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3 最初に見ていただく、続けて読んでいただくために必要だと考えること(全ジャンル共通)

 今回は主に作者向きでの内容となりますが、そのためには読者としての経験が生かせるのではないかと思います。なので【読者目線】内容を載せさせていただきます。

・作品を読むか考える最初のポイントになるのは、もちろん、「題名、あらすじ、タグ」だと考えます。


タイトルについては、個人的には、詐欺になっていなければ特に気にならないのですが、やはり目を引くタイトルであるとつい覗きたくなります。一方で、(これ以降は完全に個人の趣向になりますが)ずらずらと長すぎるタイトルは「ふーん」で終わり読まないこともあります。


あらすじとタグについては、その作品を開くか考える一番の材料なので、読者としては気になります。


まず、テンプレ作品を求めている場合ですが、タグにテンプレキーワードが入っていることが必須になるでしょう。

逆に、あらすじですが、私は流し読みしてます。「テンプレート」作品ですから、それをどう料理するかが見所です。となれば、同じようなコトが並ぶあらすじよりも中身が気になります。



次に、テンプレを求めていない読者にとって、タグやあらすじに何を書いていてほしいか。これは難しいですね。


あらすじについては、テンプレものと比較にならないくらい大切です。どういうお話なのか、時代設定や登場人物などを書いていただきたいです。読んで先が気になるな、と思わせる文章(これが難しいんですよね……)だとつい一話目を覗きます。


タグについては、好みの題材を探していますから、しっかりと特徴を書いていただきたいです。

恋愛ジャンル以外については、主人公の性別、恋愛の有無、ハーレム(逆ハーレム)の有無。誰が見てもバッドエンドだと思われる場合には、バッドエンド記載も欲しいところです。

恋愛ジャンルについては、逆ハーレムの有無、三角関係の有無、浮気の有無は必須と考えられます。読者によってはこれの記載のないことが、苦情に繋がることも多々あります。

「溺愛」「すれ違い」「じれじれ」などは好みで、あるとよりよいかもしれません。あとは、時代、登場人物の年齢(10代、20代など)、属性(ヤンデレとか、ツンデレとか)もあるといいでしょうか。お好きなモノをどうぞと言ったところです。



・タグなどに惹かれて読んだ!⇒しかし一話でバック!という経験


作風が好みでなかった、というのが一番多いですが、これは好みの問題ですのでここでは置いておきます。

全ジャンル共通で気になることとしては、やはり読みやすさですね。具体的には



①誤字脱字と②語句の誤用

特に①は、自分がよくやるので後から何度も直すのですが、あまりに多いと読者としては気になります。作者としては早く投稿したいがゆえの失敗ですが、1話~3話は作者の国語力を見られている場所でもあるので、特に注意した方がいいのだろうといつも後悔します。②で特に気になってしまうのは、前書きなどで「こんにちは」を「こんにちわ」でずっと続けて書く方や、「ら」抜き言葉。

これらがあっても読み進めている作品もありますが、内容がかなり面白くないと次には進めないです。あくまで個人的な意見ですが。



③文章ルール

これは(私は気にならないのですが)気になる方は結構いらっしゃるようです。

文頭一字空け、三点リーダーは偶数使い、!や?のあとの一字空けなどなど、これらは他の作者様の小説の書き方の専門エッセイがあると思うので、そちらの方をご覧ください。



④段落分け

意見が分かれるところです。正式な文章ルールに従えば、会話文の後も続けて書くのが正しいと思います。ですからそのように書いてらっしゃるものもたくさんあります。

が、個人的には、なろう小説はスマホで読みます。そこで文と文がずらずら繋がっていると……すごく読みにくい!(と後から気づきました)

会話の塊の後、描写部分の間に段落を空ける作品が個人的には読みやすかったので、それを自分でも採用中です。



⑤「~た」「~た」の連続、ぶつ切り構成

Aは○○した。Bは●○した。そこでCは○○した。が単調に続くもの。

これは実際に読んだときに、流れがぶつ切りになる感じがします。上手く工夫された作品はするすると読める(読ませる)ので、小さなことですが、気を配るポイントになるかもしれません。


文体についてはこのようなところでしょうか。



・続きを読んでいただくために必要だと思うこと


「掴みはオッケー。読者様がついた!」の、後の内容について――「そこがやりたいから書いてるんじゃ!」というわけで触れません。


会話が多い、テンポがイイ、描写が充実している、設定がオリジナルなどなど作風について――作者様の個性が出ますし、そこが見せ所だと思うのでこれも特にここでは言及しません。



気になるのは、一話当たりの文字数と話の切り方です。

おそらく、連載で読み始めた以上、文字数の多少や、話の切り方で読むのをやめる、という方は多くはないと思います。(先が気になりますので)


ただ、それでも読みやすい作品だとありがたいと思うのが読者です。


・文字数について

短編小説はそれで終わりなので、2万字~3万字などでも余裕です。

が、連載小説で一話あたりがそれだけ長いと、スマホで毎回読むには、ちょっとだけ目が辛い。

逆に、1000字~2000字だと短すぎてもぶつ切り感が強い。(とはいえ、更新回数にも依る気がします。毎日更新なら、特に気にならないですねー)

というわけで、読者として読みやすいのは、3000~5000字、多くても7000字くらいでしょうか。

(これは全く持って個人の意見であります。)



・切り方について

話の起伏がそれほどなく、「のんびりほのぼの」を基調とする作品については、まさに「切りのいいところ」であれば特に気になりません。


では「はらはらどきどき、鬱展開もあるで!」の場合、どうでしょうか?

「まさにここから戦闘だ!」

「主人公、あぶなーい!」

ここで切られると、イライラするか?について、私はいいえ、と答えます。

ジャン○とか、推理もの1時間ドラマの犯人はCMの後で、のような感覚で、わくわくじれじれしながら更新を待ちます。

作者様の手のひらで転がされようがなんだろうが関係ない。正座待機でございます。



が、恐ろしいのは、更新頻度が恐ろしく低い作者様で、加えて、鬱展開描写が延々続く作品の場合。

この場合には、段々、「う、うん……いつ、光が見えますか……?」「いつか光は見えるのですよね……?」と訊きたくなります。多分我慢できますが、そのうち堪え性がなくなってブクマを外したくなる、……かもしれません。



こういう意味で、「鬱展開OK」な読者であっても、「なるべくこまめに更新してほしい」「待っているので、せめて救いが出るところまでは一緒に投稿してほしい」となります。

実際に某超人気作は、鬱展開とカタルシス部分を連続で投稿しておられたようですし、他の累計作品で知るものでも、一章分は一週間に2、3回の頻度でさくさく更新し、章の合間にお休みを入れる、という形をとっておられます。

とても安心できるスタイルだな、と思います。



したがって、「鬱展開前、はらはらどきどきの切れ目で切るのはいいけれど、投稿の仕方を工夫してほしい」ということになるかと思います。


……もちろん、更新頻度は、毎日定時が一番ありがたいのですけれど(贅沢は言えない)!



これらから、【作者目線】でやるべきことは


・あらすじ・タグ・題名は吟味する。

・形式的な読みやすさに注意する。

・更新頻度は毎日、特に毎日定時がベスト(固定読者様がつきやすい)

・一話の字数は読みやすい程度に調整

・切れ目は引きでもいいので、「鬱+カタルシス」をセットにする。


と言うべきでしょうか。


硬い文体はこれでおしまい!疲れたのでこれ以降のテーマはゆるい感じで気まぐれに書きたい。

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