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white snow  作者:
you were laughing up your sleeve at me.
57/60

a fragment part3

更新遅くなりまして申し訳ございません!!

遅くなった理由は色々あるのですが、長くなりそうなので後書きに書かせていただきます。

「そんなのどうでもいい」と思う方はスルーしてくださいww


 「よっ、待たせたな」

 虎縞の猫―――チャコ―――はにやりと笑ってクリスの肩に降り立った。チャコは見慣れない場所に興味を示したのか、辺りをきょろきょろ見渡す。

 「遅い!!」

 クリスはチャコを掴んで地面に降ろした。

 「もうっ、どうして早く来てくれなかったのさ」

 「ヒヒッ。まあ、色々あってな」

 チャコはふくれっ面をしているクリスを見やる。この少年は普段大人ぶっているが、案外子供じみたところもあるということをチャコは長年の付き合いから知っていた。もちろん、それを本人に言うことはない。冷水のように冷え切った笑みが毒舌とセットになって返ってくるだけだからだ。

 「なあ、クリス」

 「ん? どうしたの?」

 「オマエが昔からよく話してた『メグリヤ』ってヤツ、オマエの仲間にいるのか?」

 すると、クリスは何とも言えない複雑な表情をした。

 「んー……いるって言えばいるけど、いないっていうのが本当のところかな」

 「何だそりゃ。言葉おかしくなってるぞ」

 チャコが笑う。睨みつけてやると、チャコは笑うのを止めた。

 「上手く当てはまる言葉が見つからないんだよ。メグリヤは―――メグリヤであるはずの人は―――僕らのことを覚えていないんだ」

 「オマエはそれでいいと思っているのか?」

 「思うも何も……。彼女が記憶の継承を拒んだのなら、それは仕方のないことだよ。僕があれこれ言うことじゃない」

 「オマエも色々大変そうだなぁ」

 「何だよ、いきなり。チャコはいつも暇なんだろう? 気楽でいいよね、君は」

 ―――そうでもないさ。

 「話したいことはそれだけか? じゃ、またな。気が向いたらまた呼ばれてやる」

 「出てくるのは遅いくせに、帰るのは早いんだから。今度はちゃんとタイミング良く来てよね」

 「気が向いたらな~」

 そうしてチャコは魔法陣の中に戻っていく―――。

 「………『気楽』、か」

 元いた場所に戻ってきたヒバリは、先程クリスに言われたことを反復した。思わず苦笑を洩らす。

 「あははっ、やっぱそう見えるのか~」

 自分が『メグリヤ』という人だったこと。それを知った時、彼は即座に否定した。もちろん今でも信じていない。

 だが、『信じていない』を『信じられない』に変更しなければならないかもしれないと彼は思った。双子の妹であるはずのミーナですら、自身をレイチェルだと名乗るのだから。フローラという魔女に出会ってから、ヒバリの周りは明らかに変わってしまった。何が、と言われると答えられないのだが、とにかく何かが変わってしまった。

 「あの人が『メグリヤ』、だったのかな……?」

 突如ヒバリの前に立ちはだかった見知らぬ女。心なしか、泣いていたようにも見えた。そう言えば、彼女は何か他にも言っていたような……。

 「何だったっけ……?」

 ヒバリは必死に記憶を探る。





 




 これは夢だ。

 醒めることのない、忌々しさだけが取り残された胸くそ悪い夢。

 『じゃあな、ゼロ』

 鉛色の重たい雲が空を支配している。

 鼻につくような鉄の臭い。

 笑顔。

 この局面でなぜ笑っていられるのか、ゼロには分からなかった。

 『さよならはナシだぜ』

 遠い過去に刻まれた一人の姿。

 『    』

 彼に何と言ったのか覚えていない。思い出さなければならない大切な何かだったはずなのに。





 「記憶を取り戻したいか?」





 ゼロははっとして振り返った。

 「あんたは……!」

更新が遅くなった理由その1…中々話が思い浮かばなかったのです(-_-;)

その2…テスト週間。

その3…実は左手を骨折してしまいまして、キーボードが打てませんでした。。。


これから先も暫く忙しいので、中々更新ができなくなると思います。一カ月に一度は更新したいと思っておりますが(^^ゞ

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