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プロローグ
こんにちわ、マドレーヌですっ。
乙女の溢れる妄想を書いていくので、宜しかったら読んでやってください。
桜舞うには少し早い3月中旬―――。
ここ日本における最も裕福で、卒業者には各界におけるステータスが確約された学園―――、
皇帝学園の理事長室で、一人の不幸な少女がうち震えていた…
いや、怒りでプルプル震えていた―――。
「北條のおじさまっ、どういうことですか!?」
「いやいや、りいなちゃん。久しぶりだね~。まぁ、そこに座ってお茶でも飲んでよ~」
理事長室に相応しい重厚な造りの椅子にくつろいでいるナイスなお髭のミドルは、
りいなの趣味にぴったりで、まさに胸ずっきゅんなのだが、そんなことも言ってられない。
いつも、このナイスミドルを装いつつ腹黒いおじには負けているのだ。
だが、今回ばかりはそうも言ってられない。
りいなちゃんがんばっ笑。