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7番目のシャルル、狂った王国にうまれて【少年期編完結】〜百年戦争に勝利したフランス王は少年時代を回顧する〜  作者: しんの(C.Clarté)
第六章〈王太子の受難〉編

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登場人物紹介・第六章まで

 年齢は、第六章終了時点(1418年)。

 ネームドキャラクターは実在した人物です。

 名前を検索すると、生没年などネタバレ込みで詳細なプロフィールが分かります。


 作者の力量不足で、時代考証が甘い部分もありますが、ストーリーに支障を来さないようにわざと簡略化している部分もあります。ご容赦ください。



====================



王太子(ドーファン)シャルル(15歳)

本作の主人公。狂人王シャルル六世の10番目の子で、第五王子。

兄たちの相次ぐ死で唯一の王位継承者となったが、母妃イザボーと愛人ブルゴーニュ公の謀略で命を狙われ、王都パリから脱出する。

1403年2月22日生まれ。称号はポンティユ伯とベリー公。


▼デュノワ伯ジャン(16歳)

主人公の従兄。王弟オルレアン公の庶子。

主人公とともに王立修道院で育つ。ゆるい主従関係。騎士になることを夢見ている。王太子専属の侍従長に就任したが、主人公を逃がすために身代わりになる。

1402年11月23日生まれ。


▼タンギ・デュ・シャステル(49歳)

ブルターニュ出身の騎士。ブルトン人。

王太子専属の護衛隊長。唯一の王位継承者となった主人公につかず離れず守っている。

1369年生まれ。


▼宰相アルマニャック伯(58歳)

ガスコーニュの中心アルマニャック出身。ガスコン人。

賢明王シャルル五世時代の名将ゲクランから知略を学んだ。老獪な宰相。

亡き王弟オルレアン公の家臣と、反ブルゴーニュ派の貴族を取り込んで「アルマニャック派」を形成。ブルゴーニュ公に対抗している。1360年生まれ。




【アルマニャック派】


▼クレルモン伯シャルル(17歳)

ブルボン公の嫡男。いつも派手な服を着ている裕福な貴公子。

とあるご令嬢にご執心。1401年生まれ。


▼アラン・シャルティエ(33歳)

宮廷詩人。ノルマンディー地方カルヴァドスのバイユー出身。

いまはパリ大学(ソルボンヌ)に在籍している。1385〜90年ごろ生まれ。


▼大法官アンリ・ド・マルル

アルマニャック派の重臣。司法のトップで、王印(玉璽)を預っている。




【フランス王国、ヴァロワ王家】


狂人王(ル・フー)シャルル六世(49歳)

主人公の父。フランス王国ヴァロワ王朝、第四代国王。

生まれつき精神が弱く、統治・認知能力に欠けている。最近のブームはタロット占い。

1368年12月3日生まれ。


▼淫乱王妃イザボー・ド・バヴィエール(47歳)

主人公の母。シャルル六世の王妃。

王弟をはじめ、名のある貴族たちと見境なく関係を持つ。

最愛の愛人・無怖公ブルゴーニュ公とともに宮廷で権力を振るおうと画策する。欲望の権化。

1370年4月28日生まれ。


▼ジャンヌ王女(27歳)

主人公の姉。第二王女。ブルターニュ公ジャンの妃。

おっとりしている。1391年1月24日生まれ。


▼マリー王女(25歳)

主人公の姉。第三王女。ポワシー女子修道院の院長。

母性的な包容力がある。1393年8月22日生まれ。


▼ミシェル王女(23歳)

主人公の姉。第四王女。ブルゴーニュ公の嫡男フィリップの妃。

勝ち気な性格で、母イザボーとよく衝突する。1395年1月11日生まれ。


▼カトリーヌ王女(17歳)

主人公の姉。第五王女。姉マリー王女とともにポワシー修道院で暮らす。

泣き虫。第一王女イザベルに生き写しと言われる。1401年10月27日生まれ。


▼オデット・ド・シャンディベール(28歳)

狂人王の世話をしている侍女。タロットカードが好き。

王の子、マルグリットを産む。


▼シャルル・ドルレアン(23歳)

主人公の従兄。ジャンの異母兄。王弟オルレアン公の嫡子。

詩を好む穏やかな貴公子だが、ひそかに両親の敵討ちを誓っている。

アジャンクールの戦いで捕虜となり、ロンドン塔に幽閉中。

監視をごまかして大鴉(レイブンクロウ)を手なずけ、秘密の通信手段を作る。

1394年11月24日生まれ。




【ブルゴーニュ派】


▼無怖公ブルゴーニュ公(47歳)

フランス最大勢力の貴族。淫乱王妃イザボーの愛人。

王弟オルレアン公を殺害して宮廷の実権を握ったが、暴動と反乱を企てたことがばれて逃亡。主人公と対立した王妃を抱き込み、宮廷復帰を目論む。

1371年5月28日生まれ。


▼シャロレー伯フィリップ(22歳)

ブルゴーニュ公の嫡男。宮廷の内乱を憂いている。

1396年7月31日生まれ。


▼アルテュール・ド・リッシュモン(25歳)

ブルターニュ公の弟。ブルゴーニュ公やイングランド王家とも縁が深い。

ケルトの伝説の王アーサー王の末裔で、周囲から羨望とやっかみを受けやすい。

アジャンクールの戦いで捕われ、虜囚の身となる。ロンドン塔に幽閉中。

1393年8月24日生まれ。




【アンジュー家】


▼アンジュー公ルイ(41歳)

マリーとルネの父。マリーとの婚約を名目に、主人公を修道院から引き取った。

大諸侯のひとりだが気さくな性格。子供たちの養育と領地経営に専念している。

1377年10月5日生まれ。


▼ヨランド・ダラゴン(34歳)

アンジュー公の妃。アラゴン王国の王女。マリーとルネの母。

マリーとの婚約を名目に、主人公を修道院から引き取った。

慈愛と聡明さを兼ね備えた美しい貴婦人。王太子になった主人公を心配している。

1384年8月11日生まれ。


▼マリー・ダンジュー(14歳)

アンジュー公とヨランドの長女。主人公の婚約者。

1404年10月14日生まれ。


▼ルネ・ダンジュー(9歳)

マリーの弟。騎士道物語が好き。ちょっと寒がり。

1409年1月16日生まれ。


▼シャルル・ダンジュー(4歳)

マリーとルネの弟。愛称はシャルロット。

1414年10月14日生まれ。




【イングランド王国、ランカスター王家】


▼ヘンリー五世(31歳)

イングランド王国ランカスター王朝、第二代国王。

休戦協定を破り、フランス王位を要求して宣戦を布告。百年戦争を再開した元凶。アジャンクールの戦いで大勝利を治める。主人公の姉、カトリーヌ王女を妃にしたいと望む。

1387年9月16日生まれ。


▼ベッドフォード公ジョン・オブ・ランカスター(29歳)

ヘンリー五世の弟。兄に忠誠を誓っている。

1389年6月20日生まれ。




【神聖ローマ帝国・その他】


▼皇帝ジギスムント(50歳)

神聖ローマ帝国の皇帝。人がいいが抜け目がなく、気まぐれで油断できない人物。

ブルゴーニュ公とは昔なじみの戦友。十字軍の英雄になることを夢見ている。

1368年2月15日生まれ。




【故人】


▼王弟オルレアン公(享年35歳)

狂人王の弟。主人公の叔父。ジャンの父。

ジャンが5歳の誕生日の当日、王妃の愛人ブルゴーニュ公に暗殺される。

1372年3月13日生まれ。1407年11月23日没。


▼王太子ルイ・ド・ギュイエンヌ公(享年18歳)

主人公の兄。父王に統治能力がないため、国王代理を務める。

義父ブルゴーニュ公の謀略を暴き、宮廷から追放した。称号はギュイエンヌ公。

1397年1月22日生まれ。1415年12月18日没。


▼イザベル王女(享年19歳)

主人公の姉。第一王女。

百年戦争休戦の証しとして、7歳でイングランド王リチャード二世の妃になる。

クーデターでリチャードが餓死するとフランスへ帰され、従兄弟シャルル・ドルレアンと再婚するが、ひとり娘を出産した直後に亡くなる。

1389年11月9日生まれ。1409年9月13日没。

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