表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

第一章 hermit 弐

感想や直した方がいい点など教えていただけると嬉しいです…

───ひとときの沈黙。


「やはり私達は天上人だったのですね」


問い掛けるような奏の声が、突然沈黙を破った。


それまで薫のほうを向いていた香蓮は、今度は奏のほうを向いた。


「そうじゃ。おぬしらの瞳と髪の色、そして…ここにおることが何よりの証拠じゃ」


そんなことは当然だ、というように彼女は頷いた。


「では、私達は天上界に戻るのですね」


「は?何言ってんだ、お前?」


薫は奏の言葉が理解できていないようだった。


顔をしかめて、訝しげに彼のほうを見た。


二人のやり取りを見ていた香蓮が興味を示したのは、奏のほうにだった。彼女は奏に声を掛ける。


「おぬし、自らの力で封印を解いたのか。流石、我の弟子なだけある」


彼女は微笑みながら言った。その微笑みはまるで、女神の微笑みのように眩しく、美しかった。


彼女に見とれている彼の額には、彼女の額の紋章の位置と同じ位置に、月をかたどった紋章がうっすらと浮かんでいる。


「まだ、記憶が少しずつ戻ってきたくらいです」


奏は跪いて彼女を見上げ、照れて頬を薄紅色に染めながら言った。


薫は訳が解らないまま、立ち尽くしている。


「ならば、力も復活させねばのう」


そう言いながら、彼女は手招きをする。


すると二人は、滑るように彼女の元へ移動させられた。


何かに掴まれているわけでは無い。かといって何かに押されているわけでも無い。


流れの無い水面を滑らせる。相当なチカラを持っていなければ無理な芸当だ。


それを彼女は易々とこなしていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ