小学校の同級生、Yくんのこと
初めての恋とまではいかずもちょっといいなと思う人、Yくんは小学校の同級生です。
Yくんは小学校3年までは同じクラス。私は女子とごっこ遊びをするより男子に交じって鬼ごっこなど体を動かす遊びが好きだったため、Yくんやその友達とよく遊んでいました。
Yくんの印象は私によくちょっかいを出してくるタイプでした。他にも女子はいるのに何故か私だけ。今思えば好きだけど好きと言えない、でも関わりたい! という彼なりのアピールだったのかもしれません。
Yくんのちょっかいを出してくるところはあまり好きではありませんでしたが、面白くて優しい子という感じでした。
2年生のときに家族で交通事故にあい、怪我をして右手を固定しなくてはいけない時期も家がそこそこ近かった彼は私のランドセルを持ってくれて家の近くまで送ってくれるような子でした。
ただ、3人兄弟の末っ子で上の2人のお兄さん達とよく兄弟喧嘩をしていたようで彼は私にその話を大袈裟に話していたのだと思います。ただ、その印象が私の母には良いイメージを与えなかったようです。
父の仕事の都合で2年間だけ海外の日本人小学校へ行き、5年生で帰ってきたときもクラスにYくんはいました。
おちゃらけた性格も加わっていたYくんの印象はちょっと頭が良くない?という印象を植え付けていました。
私は戻ったあと、いわゆる転校生いじめに巻き込まれ約1学期間の間、掃除を押し付けられたり上履きが片方校庭のところへ置かれていたりと今考えると内容的にはすごく幼稚で地味ないじめを受けていました。
彼は助けてくれませんでしたが、今考えると助けたことで矛先が自分へ向くのが怖かったのでしょう。
結果から言うと、このいじめの原因は当時の担任の先生のとある勘違いから発展したのでそれがわかった時にはたまったものじゃない! と思いました。
帰ってきて早々からそんな切り出し方をした生活。
父が学校へ乗り込んでくれたことで原因がわかり、6年には担任も代わりクラスの雰囲気は劇的に良くなりました。
そこからまた関わることも増えていきましたが、ちょっかいを出してくるところは変わらず。
家の方面は一緒だったため、下校はよくいっしょにしていました。
卒業したあとは彼は地元の中学へ進学、私は私立へ進んだため疎遠になっていきました。