凌○
次は多分一週間後です。
「さてお次の商品はこちらぁ!アラクネの幼体でございます!値段はヴィクトリア金貨一枚(10万円)から!!」
「5枚」
「8枚」
「10枚」
オークションをされている······私が?こんな所早く出て······電気っ!この首輪がぁ!!ぐぅっ!!
「このように首輪で完全に抑えております。現在10枚が最高額です。無いようでしたr」
「20枚」
「20枚、20枚が出ました!他の方はどうでしょうか!!」
司会の女······ふたなりかもしれないですがとにかく司会が熱くなっている。自分事でなければ滑稽だったんですがね······。
こ、この視線は······なんですかあの男っ!!嫌ですあんな中年っ!!誰かっ!誰でもいいから!!
「居ないようですので金貨20枚で決定です!!次の商品はなんと教団の元広告t·······」
地面が下がっていく。奴隷というだけでも最悪なのにあんな男に買われる······?こんな事なら外になんて
「やはりかなりの上物。これから可愛がってやるぞ」
「いや······いやーーーーーーっ!!」
「嫌がる女を犯せる······最ッ高だなぁ」
それからの事はよく覚えていない。気が付いたら馬車から下ろされ、監獄塔のエレベーターに乗せられていた。
「降りろ」
「い、嫌っ、きゃぁーーー!!」
「俺の命令がきけないのかっ!!」
「ぁ、がーーーーっ!!分かり、ました」
「最初からそうしろ」
エレベーターから降り男を追う。これからの事を思えば肥満ではないのが不幸中の幸い······ではないですね。
そもそも捕まっただけで駄目なんですよ。こんな思考は良くないです。
「こっちを向け!」
「んぐっ······」
──自主規制──
「今日はここまでだ。連れて行け」
「ぅっ、ぁぐっ、ひぎっ······」
腕を捕まれ引き摺られていく。必死に足を地面に引っ掛けてもツルツルしていて滑る。誰か、誰かたすけてよ······。
次もカットシーンがあります。