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本質

作者:

私は壊れた景色

いつもどこかが歪んでいる

言葉では説明できないけれど

ただそこにあるだけで

何かが少しずつ崩れてゆく


私は景色であるがゆえに

確かな身体を持たず

自分を見ることもできない

ただ私を映すその瞳の中に

いつも困惑の徴を見る


欠けているわけではない

ただ私の存在ぶん余計に

調和は平衡を失う


動物が生まれながらに

立つことを覚え

食べることを覚え

鳴くことを覚えているのなら

そしてそれが彼等の本質を

形作っているのなら


私の本質はたぶん

いつもあるその場の

取るに足らない小さな

過剰なのだと思う

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― 新着の感想 ―
[良い点] 好きなテーマです。 [気になる点] 詩というより随筆か、もしくは小論にしたほうが合います。 [一言] 人間的であることと動物的であることの両方を兼ね備えた人間の特性を、さまざなな方が歴史上…
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