表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/126

この世界を賭けた最後の戦い

新連載です!始めましての方ははじめまして!旧作から来た方!お久しぶりです!!どうぞ、お楽しみください!


「この······世界は······お前の物、では······」

『クックックックッ!はーっはっはっはっはっはっはっ!!』


 金髪碧眼の女が筋骨隆隆な男の胸に剣を突き刺している。その剣には大輪の花が咲いていた。


「ぐるぉぉおぉぉぉおぉぉぉお!!」

『ぬ······やれ』


 男の肉体がみるみるうちに膨れ上がり、巨大な獣に姿を変え、女の取り巻きの首を削ぎ、頭を裂き、死体を投げつける。


「「「滅!」」」


 しかし、既に傷だらけの獣は取り巻きですら対処できる程弱くなっていた。6人の人間に槍を突き立てられ、獣は動かなくなった。


『邪魔者は消えた······これで世界は妾の物なり!!』

「嗚呼······遂に楽園に行けるのですね······」

『世界の再構築を始める·····全員、楽園行きぞ』


 ユーラシア大陸······南アメリカ大陸······南極大陸······暗黒大陸······シュタット大陸······全ての大陸が金色の極光に飲み込まれていく。


「タ······ダデハシ······ナヌ······ツギノセ······ダイノタメ······ソレニエネ·····ルギーヲスワ······レテシ·····ネ!!」

『ぬぐぅうう!!』


 その時、最後の力を振り絞った獣が自らの体に突き立てられた槍を引き抜き、女神の肺を貫いた。金色の極光が消えてゆく······。


「よくも女神様を······」

「ウ、グ······セメ·····テヒト·····リ!!」

「ぐぁあぁぁぁあ!!」

「ス·····マナ······」


 6人の内の一人だと思いながら獣が殺したのはただの取り巻きだった。さらに、とどめを刺したのは彼の元部下であった。


『妾が······この妾がっ!消えてゆく······本当に貴様らは使えないっ!!復活には信仰と憎しみが不可欠。その時こそ世界再構築が完遂される。その時まで妾に仕えるのだ!!一年後、妾の使徒たる生物を送る!そ奴らの指示に従えこのウスノロ共がぁぁあ!!』

「「はっ!!」」


 その言葉を残し女は石化していく。取り巻き達はキツイ言葉に消沈するでもなく、むしろ目を輝かせて女の指示を聞いていた。


次の更新は三日後になりそうです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ