排泄○○○○
お待たせしました!
「どうしたんですか?」
どうしたんですか?ではない。まず、アレに息が掛かっているのがおかしい。コップか何かを使うなら息が掛かるはずがない。
ならば何をしようとしているのか?近い距離にいたから偶然当たったのだろう。まさか飲尿しようなんて思って……いないよな?
「トイレ大丈夫なんですか?」
「いや……だが、気がかりな事が」
「漏れる心配はありませんよ?」
──飲尿っていいよね──
「んくっ……んくっ……んくっ……」
「あ……ぁあ……」
白露の喉が鳴る音と共に罪の意識が脳に浮かび上がってきた。射精後の激しい尿意には逆らえなかった。
「それでは、おやすみなさい」
「n……」
一瞬で瞼が降りてきた。俺はいつも寝入りる時はこうだが、この睡眠導入は明らかにおかしい。普t
「はぁ……♡主様。れろぉ……じゅるるる」
目が覚めてすぐに野生動物に体を舐められていた場合はどう対応するのが正解なのだろうか?
迂闊に刺激すれば肉を噛みちぎられそうだが、かといって何もしなければ確実に噛みちぎられる……詰んでいないか?
「はぁ……二の腕が中途半端に柔らかいの最高です」
くすぐったいが目を開けたら確実に大変な事になる。絶対に開けるわけにはいかない。
……鼓動も保たなければ起きている事は分かるのでは?落ち着いて睡眠時の呼吸を保って心拍数を安定させるんだ。
「さて……そろそろ起こさなくては。主様、主様……主様」
「ぅ……」
「おはようございます、主様」
「……おはよう」
やはり目の前に白露の顔があった。一週間ともなれば流石に驚くという事はない。
そう、ただ目の前に繊細な睫毛と金色の瞳があるだけだ。何を驚く事があるだろうか?
「あまり驚きませんね」
「美しすぎて声が出なかった」
「〜〜〜っ!褒めたってなにも出ないんだからねっ!!」
よし、バレていない。このまま白露を褒めちぎり朝食を乗り切る。そうすれば起きていた事は気付かれない。完璧だ。
ちょっとまて今の口調すごく可愛いんだが、美しいと何をやっても素晴らしいとでもいうのか?運命に感謝だ。
「目を閉じておいてくださいね」
「ん……」
顔に水が勢い良く掛ける事なく、十分な量の水を顔に付ける……改めて考えるとその凄さが良くわかる。
水を手に溜められる時間は限られている。その中で勢いなしに水をつけられる。一体どんな溜め方をしているんだ?
「はい、終わりです」
「ん、ふぁ〜」
「ご飯にしましょうね〜」
白露が俺の肩を掴み、ニヤニヤと口角を上げながらリビングへと連れて行った。世話が出来るのがそんなに嬉しいのだろうか?
だが、それは普段白露の世話を拒んでいるという前提あってこそだという事を忘れてはいけない。
与えるばかりでは疲れるのは自然の摂理。やはり、世話されるのは朝や夜だけでいい。
「さぁ、ご飯にしましょうね」
次も日曜日、ですわ~(某お嬢様系一般人)




