前夜
お待たせしました
「あ、白露」
「主……さ……ま……」
「どう……?」
「……かっこいい」
か、かっこいい……目付き悪さがキッチリした髪型との対比になってりゅ……♡しゅごい……♡しゅき♡
「そ、そう?」
「はい……すごく……」
「そ、そっか〜、そうかそうか〜」
はぁ……♡かっこいい……♡きゅんきゅんしゅりゅ♡その手で抱きしめて欲しいよぉ♡
「お気に召されたようで何よりでございます。本日のご予定はこれで終了となります。結婚式の式次第につきましては端末に送付された通りとなっております。開始時刻は15時となっておりますが、ご準備がありますので13時にお越しください」
「……分かりました」
「本日の予定は以上になります。独身最後の日をお過ごしください」
「はい……帰りましょっか、主様」
主様の足を払って……くっ、かっこいい♡しゅきいっ……♡まったく♡こんなかっこいいなんてダメじゃない♡
「ふーっ♡ふーっ♡」
「白露……?今洗面所だからさ……もうちょっと待って欲しいなぁって」
「嫌です」
「清々しい拒否」
細菌なんて私から漏れ出る魔力に触れるだけで死滅していくから♡手なんて洗うより私と交尾した方が早い♡はぁ……かっこいい♡
「せめて手a」
「んちゅううううううう♡れるれるれるれ♡」
────
あ゛〜〜〜〜〜〜♡気持ちよかったぁ♡主様の髪乱れてる……乱れた感じも中々良き。明日は早いし早く寝ないとな。
「ご飯にしましょっか」
「あぁ、うん」
ご飯もお風呂もいつも通り一緒に食べた。どっちでもイチャイチャしたはずなのにあんまり覚えてない。
「白露」
「どうしました?」
「明日楽しみだね」
「そうですね。主様には負けますが」
遠足を前にした幼子みたいにそわそわしてる。確かにちょっと楽しみだけどそんなにそわそわするh
「白露だってそわそわしてるじゃないか」
「そうですか?」
「脚、ざわざわしてるよ」
「え?……///確かに、そうかもしれませんね」
確かに?ウェディングドレスを着て?式を挙げるのに憧れが無かったなんて事は無いけど?そんなに憧れてなんて///
「そっか〜、白露も楽しみなんだね」
「まぁ、多少は……」
「明日は最高の思い出にしよう」
「はい……///」
主様を抱き締めて目を閉じる。ハンモックの揺れが心地良い。明日か。明日私達はお互いのものになるんだ。楽し──み──だ──
早めに出します