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葛藤

「なんだったんだあいつは・・・」


星崎と別れ家に帰った瀬尾はゲームセンターで聞いたダンエボ専門学校のことを考えていた


「あいつは自分や・・・俺のことを自称最強と言っていた」


俺に圧勝した星崎すら自称最強か・・・

ということは他にいるダンエボ専門学校のやつらですら俺と同等・・・いや、以上か・・・


「燃えてきたぜ!!」


だが瀬尾には大きな問題がひとつあった

それは瀬尾がかつて橋の下に捨てられ親もいなく

赤子の頃は橋の下にいた妖精のようなホームレスに育てられ

物心ついてからは空き缶や雑誌を拾い金を稼いでいる

稼いだ金は全てダンエボにつぎ込み食事や衣服には金を使わない

衣服は捨てられているものを着て

食事はビーガンのため雑草を食していた


「学校ってことは金がかかるよな・・・やっぱり無理なのか?」


「うおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!」


直面した現実に絶望しこの世の全てを憎んだ瀬尾は叫んだ


「本当にこんなところにいた」


瀬尾の背後からブサイクな少年・・・星崎が話しかけてくる


「君の事をそこらへんの小学生に聞いたら橋の下に住んでるなんて言ってたから冗談かと思ってたけど本当に橋の下に住んでるんだね」


「悪いけど、消えてくれ」


「話す気分じゃない」


「金がなくてダンエボ専門学校にいけないんだろ?」


こいつ分かってて馬鹿にしに来たのか?


「この野郎っ!!」


「待ってって!馬鹿にしてるわけじゃない!いい話があるんだ!!」


「ダンエボ専門学校には特待生枠があるんだ!」


「特待生になれば在学中にかかるお金は全て免除されるんだ!」


つまり・・・俺もダンエボ専門学校の生徒になれる・・・?


「じゃあ!俺が」


「ただそれには今年の入学試験で一番の結果を出さなければいけない」


「君の実力は今年の入学予定者の中からランク付けするとなると残念だけど下から数えたほうが早いよ」


瀬尾は絶望した最強だと思っていた自分の実力がその程度のものしかないと知って


「だから!これから入学試験までの3ヶ月間で君には特訓してもらう!今の実力では到底無理だが君の潜在能力はとてつもないよ!さあ!行こう!」


「やってやろうじゃねーか!」


--特訓編開幕--

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