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ロボット王国の野望  作者: YUKIーIS
8/8

僕らはずっと友達さ


 砂浜にてーー

 

 4人はボロボロの状態で海までやってきました。

 砂浜には、動く機能を失ったロボット兵団たちがたくさん倒れています。

 ヨモギとロボたんがリキヤ君たちに気づき、船から砂浜に降りて4人のもとへ駆け寄ります。


「みんな……また生きて会えることが出来て本当に嬉しいよ。計画は大成功だ!」

「ひめ様も王様も、みーんな無事だよ!」

「良かった……。本当に良かった!」


 砂浜には、助かった人達が集まって来ています。

 リキヤ君たちの元に、王様とひめ様も来ました。


「いやはや、みなさま本当にありがとう。おかげで、ロボット王国に平和がもどった」

「このご恩は、一生忘れません。ヨモギさん、あなたに助け出していただかなければ、私は今ごろ……」

「ひめ様、当然のことをしたまでです」

「ヨモギさん……」


 ヨモギとひめ様は、お互い見つめ合いました。


「あら〜? なんだかイイ雰囲気なんじゃないの〜?」


 タキ君にからかわれ、ヨモギとひめ様はハッとして、顔を赤らめます。

 すると王様がヨモギに言いました。


「そうじゃ、ネコの戦士ヨモギよ。どうだろう、わしの娘と結婚してくれんかの。おぬしなら、きっと我が娘を守りつづけていけるだろう!」

「お……お父様ったら!」

「あはは……照れますね」


 そう言うとヨモギはひめ様の手を取り、ひざまずきました。


「……ネコ戦士ヨモギ・アズキナ・フェルナンド。ここに、ひめ様を生涯、夫として守り続けることを誓います!」


 ひめ様は、顔を真っ赤にしながらヨモギの手にもう片方の手を添えて言います。


「……では、こんな私ですが、どうぞよろしくおねがいいたします」


 ヨモギとひめ様の結婚が決まり、リキヤ君たちはパチパチと手を叩いて、2人を祝福しました。


「よっ!この幸せもの!」

「見せつけてくれるぜ!」

「お幸せにね!お二人さん!」


「リキヤ君。ボクがこうして幸せを手にしたのも、君たちのおかげさ。本当にありがとう」

「ううん、うちらも、すごく良い経験が出来た。こちらこそ、ありがとう。でも、もう会えなくなるのはさびしいよ……」

「大丈夫。ボクはいつでも、きみの心のなかにいるよ。またいつか、どこかで会おう!」


 リキヤ君とヨモギは、かたい握手をしました。


「ロボたんくんも、いろいろありがとうね」

「こちらこそ、ありがとうございました。みなさんのことは、ぜったいわすれません」


「さようなら、さようならー!」


 4人の背中は、とてもたのもしく、立派に成長していました。

 こうして、ロボット王国は平和をとりもどし、ヨモギとおひめ様は、末永く、幸せに暮らしましたとさ。



 町の外れまで戻ってきた4人は、ふたたび洞窟を抜け、もとの世界にかえってきました。

 洞窟から出ると、入り口はすぅ~っと消えてなくなりました。


「いや~、大冒険だったね」

「この広い宇宙のどこかで、ヨモギやおひめ様が幸せに暮らしているんだなと思うと、感慨深いよな」

「さあ、帰ろうぜ」


 4人は、学校に戻りました。


「げ……」


 学校の門では、先生たちが鬼のような顔で、待ちかまえていました。


「こりぁ~!! おまえたち! 学校サボったな~!」


「だから言ったじゃねーかオレはやめた方がいいって……」

「何言ってんだよおおつか、お前やる気満々だったじゃんか」

「はぁ……終わったわ……」

「あ〜あ、おれにもひめ様みたいな、可愛い子が現れないかなぁ〜」


「罰として、全員、宿題100日分じゃー!」



「うわーん! お助けくださぁーい! かみさまぁー!!」




 めでたしめでたし!




登場人物の紹介


リキヤ

 一応グループのリーダー的存在だが、空気の読めない言動が多い上、突然のアクシデントに弱く、すぐパニックに陥る。戦いではオールマイティに武器を扱うが、これといって武術に秀でているわけでもないので、イマイチ頼りない。おおつかが最初に攻撃を仕掛けた後、敵の隙をついて後ろから一撃を与える、というセコいパターンが多い。いつまでも「魔法」とか「異世界」を本気で信じている中二病であり、学校では年下からもよく馬鹿にされている。パッとしないように見えるが、なんだかんだで周りの仲間たちは彼を慕っており、最後には彼の決断についていっている。



おおつか

 いつもリキヤと行動している。クラスも部活も同じで、リキヤとは腐れ縁と言って良い。柔道と剣道を習っており、戦いを心から楽しむ熱血漢である。正義感に溢れ、強い敵にも果敢に挑む。強さは、リキヤチームの中ではピカイチである。と言うより、接近戦で敵とまともに戦えるのは彼だけ。かなりのゲーム好きで、新しいゲームの発売日には、前日から徹夜で並んで買うらしい。普段はタキのボケのツッコミ役でもある。



ショウヘイ

 武器マニアである。戦闘機、車、バイクなど、あらゆるメカにも詳しい。射撃が得意で、ライフル、ピストルいずれもその命中精度はかなりのもの。見た目は大人しい感じだが、その心の奥底には熱いものを秘めている。おおつかと同じく、相当なゲーム好きである。特に戦争ゲームに関しては、その射撃能力を活かしており、ネット上ではかなり有名らしい。



タキ

 リキヤチームのムードメーカー。自他ともに認める女好きで、女性であれば妖怪であれ何であれ、敵味方関係なく口説き始める。本人曰く、「敵の弾丸がハートに見える」らしい。一見ふざけているお調子者に見えるが、実は結構頭がよく、4人の中では比較的落ち着いている方である。緊迫した状況下でも冷静さを保っているのだが、これもタキによると、「キレイなお姉さんがすすり泣く音を聞き逃さないため」だそうだ……



ダークロボマスター

 ロボット王国を支配しようと企む悪いやつ。もともとは銀河帝国の皇帝のもとで働いていた騎士であり、「空を歩く騎士」と言われるほど身体能力が高かった。だが、銀河戦争で負傷した際に帝国からあっさりと切り捨てられた。帝国を恨んだ彼は、負傷した体を治すため、惑星ヘビィメタルに身を潜める。そこで機械男爵からサイボーグ化手術を施され、今度は自分が帝国を滅ぼし銀河を征服するためロボット兵団を指揮するようになる。


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