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掌編小説集3 (101話~150話)

確認作業

作者: 蹴沢缶九郎

家を出る前にもう一度忘れ物がないかを確認する。


「財布入れた。携帯入れた。ハンカチ入れた。よし。」


それらを鞄に入れた事を確認した私は、最後にテレビで天気予報を確認する。出先の天気は曇りマークが表示されていたので雨具を用意して鞄に詰め込む。


玄関の戸締まりをして家を出るが、火の元が心配になり家に戻って確認をする。自分の杞憂(きゆう)だった事がわかり、戸締まりをして出掛けるが、今度はテレビの電源を切ったかが心配になり、再び家に戻って確認をする。それも自分の杞憂で、家を出てしばらく行ったところで、戸締まりしたかが心配になり、またまた家に戻って戸締まりを確認をする。


そのような事を三、四回繰り返してやっと安心して出掛ける事が出来た。


しかし駅に着く直前、私は警察に捕まった。


服を着るのを忘れていたのだ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 1つ 登場人物が良い  主人公は何回も戸締りを確認したりする性格なのに、服を着るのを忘れていたというドジさをネタにしていて面白いと思いました。 2つ 表現が良い  最後の方に警察に捕まっ…
2017/05/07 14:57 退会済み
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