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プロローグ:異邦人の伝説

異世界物とはよくあるジャンルだよな……

これもあの大波の一滴でしかないともいえる。


しかし、それでも貴重な時間を割いて読んでくれることに感謝いたします。

ありがとうございます!

はるか昔の話、今では伝説として言い伝えられている話がある。


メモリアルアビスと呼ばれる、都市一つ呑み込みそうな大穴が現れた。そこから地を埋め尽くすような魔物の大軍が湧き出し、我々の住む大陸、アステリアの人々を殺し出したのだ。


混沌と破壊を世界へと齎した魔物達に人類は滅亡の危機を感じ、絶望した。


しかし、古代から人々を守る5柱の守護獣ガーディアンが力を合わせ魔物を撃退し、メモリアルアビスを封印した。


だが……その5柱の守護獣のうち1柱の名前は歴史から消え、人々に忘れ去られてしまった。


メモリアルアビスの周りには祀られる4柱の守護獣のために霊廟が4基建てられ、人々を守護する神獣が消えてなお、霊廟を通してメモリアルアビスの封印を維持し、我々を守り続けている。


時は流れ、人々の信仰は薄れていった。霊廟の管理がおろそかになり、やがてメモリアルアビスに汚染されてゆく。封印が弱まり、メモリアルアビスからは時折魔物が出始め、街を襲うようになった。


それは天罰かにも思えたが、怒りを鎮めたのは守護獣の「巫女」の祈りであった。


成人になった際、女性の体のどこかに守護獣の印が現れたら、その人は巫女として選ばれたことを意味する。4人の巫女が各霊廟に行き、祈りをささげることで、メモリアルアビスの封印を強化する。


それが、守護獣の巫女として選ばれた者の宿命。


封印が再び破られる時が来たら、それは世界の終わりであろう。数千年前、メモリアルアビスの封印は一度だけ、破られたことがある。


人々は絶望し、死という安らぎを待つしかなかった。しかし、守護獣の巫女たちが諦めることなく、神殿で必死に祈り続けた。希望を捨てず、救済を願い続けた。


その祈りに応え、魔法陣に現れたのは、エトランジェと呼ばれる英雄であった。


霊廟に潜り、浄化し、ついにはメモリアルアビスにまで、足を踏み入れた。破られた封印を修復し、世界を救うことができた。


それはこの世界に伝わる、異邦人エトランジェの伝説。

彼の者こそが、この世界の救世主であり、人々の希望を託された者。


……


「再び訪れた危機の中、我々の目の前に現れた貴方こそが、新たなエトランジェに違いありません。どうか、この国、いや世界を救ってください!」


その言葉を聞いて、玉座の前に立つ男は片手をあげ、答えた。


「それを一人でやれと?お前ら、頭がどうかしてるぜ」


それが、伝説のエトランジェの旅の始まりを告げた一言であった。


彼の行いはやがて歴史に刻まれ、代々語り継がれるであろう。

プロローグだからまあ、短めだけど、これ以降のボリュームアップを頑張ろうと思います。

次回の章の投稿はいつになるかはわかりませんが、頑張りたいと思います!

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