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「それに本来なら発生する筈だったイベントがウソのせいで発生しない、ということもある」
「えっと、それはどういうことですか?」
「もし、ミクミちゃんが『マカロンを好き』だと言わなければ、二番目にプレゼントをくれた人からは他の何かを貰っていた筈だよな」
「ああ、そうか」
「さらに、マカロンが嫌いということが周囲に知れていたら、最初にマカロンを贈ったユキト君の耳に入り、そこで追加イベントが発生していたかもしれない」
「そう都合よくいきますかねぇ」
「だからこれは仮定の話だと言ってるだろうがよ」
ジト目で本のオバケが言った。
「あ、はいはい」
「でもな、そういう因果ってのはあるんだぜ」
「インガ?」
「因果関係とか因果応報とか言うだろうが」
「言いますね」
「人智を超えた所で、運命の導きってのはあるのさ。赤い糸を引き寄せるも切ってしまうも自分の心がけ次第ってワケだ」
「な、なんか怖いですね」
「ウソで自分をポジティブに見せようなどと考えるヤツは大抵、後で足元をすくわれるのさ」
「わ、わかりました」
あたしは身をすくめて言った。




