サリアとの絡み
前回のあらすじ!
修業した!
──時は戻り主人公──
「とまぁ、こんなところね」
「······慣れすぎじゃない?」
「そこを突っ込むな」
いやだってそんな恐れ慄いてた俺にこんな馴れ馴れしく接っせるって······時間さん人変え過ぎです。
「にしても助祭って······有沙凄いな」
「ふふん、そうでしょ?次期領主も夢じゃなかったんだよ?」
「なにそれ?」
「それは明日の授業よ」
うげぇ······なんかそれ聞くと途端に知りたくなくなる。有沙ってお嬢様だったんだ。気づかなかった。
「ごちそうさま。先入ってるね」
「ん」
「丁寧にかつ早くな」
「烏の行水を見せてあげようホトトギス」
脱衣場でさっさと服を脱いで風呂に入る。体を洗うついでに洗顔していく。頭皮もしっかりやんないと。
「ふぅ、よし······これこれ〜。生き返る〜」
お風呂ってなんでこんなに気持ちいいんだろう?疲れが抜けていくんじゃ······。5分は浸からないと。
「まだ出ないの?」
「後2h······なんで居るんだよ」
「いいでしょ別に」
「取り敢えずドアの外に出てもらおうか」
人影がドアの前から消えていく。よし、お風呂に集中できる。あ〜、気持ちよかった。よし、着替え着替え······
「······ん?」
「終わったわね」
「おわぁっ!!」
「何よ。別に驚く事無いでしょ」
驚くわ!!体だけはナイスバディな女なんだ·······一部を除いて。そんなのに······あ!!裸じゃん今。
「フッ」
「なんだその笑みはぁぁぁあぁぁぁあ!!」
「勝った」
「何がだよ!!」
ケッ!出るもん!!出て着替えてやる!サリアめ······絶対明日吠え面かかせてやる!!
「はぁ······全く。なんて奴だよ」
「彼方、くん?」
「あ、有沙、これは······違うんですよ。事故t」
「きゃぁぁあぁぁあ!!」
い、痛い。ちゃんと見られた瞬間に履いたのに······。サリアめ、覚えておけよ
「う、うぅ······」
「遅かったわね」
「なんでここに居るんだよ」
「正直、もう限界なのよね」
なんか怖い。早く逃げな······開かない。剣は······ない。あ、詰んだ。あ〜、終わった。お疲れ様でした。
「有沙を使うわけにもいかないじゃない?」
「な、何に?」
「穴にぶち込む訳にはいかないでしょ?だ・か・ら······あんたに協力してもらおうと思ってね」
「や、やだよ?何か分からないけどやだ」
ここで頷いてはいけないと本能が言っている。従うわけにはいかない。そう、きっと父さん達が·······。
「二人は来ないわよ」
「えっ······」
「自分勝手にはしないから、いいでしょ?」
「しょ、しょうがない」
ここで断っても多分ループするだけだ。それに有沙に行かれる方がまずい。まだ、まだ俺の方がいい。
「なら、脱いで」
「ぬ、脱ぐ?」
「そうよ。私も脱ぐから早くして」
「わ、分かったよ」
──1言だけ······主人公、掘られました──
出来るだけ早く更新したいと思います。少なくとも週一は投稿します