姉の文章
あれから数日…たまたまその日は学校がなく自宅でゴロゴロしていて姉はというとその日はバイトでいなかった…すなわち、今家にいるのは僕一人だけだ…
「………暇だなぁ…」
友人は少しいるけど皆予定が入っていて忙しいらしい
暑いし…退屈だし…やることもない…あれほど溜め込んでた課題は一日で片付けてしまったが…夏休みの課題はやる気がさっぱり起こらない。
ふと…姉が書いた文章を思い出す…
[買い物へ行くって言ったけど本当は病院に行った…]
その文章が頭から離れない。
あの文章は冗談半分のなのか…本当の事なのか…
そんなことを考えるうちに姉がバイトから帰ってきた。
「ただいまー」
いつもと変わらない元気な声…女の子なのに男の子のような性格…そんな姉が病気になってるなんて考えられない、いや…考えたくない。
「どうしたの?そんな難しそうな顔をして…」
いつの間にか僕の前までやってきた姉が顔を覗き込んでくる
「なんでもない…ちょっと学校の事で考え事してた」本人の前で「姉の文章読んだよ」なんて言えるはずがない…だから適当にあしらって自室へ戻る…
しかし数分後には姉が自室へやってくる。
姉が自室へやってくる理由はひとつしかない…それは
「聞いてよ!!今日のバイトでさぁ………」
そう…姉が自室へやってくる理由はバイトの事についての愚痴をこぼしにやってくるのだ。
ほぼ毎日聞かされるが…もう慣れた…
「姉上…それは何度も聞いたよ…他に話す話題はないわけ?」
と…思わず言ってしまいそのまま黙ってしまう姉…。
僕はどうしたのかと首をかしげたが姉から放たれた一言…
「私ね…もしかしたら鬱かも…」
姉が…鬱病?
いやいや…さすがに冗談だろ?
そう願いつつ「またまたぁ…冗談でしょ?」なんてとぼけたように聞き返したが
「ううん…この前病院に行ってきたから」
って言い返された。
もうそこから先は覚えてない…自分がどうなったとか…何をいったのか…なにも覚えてない…いつの間にか眠ってしまったのか…ふと目を覚ますとそとは真っ暗…携帯を開いて時計を見ると21時を回っていた。
「もう…そんな時間か…」
一人呟いて起きては台所に言って夕食をとる…夕食を食べながら姉から放たれた一言を追い出し…胸が痛くなる…今まで愚痴はこぼすけど、弱音を吐かなかった姉…そんな姉が今日あんなことを言った…前から気付いていればなんとかなったのに…
とか一人で呟いても意味がない…今後はどうするかと考え初める。
僕自信の力で姉の鬱を治せるよう努力しなければ…少しでも負担を軽減させなければ取り返しのつかないことになる気がしたからだ。
明日っから…自分が出きることをしていこうと心に誓った…
そんなこんなで二作品目(と言うよりかは続編)が投稿となりました…最終的な内容はまだ決まってないためいつ終わるのか…どう完結するかは未だに不明と言う小説にとって許されない状況下にあります…今後製作していくなかで考えていくつもりなので…今後ともよろしくお願いします