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忘れもの  作者: lycoris
1/3

忘れ物 前

はじめましてよろしくお願いします。

よかったら読んでって下さい。



自分はたまにだが日記を付けている。

自分の記憶に精密に事細かく残していたい、残さなければならないことなど、老後や物思いに老けたい時用に書くようにしていた。

たまにめんどくさくなって投げ出すのが。

そのせいか、日記の所々抜けている部分がある。

けれど、何も書いていない日でも、その前日や後日に詳しく日記が書かれていれば、ぼんやりだが、思い出せない事もない。

その中に一日だけ、忘れてはいけない日があった筈なのだが、どうしても思い出せない日があった。

その日の前日まで有った何か

その日の後日から無くなった何か

小さな変化だが、自分の中では大きい変化だった筈なのに、何も覚えてない・書かれてない。

だけど、日記は付けても、読み返す事なんてそうそうないし、大人になった今は仕事の記録などの見返し程度に見るくらいだった。

最近は仕事が忙しいのに天候も悪く、テンションが下がっていく一方だった。

そこで、思い出に浸ることにしたら、その「空白」の日を見つけた。

年なのかもな、なんて独り言を言って、ベットにダイブして、瞳を閉じた。


今日は大雨のようだ。

朝から物凄い量の雨が降っている。

遅くまでの仕事が終わった今でも、変わらず、いや、更に酷くなっているかも。

雷まで鳴り出した。

今日は運悪く携帯を家に置いてきてしまったので、公衆電話でタクシーを呼ぶことにした。

が、一向に雨は上がらず、土砂降りの中、公衆電話に駆け込み、急いで受話器を取った。

小銭を挿入し、番号のボタンを押していく。

周りでは、雨が降り、雷の音も少し近くに落ちたのか、うるさいくらいなっている。

プルルル…プルルル…

刹那、見に周りが光に包まれた。

その後、物凄い轟音が響いた。



次の日の朝のニュースで、電話BOXに雷が避雷とのニュースが流れたそうだ。




が、それは"次の日"の話だ。

光に包まれた後に目にしたのは、またも眩しい光だった。

だが、包まれた光とは違う。

暖かく、懐かしさすら感じる。

周りを見渡すと晴れ渡っていて、まるでお昼時のような明るさだった。

どうなったんだ?

自分だけは変わらず電話BOXの中にいた。

周りの景色は変わっていた。

もしかすると、時間も変わっているのかもしれない。

訳が分からず、情報の処理に焦っていた自分の頬に小さな雫がしたった。



処女作なのですが、続きます。

よければ続きも読んで頂けるとありがたいです。

テンプレで読むずらかったり、分かりずらかったり、誤字脱字がありましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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