古びた地図
レイちゃんは部屋に着くなり私の首に回していた腕を少し力を入れて来た。苦しいほどでは無い。
「起きてたな〜」
「うへぇえ〜、嬉しい嬉しい」
と、甘ったるい声で頬を擦り付けて来る。まるで猫ちゃんだ。
ひとしきりレイちゃんに構ってあげると、スっとベットに腰を下ろしてジーッと私を見てくる。
ちょうどいいかと思い、レイちゃんの隣に腰かける。
レイちゃんはビクッと体を震わせてから恐る恐る体を私に密着させる。
流石に照れるぞ。
キリがないので、封筒を開けると地図が入っていた。それも結構な年季の入りっぷり。
「埃っぽい」
「だね、相当古いよ。でも、うーん。一体どういうことなのか」
「海様、もう1枚ある」
「え、本当だ」
封筒の中身はレイちゃんから見えない位置にあるのにどうしてわかったんだろうと思ったけど、取り出して見てびっくりかなり冷たい。
材質は紙なのに氷みたいに冷たい。
絶対に師匠の魔法だ。
「レイちゃんは師匠の魔力を感じ取ったの?」
「うーん?」
自分でもよくわかってないみたいだ。そう言うのあるよね、分かる分かる。




