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街
街はとても威厳のあるただ住まいをしている。ゴミひとつなく、この街の意思に支配されそうになる。
全ての建物が紺色がベースとなっていて、○○屋と描かれていないが、看板に、何をしている店か分かるようになっている。制服姿の人はかなり多い。私服の人も居るに入るが、不思議と暗めの色が多いように思う。
「お腹空かない?」
「そーえば、空いたよ」
レイちゃんはお腹に手を置いて答える。あざとい仕草なのに嫌味を一切感じない。
「何か食べたいのある?まあ、どこが何屋さんとか分かんないけど」
「おまかせ。海様は何食べたい?」
「私は喫茶店がいいかな」
そう答えると、レイちゃんは鼻をスンスンさせて指を指す。
「あっち」




