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体験談・詩・短編・サバゲ

★☆~はやぶさ~☆★

作者: 航巡利根

探査機はやぶさの帰還から早3年・・・文芸部の文芸誌に乗せた小説を改良して投稿しました

無限に広がる宇宙・・・その中には無数の銀河ある・・・


その一つの銀河の中にある惑星に、ある探査機が帰って来た


「・・・お父様・・・今帰りました・・・長い長い旅を終えて、私は今帰りました・・・七年もかかってしまいましたが・・・私は帰りました」


宇宙の中、その探査機は呟く


「お父様・・・私の愛するお父様・・・それと、お父様の中にいる皆様・・・私は遠く・・・とても遠くに離れた『イトカワさん』の所まで行ってきました・・・でも・・・とても大事な友達、『ミネルバ』を落としてしまいました・・・ごめんなさい・・・」


その探査機は微笑んだがその直後泣き始めた・・・


「お父様・・・私は約束通り、『イトカワさん』から頂いた物を持って帰りました・・・今から・・・お父様に渡します・・・」


バシュン!


その探査機からカプセルが放たれ、惑星の中に落ちて行った


「・・・お父様、『イトカワさん』から頂いた物をしまっているカプセルに何も入って無かったらごめんなさい・・・私はお父様の一部になります・・・」


そう言って探査機は目を閉じた、その時・・・


「・・・さ・・・ぶさ・・・」


突然、誰かが探査機に話しかけた


「?・・・誰です」?


「は・・・さ・・・」


「誰です?この温かくて・・・とても、とても懐かしい声は・・・」?


探査機は最初、この声の主が分からなかった、とても懐かしく・・・とてもやさしい声・・・探査機はその声の主を思い出した


「この声は・・・」


「はやぶさ・・・後ろを見なさい・・・」


「後ろ?・・・」


探査機が後ろに振り返ると、そこにはとても大きく・・・とても美しい父の姿があった


「お父様っ!・・・お父様っ!・・・」


その探査機はその場で涙を流した、7年も見守ってくれた父が今目の前にいるどれだけ遠く離れていてもいつも見守ってくれた父が今目の前にいた・・・


「お父様・・・皆・・・ただい・・・ま・・・」


そう言って探査機は、父の中へ飛び込み消滅した・・・


この探査機は父から遠く離れたイトカワさんの所まで往復、六億キロの道のりをたった一人で旅をしたのである


父の中にいる人達はこの快挙を称えた


この探査機を作った国もこの快挙を称えたがあまり大きく取り上げず、更に探査機の妹の開発予算を下げてしまう事になった


しかし・・・探査機は消滅したわけではない・・・偉大な父の中の一部となり、今も父と一緒になっているのだろう


体が消滅しても、我々は君を忘れないよ・・・


                     はやぶさ





 

                       終

ご意見ご感想お待ちしております


探査機はやぶさの帰還したニュースを見た時にとても感動して書きました


探査機はやぶさから放たれたカプセルの中には小惑星イトカワからの微粒子の入手に成功した


はやぶさの長い旅は無駄な旅では無かったのだ、彼女はこの地球の一部となり、風となり生きているだろう・・・


お読みくださりありがとうござました

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