battle1
最近ヒバリの出番が少ないことに今更ながら気付きました。
すばる(ゼロ)とミーナ(レイチェル)の関係が複雑になってきて、何だかカオスなことに……。
「鈴っ、ターゲットの一人がそっちに向かった!」
「いちいち言わなくても分かってるよクリス! ―――っと、逃がしはしないぜ?!」
鈴は銃口を男に向けて引き金を引いた。硝煙と共に男が倒れる。
それを物陰で見ている罪人が一人。
「へへっ……! あいつら、俺の存在を忘れてやがるな。この隙に逃げて―――」
「生憎だが、それは無理なようだな」
やや低めだが、中性的と言えばそうだとも言える声が罪人の耳に入ってきた。システム・ウェポンを愛用しているその青年は、冷めた目をこちらに向けていた。
「ヒッ……!!」
光が銃口から迸り、罪人の肩を掠める。罪人は一瞬悲鳴を上げ、その場に崩れ落ちた。
「すばる兄さんっ、今のは何?! どうしてこの人は倒れたの? ……いいえ、そう言うべきではないわね。そうじゃなくって、どうして弾薬ではなく光が出てきたの?」
事の成り行きを見守っていたミーナは不思議に思ってすばるに訊いた。
「これはただの銃じゃない」
魔法弾が発射できるよう独自に改良したのだ。普通の弾薬と違い、金がかからずに済む。そしてこの武器の最大の魅力は、魔力切れになっても他の能力者に銃を渡せば再び使えるようになるところだ。
「奴に調べてもらったところ、俺は雷属性能力者だった。弾丸の代わりに魔法弾を撃っただけだが、雷属性だったために光が出ただけにしか見えなかったようだな」
「つまり、あの人は電流で気絶してしまったということ?」
「ああ。―――炎属性のお前が使ったら、火炎放射器みたいな感じになるんじゃないか?」
「そうね。……すばる兄さん」
「何だ?」
「……ううん、やっぱ何でもない」
「? そうか」
―――さすが双子だな。話の切り出し方や言葉の濁し方がそっくりだ。
「………『ゼロ』」
ミーナはすばるを呼んだ。すばるは表情を硬くした。
「俺はもう『ゼロ』じゃない」
「だけど」
「あんたは過去に囚われ過ぎているんだ。終わったことを考えていたところで何も変わりはしない」
その時、ヒバリとサクラが合流してきた。二人はそれぞれ得物を手にしていた。
「こっちはノルマクリアだぜ!」
今より数時間前の話―――。
「……ふむ。どうやら神の国に行くためにはLEC本部にある『封印の書』を手に入れなければならぬらしいのぅ」
『真実』を覗きこんだフローラは唸るように言った。
「『封印の書』?」
「トップ3のメンバー以外は貸出禁止だと言われている書物のことだ。僕もフローラも実物を見たことがない」
「つまり、『封印の書』を手に入れるためにはトップ3に入らなければならないということね?」
すると鈴は不満げな顔をした。
「そんなまどろっこしいことをしなくてもさぁ、盗めばいいじゃん?」
何とも物騒な意見である。クリスはその提案を即座に却下した。
「リスクが高過ぎるよ。ただ閲覧するだけで済むのなら、わざわざ事を荒げるような真似をする必要はない」
それなら、とヒバリが言葉を拾った。
「俺たちもLECのメンバーになればいい。そうすりゃ誰か一人くらいはトップ3に入れるだろうし、その神様とやらに戦う時に備えて、の修行にもなる。良い方法だと思わないか?」
戦闘シーンを書くのが大好きです。思いっきし駄文ですが(笑)
サクラ(レイ)の記憶を取り戻す方向で書いていこうかな~と予定しております。




