ、乗れ」という返事が返ってきた。

 断るのも忍びなくなった私は、そのレプタリアンの言うがまま背中に乗った。


 乗ってから直後、全身に物凄いGがかかった。一瞬で時速30kmのスピードを出してる、振り落とされない様に精一杯しがみついた。

 途中、トンネルの両サイドにいくつもの小道を見つけたが、そこからレプタリアンが出入りしてる様子が伺える。

 1分ほどその状況が続き、トンネルを抜け終着点へとついた。


 終着点からは見渡す限りの街が見えた。一見して全体像が把握できな程の広さで何キロ先まであるのか。下へと降りてきた筈なのに、まるで昼間の様に明るかった。

 地下なのに天井がない。映像かこか青々とした空が見える。地面に見える芝は実際に存在しているが、人口的なものの様だった。


 レプタリアンは止まった。「どこへ行きたいの?」と問われる

 戸惑った私。いくつもの行ける場所があるだろうが、この問いの答えは想定していなかった。

 私は、あえて聞く事のリスクは追いたくなかった。無知である事がレプタリアンにとっての非常識でるかもしれないから。

「その前に、貴方はどこへ行くつもりだったのですか? 行き先が同じでないなら、これ以上の手間をかけさせるのもあれですし、降ろしていても構わないですよ」

「え?私ですか? 私は礼拝堂に行くつもりです。」

 私はその返答に合わせた。「そうですか・・・実は私もなんです」

「そうでしたか、では一緒に行っても問題ありませんね」

レプタリアンはそう言うと、走り出した。走っているというのは表現が違うかもしれない、厳密に歩きながらで人間が走るスピードを出してる。


 街はさながら人間社会の構造とそっくりでありながら、微妙に違うところが多かった。

 レプタリアン本来の姿をしてる者たちもチラホラある。商店街にはレプタリアン様の服やレプタリアン専用の食事どころ、生きた獣をあまるごと提供してる様な店が見える。レプタリアン様な警察や消防署などもあり、レプタリアン独自の地下世界の社会が垣間見える。

 どうやら、トンネル内で見た複数の脇道は全て地上と繋がっている。地上のあらゆる場所から地下に降りられる様になっていて、恐らくトンネルも一つではなく沢山あるのかもしれない。


 礼拝堂は、何のへんてつも無い礼拝堂だった。教会にありがちなステンドグラスに長いす、祭られてるのはキリストの像で、人間の宗教形態と代わりはしない。

 唯一の違いはいくつかの信者たちがレプタリアンの姿のまま礼拝をしてる事だろうか。

 礼拝してるレプタリアンは20人ほど、礼拝堂の端っこでは、レプタリアンの子供と思われる者たちが無邪気に遊んでいる。どうやら親が礼拝し終わるのを待っている様子だ。

 5分ほどして、信者たちの静かな祈りは終わった様子で、そこへレプタリアンの姿をした神父が人間の神父らしい井出たちで現れた。


 神父は手を上に伸ばした、聴衆の目がそこに集まった。神父は伸ばした手を心臓にかざし、喋り始めた


「最近、人間がレプタリアンの存在に気付き始めてるのは、皆さんご承知の様ですが、私の意見を述べさせて頂くのであれば、我々は世間に堂々と顔向けするべきではないかと思うのです」



「一部の人間は私たちレプタリアンに対して誤った認識と誤解を広めています。たしかに、我々レプタリアンの中には悪行を働く者がいますけれど、その数は人間社会にある悪の数と対して変わらないのです。このまま誤解が蔓延すれば、いつか私たちは過去にあった様な魔女狩りをされてしまうかもしれない」



神父の演説を聞いていた聴衆は、うんうんと頷いている。


「ですが、私自身、正直なところ、レプタリアンの存在が受け入れらる望みは薄いと思っています。事実、我々の祖先は人間を家畜の様にしてきたし、今でさえ、政府上層部は人間を家畜の様に扱ってる。人間に我々を理解して貰うにも、まず我々の指導者たちが代わらなければいけない。」

「ですが指導者である天皇陛下は政治に関して無頓着です。実質、行政を指揮してるのは内閣府の政治家たちで・・・


聴衆は尚も、うんうんと頷いてる。





 もしも、これがレプタリアンの真実、温和な者たちが多く存在してるとするなら、もしかしたら私はここで声を張り上げるのが妥当かもしれない。

 私が敵意を持たない、味方になりうる存在だとアピールして、彼らとのネットワークが構築できれば・・・

 だが、それは早計かもしれない。この神父の演説に共感しない者が紛れ込んでいる可能性が あるかもしれない

私は一先ず事の成行を見守った。


「やはり私たちは人間を食べずにはいられない。しかし、だからこそ我々は人間に感謝する側でなければいけないのです。私たちが子供を食べるのであればの残される遺族も考慮し処分しなければいけない。」


「我々はレプタリアンとして綺麗ごとだけでは生きられないのです。」



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