【謝辞】あらすじを読んだかどうかで評価が変わるらしい
この小説を書き始めて半年後、ある方にアドバイスをいただいて感銘を受け、本編の前に「あらすじ」部分を追加しました。SNSから一部を引用、紹介させていただきます。
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「筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクション」を前提にすると、非常に腑に落ちる構成ですね。すべてが「あ~~」と納得。
この構成はチャレンジだと思いますが、だからこそ目立つと思います。
願わくば、読者と編集者が「あらすじ」を見逃さないことを願います(笑)
構成の妙が光る作品です。この構成でシリーズ化も狙えるかもしれません。
僕はこの作品に、歴史小説の新たな形式を感じました。
(※以前は謝辞と敬意をこめて名前を表記してましたが、ご迷惑をかける可能性があるかもと思い至り、現在は控えています)
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【あらすじ】
火刑の乙女ジャンヌはのちに聖人となり、目立たない王シャルルは歴史の闇に埋もれた。
悲劇の乙女の物語は、時代と国を越えていまや世界中で誰もが知っている英雄譚となった——
15世紀フランス、百年戦争。
狂人王と淫乱王妃の間に生まれた10番目の子が王位を継ぐとは誰も予想しなかっただろう。
不遇な生い立ちの王子は14歳で王太子となり、滅亡寸前の王国を背負って死と血にまみれた運命をたどる。
一般的には「恩人ジャンヌ・ダルクを見捨てた非情な王」と嫌われ、歴史家は「建国以来、戦乱の絶えなかった王国にはじめて平和と正義と秩序をもたらした名君」と評価しているが、この物語のナレーターは読者に何をもたらすだろうか。
メジャーな史実+マイナーな人物を主役に据えた大河ドラマ風ノベル。
歴史に残された記述と、筆者が受け継いだ記憶をもとに脚色したフィクションです。