新たなる脅威
「ショウヘイ! タキ!」
「どうやってきたの!?」
「いや〜2人が授業中にもかかわらず学校の外に行くところを、ショウヘイが見かけちゃってね〜」
「それで、タキといっしょに学校をサボって、君らのあとをつけたのさ」
「おれたちはおれたちで、ロボット王国で情報を集めた。お前らがピンチになったときに、必ず助けに行けるようにね〜」
「詳しいことは、途中で会ったロボたんから聞いたよ。どうやら、そいつを倒せばすべて解決するみたいだね‥…」
「いっちょ、やったろうじゃないの~!」
「ショウヘイ、タキ! 恩にきるぜ!」
「戻ったら、マックのポテト100人前分おごってくれるの、忘れるなよ〜!」
「……へへっ! アップルパイも一緒につけてやるぜ!」
「ぐぬぬ……まだ仲間が残っていたか。だがもうおそい。センターもろとも、すべて爆破してやろう! おまえらも道連れだ!」
そう言うと、ダークロボマスターは小さなスイッチをとりだしました。
リキヤ君はスイッチを見てとっさに叫びます。
「しまった!TNTを爆破させる気だ!」
「ふはは!さらばだ!」
ダークロボマスターは、スイッチをカチッと押しました。
……シーン……
「あ、あれ?あれ?」
カチッ、カチッ……
「な、なぜだ? なぜ爆発しない!?」
「お探しのものはこれかな?」
「!」
ショウヘイ君はビニールぶくろから、黒い粉をパラパラと落としました。
おおつか君は黒い粉が放つ匂いで、その正体に気づきます。
「……火薬!?」
「こんなこともあろうかとね、TNTから火薬を抜いておいたのさ」
「……バカな! TNTは分解しようとすれば、センサーが反応して爆発するはず!」
ダークロボマスターは、怒りにまかせて壊れた剣を地面に叩きつけます。
「あー、あれね。あんなのスマホで写真とって、軍事オタクの友達にLAINで送ったら、解体方法をすぐ教えてくれたよ」
「IT社会を、なめんなよってね〜!」
「き、きさまらぁ~!!!」
怒り狂うダークロボマスターに、ショウヘイ君が指をさして言います。
「あとがないな! ダークロボマスター! おまえはこれで終わりだ!」
タイムリミットまで、あと15秒。
ガシッ!
おおつか君がおきあがると同時に、ダークロボマスターをおさえこみました。
「このぉ……!離せ小僧!」
「離すもんかっ!」
「うおおおぉぉ!!」
リキヤ君が壊れた槍を掴み、ダークロボマスターの頭をねらって、思い切り振りかぶります。おおつか君はリキヤ君が槍を振りかぶった瞬間にダークロボマスターをリキヤ君の方に向かって押し蹴りました。
ドカッ! バキン!!
「うぐ……」
ダークロボマスターは槍で殴られた衝撃でよろめき、両手で頭を抑えました。
「2人とも伏せろ! いくぜタキ!」
「あいよ!」
リキヤ君とおおつか君は地面に伏せ、ショウヘイ君とタキ君がいっせいにダークロボマスターに向けて銃を撃ちました。
バンバンバン!!
「ぐおおおお~!!」
「してやったりだぜ!」
ダークロボマスターに数発の弾が命中し、撃たれたところから赤い電気がジジジッと漏れます。
ダークロボマスターはその場に倒れ込み、赤い光りに包まれ、そのまま消滅していきました。
とうとう、ダークロボマスターをやっつけたのです!
「おっしゃあ!」
「やったぜ!」
「ちょろいもんよ!」
「これでヨモギたちが戦っているロボットも、機能を失ったはずだ!」
「ああ! 呪いも解けただろう。」
みんな、歓声を上げました。
しかしーー
「……!? いや、まだ喜ぶのは早いみたいだ……」
タキ君が真顔になり言いました。
「えっ?」
ゴゴゴゴゴゴゴ……
なんと、突然大きな地震がおこり、建物全体が大きく揺れました。
「な、なんだ!?」
「ゴロンゴー!!」
「モグランガー!!」
ドドーン!!!
地面が裂けるくらい大きく揺れ、砂けむりで目の前が一瞬見えなくなりました。
「こ、こいつらは!?」
4人の目のまえに、大きなロボットが2匹あらわれたのです。




