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031  作者: Nora_
8/9

08

「いたわよ蓮花」

「待てー! 瑠依ちゃんを絶対に捕まえるよ!」

「分かりました!」


 昼休みはなんとか逃げ切れたのに放課後は見つかってしまった。

 教室から出た瞬間にまず赤嶺さんに見つかり、昇降口前で茂木先輩に見つかり、昇降口であの子という流れ。

 それでもなんとか靴に履き替え雨が降る中傘もささずに私は飛び出し逃げているというのが現状だ。

 しかしまあ私の身体能力なんてたかが知れてるというわけで、あっという間に捕まってしまう。


「はぁ、はぁ……逃げないでよ瑠依ちゃん」

「ぐぇ……ひ、引っ張らないでください茂木先輩……」

「こうでもしないとあなた逃げるでしょう? このままあなたの家に行くわよ」

「「了解です!」」


 な、何故に私の家?

 ああ、なるほど、赤嶺さんの家に行くってことだよね。

 良かった良かった、それなら安心、あんしん、あんし……。


「早く鍵を開けなさい、そうしないとあなたが風邪を引くわ」

「あぃ……」


 一応お客さんだから開けたら先に入ってもらった。

 まあこれは単純に逃げるためであるんだけど。


「さらばっ」

「あっ、こらー!」

「ぐぅぇ!?」

「駄目に決まってるでしょう? さあほら入る」

「はぃ……」


 入ったら初めてなのにあっさり洗面所へと連れて行かれて頭や濡れた場所を拭かれてしまう。

「もう、世話がかかるんだから」と茂木先輩は言ってくれているけど当たり前のように私の家だったことが引っかかって上手くお礼も言えずなすがままとなっていた。


「瑠依、あなた蓮花のことが好きなの?」

「あの、どうして急に名前呼びを?」

「いいじゃない、だって一緒にいたいのでしょう?」


 ということは友達に戻れたのかな? おおよそ私のしていることは全て後に自分の首を絞めるような行為しかしていないからどうなのかが分からない。


「すみませんでした」

「え?」

「あの、今朝話をした時に赤嶺さんと一緒にいたいって思ってしまいました。けれど私はあなたから無理やり吐き出させてしまった、なのにそれは駄目ですよね」


 一緒にいられなくなってから一緒にいたいなんて思うのは実に自分勝手だけどやっぱり彼女といられないのは嫌なんだ。


「まだ名字呼びにしてるの?」

「……本人にも言われましたがそういう約束なので。もしこのまま勢いで名前を呼んでしまった場合、恩を仇で返すことになってしまいます」

「というか質問に答えなさい、蓮花のこと好きなの?」

「好きです、けれどまだこれは普通の好きです。だから私はあなたたちの間に入ることはできないと考えていたんですけど……」


 あのまま手を伸ばして、それから彼女を抱きしめたかった。

 だってもうあの子しかいない、少なくとも同級生で信じられるのはあの子だけ。


「私も好きよ」

「それは聞きましたから……」

「友達としてね」

「えっ? い、いいですよっ、私に合わせようとしてくれなくても……」


 同情されるのはただ苦しくなるだけだ。

 特に三月から大切だなんて言われた時はズビシッと痛みが走った。

 思ってもいないことを言われるのは嫌だ、茂木先輩がああ言いたくなった気持ちもいまならよく分かる。


「私、蓮花が好きよと言っただけで、それが特別な意味でとは言ってないわ。それに蓮花を独占しようだなんて考えていないもの。ね、あなたは蓮花に戻ってきてほしいの?」

「そりゃ……でも無理ですよ、茂木先輩――」

「雫、先輩はいらないわ」

「……雫ちゃんが良くてもあの子がいますから」


 リビングに戻るとふたりはユキ君と戯れていた。

 一応少しの間は泊まっていたからか、赤嶺さんから遠慮は感じられず。

 けれど名前も知らない子はおっかなびっくりといった感じで彼を撫でている。


「瑠依、部屋を借りるわよ」

「え? あ、はい、分かりました」


 雫ちゃんはあの子を連れて二階へと上がっていった。

 ユキ君はマイペースさんでもあるので、床に座っている赤嶺さんの足の上に丸まって我関せずといった様子。


「久しぶりにふたりきりだね」

「今朝もふたりだったけど」

「ううん、だってあのふたりに連絡したからさ」


 なるほど、そういうことだったのか。

 いくらこの子好きーたちであってもいつでも感知できるわけじゃないもんね。


「瑠依ちゃん、あの時大嫌いって言ってごめんね」


 あの時、あれが起こっていなければ。

 あの時、きちんと自分の思っていることを口にできていれば。

 それ以前に自分で三月を説得しようともせず、あの子を頼っていなければ。

 頭の中はずっとごちゃごちゃだった。

 それこそ今朝彼女をあの場に連れていき話すまでは。


「私、赤嶺――蓮花ちゃんがいないと駄目なの」

「うん」


 三月と普通に接することができそうにない。

 いや、冷静になって思い返してみれば友達として心配してくれてるのは分かる――けど、言ってくれなかったことや簡単にあれを私がやったと捉えてしまう彼女にはどうにも……。


「ごめん、色々意見変えたりして」

「大丈夫だよ。私も瑠依ちゃんといたいし」


 しかしさすがに家に戻ってきてとは言えなかった。

 名前呼びだってあの子のいる前では、


「あー名前呼びに戻してしまったんですね、残念です」


 この子のいる前では絶対にしないと思っていたのに。


「ま、いいです、そもそも――ですしね」

「え?」


 肝心なところが聞こえないって本当にあるんだ。

 まさか自分がそうなるとは思わなくて内で驚いていた。


「細かいことはいいんです。それより今日泊まっていくつもりなのですが大丈夫ですか?」

「え、うん、あ、みんな?」

「はい、雫先輩と赤嶺さんと私です」

「なんで名字呼びに?」

「それも気にしないでください」


 気にしないでくれと言っても気になるんだけど。

 ま、まあ、泊まることくらいお父さんも許してくれるよね?

 今日だって結局サボることなくきちんと登校したわけなんだし。


「分かりました、お泊りを許可します」

「はっ、ありがたき幸せ」


 彼女は私の前にひざまずき頭を下げていた。

 なんとなく撫でたくなって撫でたら「ありがとうございます」とどこまでもノリのいい女の子だった。


「中野様、食材は足りるのでしょうか」

「も、もういいよ続けなくて。食材は多分あると思うよ、カレーは作れるかな。しらたきがなくてもいいなら肉じゃがも可能かな」

「分かりました。それならカレーを作りましょう」

「うん、作ろ」


 けれど名前も知らないと結構面倒くさい。

 いちいち事ある事に「名前も知らない女の子」と呼ぶのは不便だ。

 なのでこちらが一方的に名付けてしまうことに。


「あなたはルリ、よろしいですね?」

「はい、分かりました」

「なによその変な口調……」


 さ、最近は嫌なことばかりだったから少しでも楽しみたいんだ。

 とにかく役割分担をしてカレー作りに励んでいく。

 切ったり炒めたり煮込んだり、中々どうして楽しい時間だけど、


「こら蓮花ちゃんっ、なにぐっすりと寝てるの!」


 三人で台所が精一杯だったから良かったものの、私みたいに協調性がないと友達なくしちゃうよ。


「さ、最近全然寝られてなくて……それもこれも瑠依ちゃんのせいなんだけどね」

「えぇ、私は大嫌いとか言われてめちゃくちゃ傷ついたんですが……おまけに失恋ダメージですよ? 不登校になろうとすら思いましたよ」


 でもそれも彼女が迎えに来てくれたおかげでなんとかなった。

 今朝は実に微妙な心だったけどやはりズル休みは良くないし行けなくなっていたと思うのでいまは感謝している。


「なっ、なんてことを私はしてしまったのですかぁ! ……すみませんでしたお嬢様」

「ふふ、私は寛大な心の持ち主、あなたのことを許します」

「はっ、ありがとうございます」


 彼女が起きたタイミングでごはんが炊けたため盛ってもらったり運んでもらったりをやってもらった、他のふたりも働いてくれたので一応手伝ってもらっただけでなにも全てを任せたわけではない。


「では」

「「「「いただきます」」」」


 お父さんの分は後で温めてあげるとして出来たてのカレーを食べていく――食べてみた感想は良くも悪くもカレー、美味しいというものだった。


「あ、ほら、ごはん粒付いてるよ? じっとしてて、取ってあげる」

「ふぁりぃぎゃとぉ」

「ふふふ、なんかこうして蓮花ちゃんとごはんを一緒に食べるの久しぶりだけどすぐに思い出せたよ。ま、一ヶ月も経ってないんだから当然だけど」

「ん~?」

「大丈夫、蓮花ちゃんは食べることを楽しんで。私が勝手に盛り上がっているだけだから」


 雫ちゃんは蓮花ちゃんに戻ってきてほしいのなんて聞いてきたけど結局名前呼びに戻した上に家にまで戻ってこい、来てほしいのなんて言えるわけもなく、私はただ淡々とスプーンで口へとごはんを運んでいた、ちなみにルーはもうない。

 誰かと仲良くしているところを見るだけで苦しいと言った彼女は現在進行系で苦しい思いをしているのだろうか? そこを考えてしまうとどうにも発言することができず、本当にただ食事を摂るという作業しかできない。


「蓮花、あなたが以前過ごしていた部屋は瑠依の部屋なの?」

「……ん、ふぅ……ううん、瑠依の部屋の隣」

「なるほど」


 どうしてそれをいま聞いたのだろうか。

 ルリを見てみるとそんな雫と蓮花ちゃんを複雑そうな笑みを浮かべて眺めていた、しかし視線をぶつけてればいづれ気づかれるものでこちらにゆっくり振り向くと少しだけハッとしたような感じで瞳を少し見開き、それから物凄く優しい笑みを浮かべる。

 ルリに話しかけようとした私を「しー」と口パクで止め、今度は普通の声量で「ごちそうさまでした」と言った。


「食器を洗いたいので、食べ終わったら持ってきてくださいね」

「ふぁーい」

「ええ」

「あ、私も手伝うよっ」


 台所に移動しても食べたり話をしているふたりを見ることができる、その様子はなんだか姉妹のように親しげだ。


「中野さん」

「うん」


 お皿を洗いながら、けれど彼女の方は見なかった。

 だって、先程の笑みは私をチクチクチクと突き刺すくらい刺激的なものだったから。

 優しさが逆にこちらを深く串刺しにした、どういうつもりなんだろうかなんて考える必要もないくらいには強烈だった。


「赤嶺さんのこと、好きなんですね」


 ○○を好きなのとは最近よく聞かれるけど好きなんだと断言されるのは初めてで上手く反応できず、が、手はきちんと動いてくれていたのでなんとかきっかけを掴むことに成功する。


「ルリは好きなんでしょ?」

「はい、大好きですよ」


 雫ちゃんのあれだってただの同情かもしれない、本当は好きで好きでたまらないのに我慢して視線を逸らして見なかったフリをして、ただただ苦しいことをしているだけなのかもしれない。

 なのに今更私が「うん、好きなの、特別な意味で」なんて言えるわけもなく、私達はお皿洗いに集中……はできていなかったけど続けるしかなかった。


「ごちそうさま、美味しかったわ」

「あ……私はほとんどなにもしていませんから」

「ん? またなにかあったの? 顔色が悪いわよ?」

「ふぅ、なんでもないですよ、お皿、貸してください」


 蓮花ちゃんが全然来ないから確認してみたら床に寝っ転がっていた。

 中々に罪作りな女の子だと思う、いまあなたのことで私たちは悩んでいるんだよとぶつけてあげたい。


「さて、これからどうしましょうか」

「あ、お風呂はためてあるので入ってください」

「あ、そうね、それなら遠慮なく利用させてもらおうかしら」

「はい、ゆっくり心が休まるまで――」

「ふふ、心を休めたいのはあなたでしょう?」


 私の心臓の部分に人差し指を突きつけ「冗談よ」と残して雫ちゃんは台所から消えた、それからすぐに「私も入ってきます」と言ってルリも消える。


「蓮花ちゃん起きて、食べてすぐに寝たらラクダになっちゃ――」

「瑠依ちゃんも一緒に寝転がろー!」


 ちょっととすら言わせてもらえず、私は彼女に引っ張られ強引に寝転ぶことになってしまった。

 照明が純粋に眩しい、握られたままの手が熱く感じる。

 これはあれだ、光に照らされているからだと必死に言い訳をして、諦めて力を抜いた。

 それが振動で伝わったのかそのまま半回転し私の胸に顔を埋めてくる。

 雫ちゃんのと違ってクッション性がまるでないけど蓮花ちゃんは「瑠依ちゃんの匂い好きー」と続けていた。

 かと思えば、


「うぅ……瑠依ちゃん……」


 すぐに泣きはじめて胸辺りが濡れていくのを感じ、なんとなく苦しくなって彼女の頭を抱きしめ、撫でた。


「……蓮花ちゃんは泣き虫だね」


 そういえば嫌われても私は全然泣いてなかったなって思い出した。

 そりゃ耐えられなくなるわけだ、だって全然スッキリさせようとしていなかったんだもん。

 だからある意味、長谷川くんが私を本当の意味で振ってくれて、涙が出て助かったのかもしれない。

 もちろん、あんな思いはもうしたくもないけどね。


「……好き」

「昔もよく言ってくれてたよね」

「違う……昔とは種類が違う」


 彼女の頭を撫でるのをやめ天井を見つめる。

 なんでこんな時に言うんだろうって、なにも雫ちゃんやルリがいる時じゃなくてもって、じゃああの時強引にでも好きだって言ってくれれば喧嘩すらしなくて済んだのにって、ルリの想いを聞く前に判断できたのにって頭の中がごちゃごちゃして仕方がなかった。


「返事は……?」

「出せないよそんなの」


 なんで私はあの時、雫ちゃんから引っ張りだしてしまうようなことをしてしまったんだろう、なんで私はあの時、そういう気持ちは分かるからとか判断してルリの要求を呑んでしまったんだろう。

 やはりというか自分が苦しむことになるのは全部自分が選択した行動が影響しているような気がする。

 そして救いようがないのは、勢いだけで選択すると後悔するって経験があるのにその時がくると結局流されてしまうことなんだ。

 

「じゃあ待つ……いつまでも」

「もし私がそれでも言わなかったらどうするの」

「そうしたら天国で言う」


 ……ありがたいけどいますぐの決断はやはり無理。

 いや、このまま彼女を抱きしめ直して「私も好き!」って言うのは簡単なんだ、けれどせめてあのふたりにかわりのなにかをしてあげてからではないとできない――ここで問題なのは私からのそれなんて微塵も期待していないということだろう。

 そりゃそうだ、だって彼女たちにとってはこの子が隣にいてもらえるようにすることがベストなのに、いきなり出てきたぱっとしない女に「○○してあげるから蓮花ちゃんのこと諦めて」なんて言われても納得できないはずだ。

 仮に三月が私に「私が好きだからあんた榛樹のこと諦めなさい」と言われても無理だと思う。


「? 瑠依ちゃん?」


 言わなかったのは彼女なりの優しさだったんだ、告白もできず諦めることは本当に苦しいからせめてそれだけはって考えてくれたのかもしれない。

 そうだよ、信用できないんじゃなくて信用しようとしてなかったんだ私は。

 だって呆れらながらではあったけど三月はいつも一緒にいてくれた、グズでドジな私を支えてくれた。

 なのに私は……。


「ちょっといまから三月のところに行ってくるね」

「えっ!? い、行かないで……他の子と仲良くしてほしくない」

「大丈夫、謝りたいだけだから」

「謝る……?」

「うん、行ってきます」


 玄関先で話すつもりなので傘をさすことはしないで向かった。

 インターホンを連続プッシュして一秒でも早く三月の顔が見たくて。


「はいはい! なんの用ですかって……あ。あんただったの」

「ごめん!」


 そうでなくても雨で濡れていた服やスカートが頭を下げたことによって散った水滴により余計に侵食した。

 でもどうでも良かった、濡れていることなんかよりも謝罪することができただけでありがたかった。

 なぜなら告白の件と一緒で謝罪することすらできずに終わるということもあるからだ。

 三月は「え?」と呟き固まっている。

 そりゃびしょ濡れでやって来ていきなり謝罪されてもそりゃポカーンと固まることもあるだろう。


「……私、三月の言うように線を引いていたんだと思う。あなたはいつもいてくれたのに私は信用しようとしていなかった。だからごめんなさい! だけどまだ友達でいてくれると嬉しい……です」


 私だっていきなり三月がそのような感じでやって来たら固まるどころかびっくりして尻餅をつくと思う。


「それでは失礼しますっ、家で寂しがり屋が待っているので!」

「寂しがり屋ってユキ?」

「ううんっ、蓮花ちゃん!」


 行かないでって言われた時は正直キュンときた、やっぱりあのまま抱きしめて「私も」って言うべきだったのかもしれないけどそれをぐっと堪えてこちらを優先した形となる。


「あ、戻ってきたの? 良かったじゃない」

「うーん、今日は泊まるんだって」

「へえ……あ、私も行っていい?」

「別にいいよ! それでも先に帰ってるね、ちょっと冷えちゃって」


 そんなこと考えてたら「っくちゅん」とくしゃみが出た、ブルリと震えた体を抱いて「早くお風呂に入らないと駄目かも」と呟く。


「当たり前でしょうが、傘ささないでくるから……ああもう、こんな子を放置したら駄目よね、しょうがないからまだいてあげる」

「ありがと! えっへへっ」

「褒めてないわよ、早く帰ってお風呂にでも入ってなさい」

「はーい」


 来た道を引き返しながら幸せだなって思った。

 ひとりなんかじゃやっぱり生きていけない。


「あー……なんで気づかなかったのかなぁ」


 まあいい、そういうもの、叶わないものを追ったって意味ない。

 そうやって私は逃げて逃げて逃げ続けてしまった。

 無駄なことを努力しても意味ないとかそれっぽいことを吐いてきたのは本当に痛いと思う。

 けどいまは違う、いまからの自分は思い描く理想通りでいられるんだろうなって不思議と思ったのだった。

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