かぎりあるもの
わたしたちは
まいにち まいにち
いのちをもやす
なんのために
いのちをもやす?
だれのために
いのちをもやす?
はてしなく かんじる じかん
あたりまえのように すぎていく まいにち
でも じぶんに あたえられた じかんは かぎりあるもので
なにひとつ あたりまえのことなんてなくて
おんなじ きょうは もうこない
やくそくされた あしたは どこにもない
めのまえに うかぶ くも
その かたちは いろは けしきは
まったく おなじものは もうにどと みることができない
そうおもうと いつもある このけしきが
とても いとしく おもえてくる
もうすこしだけ もうすこしだけ ながめていたいと おもった
あいする きみとの じかん
あと どれくらい つづいてくれるのだろう
いつまでも その おだやかな えがおを みていたい
あたたかな ぬくもりを かんじていたい
やわらかな かみをなでて きみの かおりに つつまれて
ふたりで ずっと かわらずに しあわせなときを ねがう
わたしたちは
まいにち まいにち
いのちをもやす
なんのために
いのちをもやす?
だれのために
いのちをもやす?
かぎられた いのちと じかん
ほんとうに たいせつなものを みうしなわないように
きょうも せいいっぱい いきて
いのちある かぎり