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ロボット王国の野望  作者: YUKIーIS
2/8

ロボット王国へ!

「あーあ、こりゃきっと先生に怒られるな。」


 おおつか君は、授業に出ていないことを少し心配し始めています。

 リキヤ君は、どちらかというと楽観的に構えていました。


「大丈夫、困っている誰かを助けに行くわけなんだから、細かいことなんてつべこべ言ってられないでしょ!」


 5分後、学校の近くの川にてーー


「なあリキヤ、こんなところに、洞窟なんかあったっけ?」

「いや~無いと思う。おれは昔からここにすんでいるけど、そんなのは見たことないなぁ」


「あっち……あっち……はしの……下」


 ロボットは、川のむこうに見える橋を指さしています。

 おおつか君とリキヤ君は言われたとおり、橋の下まで来ました。

 するとそこには、大きな洞窟があります。どうやら、他の人たちには見えないようです。


「知らなかった…こんなところがあったなんて」

「きっと、選ばれた人しか入れないのだろう」


 ロボット王国への洞窟は光輝いていて、とても神秘的でした。


「おおつか、どうする?」

「ここまで来たら、行くしかないよな」


 2人は学校のことなど完全に忘れ、吸い込まれるかのように、そのまま洞窟の中へと入っていきました。


 洞窟の中は、異世界のようになっています。岩には光を放つコケが生えていて、洞窟を明るく照らしていました。


「なんだか、迷路みたいだな」

「迷わないように、ちゃんと道をメモしておこうぜ」


 かなり難しい迷路のような洞窟でしたが、毎日のようにゲームをやっている二人にとっては朝飯前です。2人は難なくゴールまでたどり着くことができました。

 岩の壁に、錆びた鉄のとびらが取り付けてあります。どうやら出口のようです。


「このとびらが出口かな?」

「よし、開けてみよう」


 ギギギ……


 2人が重いとびらを力一杯動かすと、外の光りが入ってきて、2人は一瞬目がくらみました。

 そして外へ出ると、そこはもうロボット王国でした。


「うわぁ‥…すげぇ」

「ここがロボット王国か……」


 王国には、歯車で出来ている建物がたっています。また、空を飛んでいるロボットもたくさんいました。


「ふぅ……やっとふつうにしゃべれるよ」


「あ、ロボット君がしゃべったぞ」

「そうか、ロボット王国に来たから、ちゃんと動けるようになったんだな」

「あらためて、じこしょうかいをします。ぼくはロボたん。よろしくね!」

「ああ、よろしく」


「じゃあロボたん、教えてくれ。いったいこの世界で、何がおこっているんだ?」

「はい、じつは……」


 ロボたんは、今ロボット王国で大変なことが起こっていることを2人に説明をしました。


「今までは、やさしい王様とおひめ様がこの世界をおさめていました。でもさいきん、ダークロボマスターという悪いやつが王国に侵入してきて、みんなを牢屋にとじこめてしまったのです。あいつらは、何百もの強いロボット兵団を使って、この国を支配しようとしているのです」

「それは大変だ。早くそいつらを倒して、王様やひめ様を助けないと!」

「ひめ様が囚われている牢屋は、どこにあるんだ?」

「この町の中心にある、ハイテックセンターという場所の地下にあります。ハイテックセンターは、この世界のあらゆる機械を動かすためのスイッチがある、とても大切な場所です」

「なるほど……ということは、おそらくそのダークロボマスターってやつもそこにいるんだな?」

「はい。それに加え、やつは機械を全部爆発させることができるTNTという爆弾を、センターに設置しています。爆発したらこの国は終わりです。そして、ひめ様を助けにいった人を見つけては、すぐにつかまえて、牢屋にとじこめています。もうぼくたちの仲間は、ほとんどつかまってしまいました」


 おおつか君は、ロボたんの話を聞き終わると、憤慨して拳を振り回します。


「なんて悪いやつらだ! おれがぶんなぐってやる!」

「おねがいです。どうかぼくたちを助けてください!」

「もちろんだとも! あたりまえだ! 困っている人たちがいるのに、知らんぷりできるか!」


 リキヤ君も、ロボット王国を助けてあげたい気持ちでいっぱいになりました。


「ありがとう! ありがとう!」


 3人は、ハイテックセンターへ向かい始めました。


「それにしても、この国はキレイだね〜」


 リキヤ君は、歩きながらあたりを物珍しそうに見ています。

 街並みはファンタジー世界のように幻想的です。


 しばらく歩いていると、あたりが薄暗くなってきました。


「ふぅ……ちょっと疲れたなぁ」

「ああ。ここらで休憩したいね」

「ぼくは機械だから、バッテリーとオイルを交換しないと、また動かなくなっちゃうんだ。あそこの修理屋さんで、メンテナンスをしているね」

「オッケー、じゃあしばらくしたら、ここで会おう」


 そういって、ロボたんは2人と別れ、近くのメンテナンスショップに入りました。


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