なんて素敵なランチタイム
キンコーンカーン――――。
皇さまに凝視されっぱなしの、授業がやっと鐘の音で終わりを告げた。
さぁ、ランチだランチ♪
がたっ。
と席を立った瞬間――――。
がしっ。。。
えっ!?
しっかり左手首をつかまれていた。
「どこに行く??」
なぜか眉根を寄せて、濃青の瞳をくもらせながら、皇さまが聞いてくる。
くっ―――。眉間にしわ寄ってても、美形は美形なんだなっ、すごい発見したぞ!
「どこって、お昼の時間ですから、学食に行こうかと思いまして。。。」
ちっ。となぜか軽く舌打ちする音が聞こえた。
――なんでだ??
「ーーーりいな、特別に生徒会室でランチをとる名誉をお前に与えてやろうーーー。」
「???生徒会室でランチ??」
「そうだ。」
と言ってなぜか皇さまはにこっと笑った。
ーーーなんか、どっか髭に似ていると思ったら、この強引さ!?
「う~~ん、、、結構です。僕、皇帝学園の学食がすごいって聞いていて、学食で食べてみたいんで」
あっさり、にっこりスマイルでりいなは答え、軽やかに扉から出て行った。
ぐぉっ、、、可愛いぜ!!とりいなのスマイルにやられたクラスメート達。
それは、、、、皇も例外ではなかった。。。。
が、断られたショックでしばらくかたまり、周りの生徒達をにらみ付け、教室にブリザードを巻き起こし、扉からまた荒々しく出て行ったーーーー。
髭って一応、りいなのおじですよ~~
覚えてますか??