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三人の会話に聞き耳をたてていると、どうやら「シャビ・なんちゃら」というサッカー選手について話していることが伺えた。
で、カレロ君が「あのゴールはシャビのセンタリングがスゴかったから……」と言った瞬間、本のオバケがあたしに指示を出す。
あたしは指示されたセリフを急いで言った。
「そんなにシャビって凄いの?」
言った瞬間、三人がこちらに振り向いた。
ユキト君はポカンとあたしを見ていた。
カレロ君は笑いながら首をかしげてた。
モリヤ君は目を丸くしていた。
うっわー、あたし、なんかすごい話の腰を折ったんじゃないのかな。
なんか、空気凍ってるような気がするんだけど。
するとカレロ君が口を開いた。
「うん。まぁ凄いんだけど……、あれ、ミクミちゃんってサッカー好きなの?」
そう言われて焦るあたし。
そんなこと言われても、サッカーなんて知らないんだよぉ。
その時、本のオバケの助け舟。
例のごとくあたしは素早くセリフを言った。
「好きっていうか興味があるっていうか……」
すると今度はユキト君が口を開いた。
「へぇー、女子で海外サッカー好きとか珍しいよな。どこの国が好きなの?」
いや、だから、分んないんだって。
あたし、心の中で涙目。
(><
で、またもや本のオバケの助け舟。
「みんなはどこが好きなの?」
「そりゃ、僕はブラジルだけどさ」
と、間髪入れずにカレロ君が言った。
「いやいや、ブラジルはユーロには入らんだろ」
と、ユキト君。
「まあ、国だけ問われりゃ南米もありだけどな」
モリヤ君が続けた。
な、何の話かサッパリ分らない。
その時、本鈴が鳴った。
で、各々自分の席に戻る。
もちろん、あたしも席に戻った。




