今と未来
姉の鬱を治せるよう努力しようと決めて次の日…いつものように起床すると同時に母親の怒声が聞こえてきた。
黙って聞いてみたらどうやら朝のご飯を炊き忘れたみたいで子供たちの弁当が作れないとの事…いつもだったら僕は[またか…]と呆れていたが、今回は母親が姉を説教してる間に米を研いで設定ボタンを押し[急速白炊き]に合わせて炊飯器を稼働させ炊き上がる30分いないで昨晩から置いてあるお皿を洗い布巾で水気をとって棚に全てしまいこむ。
ある程度片付けが終了して米が炊き上がり母親にご飯が炊けたと報告したら余計なことするなって怒られた…姉が鬱になるのも無理はないなと心から感じた一瞬だった。
その日は学校で終業式があり…体育の補習もあり家に帰ってきたの夕方の五時半頃だった…
「ただいま…」
誰もいないけど…言わないよりはまし。
いなくても帰りを知らせるのはもう日課になってるからいいとして…台所を覗けば朝使った食器が無惨に桶に放り込まれ洗った食器も片付いと言う見るに耐えない無惨な光景が広がっていた。
僕はまず洗ってある皿を棚にしまい桶に放り込まれている皿を洗い同じく布巾で水気をとって棚にしまいご飯をこしらえて予約をいれる。そのあと汗をかいたからお風呂に入ろうと脱衣場で服を脱ぎ浴槽のふたを開ければ浴槽自体が洗われてないことに驚くも…仕方がないの一言で自己解決すればお湯を抜き中をしっかり洗う。
お湯はりボタンを押しお湯が出たことを確認してふたを閉めれば体を洗いそのまま脱衣場に来る。それと同時に姉が弟たちを連れて帰宅してきた。
姉が台所に行き全て片付いてることに驚いてたから僕は「祖母がやったよ」と伝えとく。
なぜ自分がやったと言わないのかと聞かれても答えは出せないだろう…仮にでたとしても「なんかやだ」などと曖昧な回答をするだけである。
そんなことを続けはや一週間たち…姉は少しずつ睡眠をとれるようになり、食欲も取り戻してきた。
「もう…大丈夫だよね…」
だんだん良くなっていく姉を見て思わず呟いてしまう自分…今後は姉をしっかりサポートしていくつもりだし…家族だもの。
お互いを助けるのは当たり前でしょ?
-完-
なんか早すぎる展開で完結してしまいました…
「さすがド初心者!!」
えっと…次回作は未定ゆえいつ投稿するかわかりません!
ひとつの案としてはリアともとリレー小説でも書こうかとおもっております…はい。
まぁ。こんな感じでお見苦しいところが多数ありますが…暖かい目で見守ってください…
ご朗読ありがとうございました