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詩全集2

ここで泣いたりするのは、違う。

作者: 那須茄子

朝が夜を埋め尽くす

そんな夢と成るような世界を

私は望んでる


息を吸っては寒いと

身体を震わせ

息を吐いてはどこまでも消えていく

のぼる白い湯気を眺めていた


手と手を両に

熱を込めて温かみを感じる

私の体温をそうやって調べては

当たり前の様に

瞼を瞑る

瞳を閉じれば

いつだって

純真に信じてた頃を

映し出す


飾りにはなれない

赤く染まる私の頬は

人肌を知らなすぎるから



朝が夜を埋め尽くす

そんな夢と成るような世界を

私は望んでる


ひとりでまた暗闇の中で


溢れ出しそうなコップに入る

淡い光を集めている


息を吸っては寒いと

身体を震わせ

息を吐いてはどこまでも消えていく

のぼる白い湯気を眺めていた


狭い狭い所だから

吐き出した息はすぐいっぱいになる

苦しくて

壁に爪を立てる


五指は数を数えなくなった


手と手を両に

熱を込めて温かみを感じる

私の体温をそうやって調べては

当たり前の様に

瞼を瞑る

瞳を閉じれば

いつだって

純真に信じてた頃を

映し出す 


ひび割れが目立つ

愛想はとっくの昔に忘れた


飾りにはなれない

赤く染まる私の頬は

人肌を知らなすぎるから

 


朝が夜を埋め尽くす

そんな夢と成るような世界を

私は望んでる



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