こんな人たち。『藤埜』
『藤埜 』
文芸編集。
名前は、どこにでもいる普通の名前で、でも現実には無さそうな字を当ててみた。もしも現実にいたらごめんなさい。
ゾンビ→不死→藤。分かりやすい?
入社×年目。基本『足で稼げ』な感じ。
最初、営業に配属されて、ちょっと拗ねてたけど、『呉羽隆生』と同期の緒峯のおかげで、気合入った。その後は営業でも頑張って、実績認められて、希望通りの編集に。
時々ゾンビ化する。ゾンビ化の条件としては、編集の責任でこのままじゃ良い作品が世に出ない!って時なので、多少締切おしてもきちんと原稿が進んでたり、他のトラブルもない場合は大丈夫。
一冊目の時は、先生の気に入るイラストレーター見つけられないのは「編集の責任」だったから。
自分のせいじゃなければ良いって訳じゃないけど、良い作品は世に出てこそ良い作品として評価されるわけで、『世に送り出す』部分で責任重大だと思っている。
んで、裏話。
ホントは4冊目。『先生』の言葉攻めで『あたし』が全くイラスト描けなくなっちゃって、もう一度ゾンビ化するはずだった。
……先生の言葉攻めに『あたし』がどん底になる前に、早々作者の心が折れたので、4冊目は予定よりあっさり終わったとゆー。
ハイ。作者が一番ヘナチョコです。4冊目はもっとエグルよーな展開のつもりだったんだよ。先生ドS極めるはずだったのに。優しくなっちゃったよ。でもアレはアレで正解だったかもしれないとも思ってる。
かなりの読書家で、満遍なく何でも読む。愛読書は『百万回生きた猫』
緒峯サンとはミステリーの犯人予想で盛り上がる。
『呉羽隆生』のファン。初期からの筋金入りのファン。でも作品と作家は別と分かってるので、編集業には(あんまり)支障は無い。
実は、他社含め、『呉羽隆生』の担当に女子はタブーが暗黙の了解。先生その気が無くても、うっかり惚れちゃう女性編集サンがいたとかいないとか。
年齢30代 3×才。実は先生の一コ下。
体育会系の上下関係が身に染み付いてる。中学高校と運動部。バスケかバレーあたり? 単純に背が高いので誘われて、特に疑問にも思わず打ち込んだ。準レギュラーくらいのポジションで地味に活躍した。その頃から、応援気質。レギュラー陣を褒めて鼓舞するのが上手い。ので副部長あたりでオカン的立ち位置だった青春時代の思い出。(←ぷぷ)
基本、ノリが体育会系なので、上司の命令とか先生の指示とか、トップダウンには盲目的に従う。わんこ。
トップダウンって警察とか自衛隊?なイメージから、一人称で『自分』をよく使わせてる。くだけた時に『オレ』になる。かっちりした仕事の場では『私』になる。
「敏腕編集への道」では、良い仕事するためにはトップダウンだけじゃなくてボトムアップも必要なんだよーってところに気付く、はず。
一応、この人、仕事面で自分から動いたときには、うまく行ってる。
作家『呉羽隆生』を(飲みの席だけど)上司に褒めちぎってアピールして担当に漕ぎ着けた時とか、『呉羽隆生』ラノベ企画とか。どっちも先生絡みで必死だったからだけど。
そのうち、先生以外でも、追い込まれなくても、ボトムアップできるようになると、
チャラララッチャラ~♪ へんしゅうのLvがあがった! びんわんへんしゅうへのみちがひらけた!
……ってなる。
酒には、さほど強くない、……と、本人は思っている。が、比較がザルの緒峯サンなので、一般的には普通。
酒癖が悪い。記憶をなくす。覚えてない間にナニやらかしたのか、周囲は黙して語らず。
本人は、だからヘベレケになっちゃイカン、と酒量をセーブしている。飲むとどうなっちゃうんだろうな。
緒峯×藤埜ルートは、正直どうしようか迷った。
このままずっと微妙な関係でいても良いと思う。
今日も酔っ払った緒峯をタクシーに押し込んで送ってくゼ、なエンディングもありだな、と。
……そっちの方が綺麗に終わる気がしている。
(いただいた活動報告コメントで、『緒峯×藤埜』ってなってて、掛け算の法則としては普通、『藤埜×緒峯』だろうけど、やっぱり『緒峯×藤埜』が正しい。藤埜サンもヘタレに転落決定)
↓どーでもいーよそんなコネタ。
同期が二人しかいなくなるきっかけの事件でおまわりさんと知り合って、以後ナントナク飲み仲間になる。警察官のお友達が増える。傍から見たら、藤埜さんも同業と思われている。
警察の人と飲んでると、いろいろ業界的な話に詳しくなる。おまわりさんの苦労。刑事と巡査って違うよねー。
……ので、ミステリーとかサスペンスとかで警察ネタが出てくると、些細なところで違和感あって、あんまり楽しめない。
でもジックリ取材したミステリーは、逆に大好き。
でも、もしかして先生が警察モノ書くと言ったら、連中は絶対紹介できない、と思っている。奴らにイケメンは地雷だ。