魔法
「カルラ、大丈夫!?」
大人しそうな見た目の子。白みがかった金髪に目深にかぶったとんがり帽子を被った小柄な子が、物陰から出てきてカルラを抱える。
「……少しは協力してよ。アンタらの友達でしょ」
先程不気味な笑い声を上げていた病的に青白く、今にも倒れそうなほど細い子がのそのそ歩いてくる。
「キシシ、友達、ね。カルラが勝手にやったことだよ」
薄情なことを言っても、カルラに肩を貸して魔人から離れたところに連れて行く。
「魔人から開放されたとは言え、まだ鎖が絡みついてるね」
「どうしよ〜。やっぱり先生を読んだ方がいいよね?」
「今から行っても間に合うとは思わないけどね。何かあるんでしょ?」
「うん、協力して。魔力を注入して固める」
「それってつまり、封印するって事?そんな高等魔法使えるんだ!」
「使えない!」
「ええ〜」
「な、何でもいいから助けて〜」
「説明はあと!魔力が足りないの!」
「なら、これ使って」
「コレは?」
「一時的に魔力が増える薬」
ゴクゴク躊躇無く飲み干した後に、注意事項をくちにする。
「但し、その後に魔力が一時的にめちゃくちゃ減る」
「おい!」




