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魔力を流しつつ、それを停滞させる。
集中。ズズズっと自分の中の魔力が本へ流れていくのを感じ取れた。
「バラバラに散らばったトランプを掻き集めるように」
薬のおかげか、魔力が一時的に爆発的に増えているから魔力のコントロールがしやすい。
「うわぁ!痛い!痛い!痛い!」
カルラが喚く。目を固くつぶり、足をバタバタさせて暴れる、暴れる。腕も振り回すものだから、ゴツンと拳が頭に当たった。
痛ってぇな。もう、見殺しでやろうかと思うも、騒ぎの中心に立ってしまったので、私の評判がこれ以上下がるのは本意じゃないので、仕方なく。しょうがなく頑張ることにする。
「煩いなぁ!我慢してよ!」
「カルラ。大丈夫?」
「そう見える!?」
「うん、絶好調だね」
「クタバレ!」
「魔力が弾けないように、固定。出来た」
「あっ、本が……。このこの!」




